オイルポンプ不良

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11 月24日(曇り)

今日はYamameさんの家でエンジンの載せ替えをやりました。
朝9時から始めるというので5時半に家を出ました。
途中、見事に¥コしました。
ジッホルーさんごめんなさい。真っ先にフルトラを疑ってしまいました。
原因はなんとミツバ製の燃料ポンプでした。
なんかしらんけど、ストール後しばらくするとエンジンは掛かります。
だけどキーをオフにしてもエンジンが止まりません。
何とも不思議な現象です。
ちなみに カチカチという奴の働く頼もしい音はまるでしません。
とりあえずドライバーの柄でカツンとひっぱたいたら動き出しました。
キット朝早かったから眠かったんですね~


某掲示板より一部抜粋

その後は何事もなく普通に動いていますが
ちょっと精神衛生上よろしくないのでOHしてみました。

前に一度、三菱製の電磁ポンプを修理した時にはダイヤフラム部分のスプリングが引っかかっていたのですが、今度はおそらく接点の不良か何かだと予想していました。

が!
電磁ポンプを外してじっくり見てみるとなにやら上の部分がカシメられています。
ん~ これは分解不可能かな・・・
とりあえず 下のネジ止めの部分をバラしてみることにします。

準備する物

+ドライバー
ピカール(コンパウンド)
スナップリングプライヤー

底のネジを緩めるとガソリンタンク部分が外れます。
中にはガソリンが貯まっているので注意して外してください。
すると
こんな感じで分割できます。
フィルターが目詰まりしている場合はパーツクリーナーなどで掃除したり交換した方が良いかも知れません。
(ミツバでパーツは出ているのでしょうか?)

+ネジを外し、上部とポンプ部分を分割します。
すると、こうなります。
ここの銀色のシャフトがミツバ製電磁ポンプの肝のようです。
シャフトは滑りが良くなるようにメッキされています。
材質は鉄です。
もしかしたら錆止めのメッキかも。

今回の原因から追及してみます。
おそらくこれです。
指でこすった感じはガソリンのワニスのような物でした。
錆や摩耗ではないようです。
案の定、ピカールで磨いたらピカピカになりました。
流石ピカール。

何故これだけで動かなくなったかというと(推理ですけど)ワニスがシャフトの動きを妨げていたようです。
ミツバ製(このタイプに限る?)の電磁ポンプにはダイヤフラムという物が存在せず、ワンウェイバルブを2個組み合わせて ガソリンを供給しています。

バルブはポンプのグレーの部分に入っています。
で、下部はガソリンタンク。
では上部は何をしているのかというと(ホントに推理なのですが)電磁石になっているようです。
つまり、シャフトが入る穴の回りに銅線が巻いてあって、一番奥の方に磁石式のスイッチがあります。
シャフトが磁石に近づくと、磁石がシャフトにくっつきます。
くっつくとスイッチが入る仕組みになっていて、離れると磁石スイッチはバネで戻されスイッチが切れるようです。

スイッチが入るとシャフトが磁気を帯び、コイルに引きつけられ(穴の一番奥の磁石と反発?)シャフトのバネを縮めスイッチが切れるとバネの力でまた上に押し上げられ、再びスイッチが入る・・・
これの繰り返しのようです。
なんとも判りにくい説明ですね。

ん?ということは中にはやっぱり接点があるんだな?
もしかして、そっちがやられていたら・・・
ま、まぁ そっちはどうしようもないので今度止まったら素直にあきらめましょ。

そんな訳で 電気系統の点検は出来ませんでしたが、タンク、摺動部分の点検・清掃は行う事が出来ました。
この辺を定期的に行うだけで寿命や信頼性が長続きしそうです。

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