ファイアーエムブレム 新・紋章の謎 ~光と影の英雄~
2010年7月15日にニンテンドーDSで発売された「紋章の謎」の第2部・
英雄戦争編のリメイク版。
2008年8月7日に発売された前作・新暗黒竜及びオリジナルの紋章をストーリー面で補完する意味合いが強いリメイクとなっている。
その最たるものに「光の英雄」
マルスに対する「影の英雄」としてプレイヤーが外観や職業を自由にエディット可能な
マイユニットの登場が挙げられる。
オリジナルのような2部構成ではないため前作・新暗黒竜をプレイしていないプレイヤーを対象に、折に触れて前作の回想や解説が加えられる他「ガイド」機能でいつでも用語解説や人物相関図を参照可能になっている。
前作に登場した人物はオリジナルで削除ないし第2部には登場しなかった人物を含めて全員が登場し、
サジマジバーツに至っては
トライアングルアタックを習得。
また、新暗黒竜で復活した
シューターはオリジナルと同様に敵専用の固定式砲台となっているため
ジェイクはウォーリア、ベックは
ホースメンにそれぞれ転職して登場している。
前作の追加キャラクターは
外伝マップの出現条件が理不尽であると批判を浴びたが、本作では特に条件を満たさずとも前作の追加キャラクターが次々と参戦する。
アテナ・
ノルン・
エッツェル・
ホルス・
ユミル・
ナギの6人は本作で初めて見たと言うプレイヤーも多いと思われる。
この内、ナギを除く5人はストーリー展開に拘わらず「
暗黒戦争を共に戦った仲間」とされているが、ナギだけは22章冒頭での加入時に前作の24章外伝は無かったものとして扱われ、マルスとはこの時が「初対面」とされている。
また、前作の序章に登場した
フレイは6章の途中でノルンと共に加入する。
前作では廃止されていた
支援会話は蒼炎・暁と同様に出撃画面で支援を組む方式により復活。
前の章で出撃したユニット同士が支援の付く関係であれば、回数などの制約を受けずに3段階(終盤に加入する一部のユニットは1段階のみ)の支援会話が発生する。
ストーリーでは、オリジナルで
ガトーが
アカネイア建国に関する衝撃の事実を明かした部分がぼかされているのを始めとして、部分的に改変ないし不明瞭な扱いとなった設定がある。
この他、第1章の
ロレンスや
グラ兵を使った経験値稼ぎなど「無益な殺生」に対するペナルティが何点か追加されている。
また、オリジナルとの最大の変更点は
ミシェイルの扱いである。
システム上の新要素としては、HPが0になったユニットが死亡せず次の章で復活する
カジュアルモードと従来通り(
オームの杖を使う場合を除いて)復活の無い
クラシックモードが選択可能になった。
また、
闘技場と同様のシステムで出撃前に経験値を稼げる「訓練場」の登場、シリーズ最狂難易度とも評される
ルナティック・ルナティック’の追加などが挙げられる。
基本的なゲームシステムは新暗黒竜のものを踏襲しており、オリジナルとの相違点としてはアイテムの保有が「武器・道具それぞれ4個ずつ」から「武器・道具合わせて5個」となっている。
ほかに
ソシアルナイト・パラディン・
ペガサスナイト・
ファルコンナイト・
ドラゴンナイトが屋内戦でも馬や竜を降りなくても良くなった(
兵種変更で剣士に転職させることで同様の効果が得られる)ことなどが挙げられる。
エキストラモードは前作・新暗黒竜以上に充実している。
プロローグクリア後に追加される「新・アカネイア戦記」は、1997年にサテラビューのサウンドリンクゲームとして配信された作品のリメイク版。プレイヤー数が少なく幻の作品となっていたことから、収録は意義深い。
また、Wi-Fi通信のダウンロードコンテンツでは特殊アイテム3種(
育成のしずく・
絆のしずく・
七色の薬)と3本の追加シナリオ(「風と雷」「暗殺者」「剣に定められた者は剣に」)が配信されている。
章タイトル
2章
マケドニアの反乱
3章 連れ去られた王女
3章外伝 暗躍する影たち
4章 喜びと悲しみと
5章
グルニア解放
6章 悪の巣
6章外伝 傭兵部隊
7章 紅の剣士
8章 ソウルフル・ブリッジ
9章 魔道の聖域
10章
魔道士二人
10章外伝 仮面は笑う
11章
アンリの道
12章 火竜の墓場
13章 氷の大地
13章外伝 白い闇の中
14章 明かされた謎
15章 王子の帰還
16章 王都奪回
16章外伝 再会
17章 グラの落日
18章 峠の戦い
19章 最後の決戦
20章 暗黒皇帝
20章外伝 深き淵の底
21章 飛竜の谷
22章 竜の祭壇
23章 魔王再び
終章 光と影
外伝
第1話 パレス陥落
第2話 赤い竜騎士
第3話 正義の盗賊団
第4話 始まりのとき
風と雷
暗殺者
剣に定められた者は剣に
最終更新:2025年02月07日 22:59