パンタグラフジャッキを積んでみよう

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パンタグラフジャッキを積んでみよう


純正を使わない(使えなかった)理由


元々トランクに積んである一本足のFIAT500の純正ジャッキ。
その動きを観察すると、ボディーに差し込むアーム部分は下向きに回転するし、ジャッキ本体のタッパがあるために安定性も今ひとつ。
さらにボディの方はその差込口に泥やホコリ、雨水がたまりやすい構造でどうしても錆びて朽ちやすい。
かくいう自分のも錆びで膨らんでいたりしてなんとも心許く、うっかりすると床が抜けそうな気もする。


しかも私の500に付いて来たジャッキは、どういうわけか差込口が太くて、ほとんど差し込めないばかりか、これまたどういうわけかハンドルが上に付いていて、半回転でボディに当たってしまうという、いくら時代が時代でもこれは無いだろう!という…
「ナニコレ!パチモン?」
状態の物だったのです。
いや、どう考えても論理的に真っ当に使えないのよね^^;;。
その後、本物(?)を見せてもらったのですが、当然ちゃんとボディに差し込めるし、ハンドルは横に付いてボディに干渉しない作りでした。
うん、私のはいったいなんだったのか…やっぱりインチキか?


パンタグラフジャッキを選ぶ


ということで、イベント展示用車両としての飾りならまだしも、実用としては「ダメじゃんコレ!」となり、パンタグラフジャッキを積むことにしたのでした。


さて、そんなこんなで、パンタグラフジャッキをホームセンターやカー用品店で物色するものの、売られているのは1.5tや2t用で大きく重く、どこで作られたのかも定かでない物も多かったんです。
車両を持ち上げるという重要かつ、危険な役目を担うからにはやはり安心できるブランドを選びたいと考えて検索しまくった結果、購入したパンタグラフジャッキはこちら。

"KTC PJ-06"
長さ:380mm
幅:90mm
能力:600kg
最高位:345mm
重量:1.8kg
という本当に最小限で、恐らく国内最小・最軽量の部類です。
見てのとおり、純正ジャッキよりも小さくて軽いのがミソ。


ただしこれは小さいだけあって揚程が少ないため、リアのサスペンションアームに咬ましてもたいして持ち上がりません。
目一杯でこの程度。
なのであくまで出先での応急処置用です。
(下に潜る場合はジャッキスタンドは両側に掛けましょう。)


パンタグラフジャッキを車載する。


注)500Fのシリーズ2以降、500L、500Rの例です。
ジャッキ置き場にジャッキを引っ掛ける”爪”が無い個体も見ます。
先ずはご自身の車両にてご確認を。
今まで見た感じだと、500Fのシリーズ1(ヒューズボックスが平置きの500F)では”爪”が付いていないっぽいので、何かしらの工夫をしてください。


01

用意する物
厚みが5mm程度の家具用の敷きゴムやウレタンスポンジなどのクッション。
ビニールテープ。


02

車載準備

純正ジャッキ置き場のキャビン側にある”爪”に、ビニールテープやウレタンクッションを巻くか貼るかします。
これは走行中のジャッキのガタつきによる異音や、ボディに傷が付くのを予防するためです。


続いて、タイヤハウスの補強プレスの辺りにクッションを貼り付けます。
見辛いけど矢印の先の透明なポッチね。
私は、3Mの『しっかりつく クッションゴム 11.2x5.1mm 丸型 16粒 CS-03』というのを貼りました。
とまぁ、準備はたったこれだけ^^。


03

パンタグラフジャッキを取り付ける。

パンタグラフジャッキのここの隙間を
先ほどの”爪”に差し込んだら…


あとは純正ジャッキ固定用のゴムバンドで固定するだけ。
まるであつらえたみたいでしょww。
"KTC PJ-06"だとこのように、ゴムバンドがハンドルを差し込む輪っかにいい具合に引っ掛かるんです。
で、ここがとっても絶妙なんだけど、オレンジ矢印の様にパンタグラフジャッキのベースのくびれ部分が、アブソーバーのボルトもまんまと避ける位置になるんです。


因みに、"KTC PJ-06"じゃなくてもジャッキのベース部分がくびれていれば同様に収まる物もありました。
それは1トン用ぽかったですが、大きい分ジャッキが長くなるため、ゴムバンドをジャッキ本体に引っ掛ける事になって結構キツかったので、その際はゴムバンドを自作するなど、工夫が必要かも知れません。
あとは自己責任で^^。

(written by MEX)

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