戦闘機サテルカーラ Fighter Satelkara | |||
基本情報 | |||
種別 | 多用途戦闘機 | ||
設計 | オリエントファイター社 参画企業: 【パンノニア】 ・カルタグスチルアヴィア ・ネーゼンブルク生体科学 ・ギュリ電算通信 【諸島連合】 ・ラムピリカ重工 ・ウツシカワ電子 【フォウ】 ・ラヴィン工廠 ・フォルベシュチャベルチ流体研究所 |
所属 | 統一パンノニア王国 ワリウネクル諸島連合 フォウ王国 マン王国 アーキル連邦(試験用) |
製造 | 地上型 592機 ・パンノニア空軍 348機 ・諸島連合空軍 96機 ・フォウ空軍 128機 ・マン王国防空軍 12機 ・アーキル連邦空技局 8機 艦載型 38機(すべてパンノニア) |
世代 | 第三紀後期 |
性能諸元 | |||
機関 | ドブルジャ融血型統合浮遊嚢器 2器 レレルP-5F2クラスターターボファンエンヂン 1基 心臓加圧・エンヂン始動用APU 1基 |
機関最大出力 | |
最高速度 | 885km/h | 航続距離 | ●●gaias |
固定武装 | 28mull双銃身機銃 1基 | 外部兵装 | ハードポイント 12箇所 (翼下各4箇所、胴体4箇所) |
乗員 | 1名または2名 |
二次創作 | |||
作者名 | 六方晶ダイヤモンド |
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オリエント条約機構の主要三カ国が主力機をまとめて更新するべく共同開発された第5世代戦闘機。主にパンノニア側が過大な性能要求を行ったため、機動性、航続距離、搭載量、アビオニクスなどの各面で当時の最高水準に達しているが、当初案より1.6倍ほど高価な機体となり、当初の全面更新は果たせずハイローミックスでの運用が目指されることとなった。調達は680年代はじめから700年代半ばにかけて順次改修を進めつつ行われた。
機体制御上の最大の特徴の一つは弾性翼を採用していることで、生体器官による補助と合わせて繊細かつ大胆で効率的な機動を実現しているとされる。生体器官はマザルカ戦闘機のような(整備性に利点のある)モジュール式ではなく、完全に機体と一体化された方式が採用されているが、この理由としては、機体各所の生体系パーツとの接続を簡素化・軽量化することと、フォウや諸島では複雑な生体器官モジュール自体の維持・整備が不可能なためモジュール式による整備性の恩恵を受けられないことが考えられる。外見上は単発機であるが、実際の内部構造は小型のエンジンを5つ環状にならべたと言ったほうが近い。最終的なノズルは共有されており、全方向に23°推力偏向が可能である。
武装面では三カ国の兵器を中心に様々な吊るしものを搭載できるようになっており、対艦ミサイルやレーザー誘導爆弾などを従来世代の攻撃機以上に多く搭載的できるマルチロール性能もセールスポイントの一つである。増槽は武装用のハードポイントと共有で最大5つまで携行可能で、目覚め作戦の際には空中給油機の不足もありコンフォーマルタンクも開発された。
アビオニクスはサテルカーラの最大の強みであり、かつ最大の大型化そして価格高騰の要因である。機械系と生体系の二系統の戦闘用アビオニクス群は、従来のパンノニア機の多くに見られるように長所短所を相互に補完しあう(長距離用をレーダー、短距離用を生探といったような)為のものではなく、それぞれがフルスペックの完結したシステムとして搭載されており、南北どちらの技術系統の機体相手にも隙がないと主張している。これらのシステム群の操作はパイロットが煩雑にならないようコンピュータで統合処理された上で提供される。また、戦闘機としては能動神経波誘導ミサイル対策の充実した初の機体の一つで、コックピットの神経波減衰膜と仮想思考散乱装置によるジャミングが可能である。
機体の大きさから当時の主力空母であったツェストラヴァニ級航空母艦での運用が困難とされたため、初期型の開発時点では地上基地専用とされ、艦載型はよりコンパクトで相対的に安価なスーパーマザルカが選ばれた。しかしツァトラトヴァール級代艦となる新型空母1隻の竣工が目覚め作戦に間に合うとことが決まると、同じく目覚め作戦にかこつけた艦載型サテルカーラSKが開発され、評価目的にごく少数配備された上で対旧兵器戦に投入された。SK型は目覚め作戦後も生産が行われたものの、やはり空母上での運用には難があったか38機で調達を終えている。
![]() ▲諸島連合の洋上迷彩 ![]() ▲フォウ王国のロービジ塗装 |