ミッションマウントサポートの交換

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必要な工具

13mm、17mmのソケットレンチ、
同上、レンチ(コンビネーションレンチなど)
ジャッキ
ウマ(リジットラック)

作業手順

01

ひどく劣化しています。ビビリがある、シフトチェンジしづらいなどの症状があったらチェックしましょう。

車体側面のジャッキポイントなどでジャッキアップしてウマをかいます。
両サイドとも上げてウマをかいましょう。
片方だけだと作業がしづらいだけでなく車体が傾いていて、
サポートが正しく取り付けられないなどの原因になります。

02

両サイド共ウマをかったらジャッキはミッションの下に移動して
ミッションの先端を支えます。

03

最後部のエンジンマウントが違うため、Rにはミッション+エンジンブロックのねじれを緩和する
スタビライザーがあります。
FやLのエンジンマウントは軸回転を抑え込む形のエンジンマウントですが、その分、
リアメンバーにエンジンの軸回転力が伝わりやすい構造になり、リアメンバーを傷める現象が
起きやすいため、Rからは簡素なエンジンマウントで力はバネに逃しつつ、ねじれを車体下部の
スタビライザーで抑えようとしているのではないか、と思います(個人の考察です)
このスタビライザーを最初に外します(13mmレンチ+17mmレンチ)

04

ミッションサポートのフレームを留めている両側ボルト(17mmレンチ)
ミッションサポートとフレームを留めているナット(13mmレンチ)
ミッションとサポートを留めているナット(13mmレンチ)
計6箇所のネジを全部外せばサポート周りが分離できます

05

新たなサポートを逆手順で取り付ければ完成です。
が、リプロの部品は曲げ角度が違うというか、曲げる位置が適正ではないものが多く出回っていて、そのまま取り付けるとミッション本体にパーツが当たることがあります。その場合はミッションとパーツの間にシムをかう事になるのですが、スタッドボルトの長さが短いこともあってシムのための十分な厚みを確保できない事が往々にしてあります。
その場合、良い形状のパーツを探す、悪い形状のパーツをなんとか補正(かなり大変)して使う、などしなくてはなりません。大阪の「オートマイスター」さんで相談すると良い形状のパーツを分けていただけるという事も聞いたことがあります。

なんとかシムを挟み込んで取り付けることが出来ました。

06

さて、前項のようにここのパーツ探しは難関でしたので、今回はオランダで発売されている一体型ミッションサポートが良さそうで、取り寄せて試用してみる事にしてみました。
部材の厚みも十分で、期待できそうです

07

手順は同じく、ゆるく仮止めしたあとに全体を締め付けてゆくのですが
新部品のゴム厚があり、
元のネジはねじ部長さが25mmと短めなので
届かないです。仕方がないので新たにM8細目、ピッチ1.25、長さ40mm、ネジ頭17mm、強度10.9を購入して取り付けました

08

各所クリアランスも取れましたし、良い感じに取り付けられました。ゴム部材が少し柔らかいのではないか?という意見もありましたが、締め付けて取り付けるために適度な弾力になっているように思いました。

09

1000km程度走りましたが、とても良い感じ。おすすめできる部品だと思います。

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