マスターシリンダー編

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準備する物

10、13ミリのレンチ
ブレーキフルード 
オーバーホール時
新品のシールキット
スナップリングプライヤー
交換時=マスターシリンダー

作業手順

1、
車体の下から覗くと画像のような物が見えます
これがマスターシリンダーです
の取り付けボルト(13ミリ)を緩める前に繋がっている物をすべて外します。
黄色が 左フロントのブレーキパイプ。
赤は1本が右のフロント。
もう1本はリアのブレーキパイプ。
水色はリザーブタンクからのホース。
紫は圧力スイッチの端子です。
ブレーキパイプを外す時フルードがこぼれますので、塗装面につかないように気をつけましょう。
リザーブタンクからのフルードは新品同様でしたら再使用できますが、色が変わっていたり、いつ入れたかわからない時は迷わず交換しましょう。

2、
緑のボルトを外しマスターシリンダーを車体から外します

3、
交換するだけの場合は8番に飛んでください。
オーバーホールの場合はまず、ふたを取ります。
このゴムのふたです

4、
ふたを外すとスナップリングがあります。
これを外します

5、
すると、この様に分解できます。

各部品を水洗いします。
石鹸でごしごし洗ってもかまいません。
その後、水分を綺麗にふき取ります。
しっかり乾燥させましょう。

6、
新しいシールに交換します。
交換サイクルはマニュアルには6万キロと書いてありますが、車検ごとにやっておくと 安心です。

7、
ゴム部分にシリコングリス又はラバーグリス、無ければブレーキフルードを薄く塗り、マスターシリンダーを組み立てます。
その際、スナップリングに裏表があるので気をつけましょう。
指で触ってみて 角があるほうを外側に向けます。
こうする事で、外れる危険性が減ります。

この手のリングは プレスで作る場合が多いので、打ち抜く時の跡が残ります。
それが、この丸みです。
上の図でもわかるように、左からの力には強いが右からは弱い、ということです。
これは、ワッシャーなどでも同様です。
8、
組みあがったら 車体に取り付けます。
この時少々コツが必要です。
まず、落ちない程度にマスターシリンダーを取り付けます。
そして、車内側のブレーキペダルについているプッシュロッドを、マスターシリンダーの穴のところにあてがって、それがずれないようにマスターシリンダーのネジを締めていきます。

9、
各ホース、パイプ、端子を取り付けます。
金属のパイプの締め付けトルクは、1~1.2kgm程度です。
各部、緩みが無いことを確認して、リザーブタンクにフルードを入れます。

10、
エアを抜いていきます。
マスターシリンダー内にフルードが入ってないとなかなかエアが抜けません。
そこで、こんな物を使うと 仕事がスムーズに進みます。
この後は こちらを参照ください。

使用したマスターシリンダーはカップが旧型の物です。
ホイールシリンダーと同じく新型の物が出ています。
交換することをお勧めします。

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