エンジン異常の初期診断

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問題の切り分け

エンジン(内燃機)が正常に動くには
3つの要素があります
  • 良い混合気
  • 良い圧縮
  • 良い火花(点火時期)
これらのどれか一つが欠けてもエンジンは良い仕事をしてくれません。
逆にこの3要素を満たせば本来エンジンはかかるはずなので、始動不能などの際にはこの3つのどれに問題があるか、問題の切り分けを行うことを習慣化することで多くのことに対応可能となります。

良い混合気

  • エアダクトホース
  • エアクリーナーなどの吸気系
  • キャブレター
  • 燃料ポンプ
  • 燃料ホース
などについてチェックします。

良い火花

  • プラグコード
  • プラグ
  • バッテリー
  • ディストリビューター
  • イグニッションコイル
とそれらを結んでいる配線についてチェックします。

良い圧縮

  • バルブ
  • タペット
  • ヘッドガスケット
  • ピストン
  • ピストンリング
これらについてチェックします

エンジン本体の仕事と言えば、良い圧縮を作ることだけです。(カムなどから点火時期を取ったり、負圧で混合気を吸い込んだりしてはいますが)

圧縮の仕組

ここでは良い圧縮を作るために何が必要かを書いていきたいと思います。

では、エンジンの動きを追っていきます。
(1)まず吸気バルブが開いてピストンが下がり始めます。
(2)吸気バルブが閉じてピストンが上がり、圧縮が始まります。
(3)上がりきる少し手前でプラグによって点火します。
(4)爆発(燃焼)の力で勢いよくピストンが下がります。
(5)排気バルブが開いてピストンが上がりながら燃えたガスを排出します。
(6)(1)に戻ります
これが4サイクルエンジンのおおまかな動きです
とは言っても 文章ではわかりにくいので
簡単な動画で見てみましょう

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