松芭


1: 名前


霊幻 松芭(れいげん まつは)

2: 年齢


人間換算&外見年齢:27歳/実年齢:54歳

3: 性別


男性

4: 種族


魔族

5: 外見


金髪の長髪をアップにしている。髪と同じ満月のような金色の切れ長の鋭い目。
肌色は黄色、耳は魔族なのでとんがっており長身かつ細身。とはいえそこそこ筋肉はついている。
少し前に、配達の際にとある山を通り、賊の襲撃を受けた時に左腕を負傷。
現在は左肩から残っていた腕だったもの(中途半端に凍結させてしまったので神経が死んでいる)を斬り落とし、隻腕(義手)となっている。

服装


落ち着いた緑を基調とした和服に袴、羽織を身につけており、羽織の背には紋が入っている。
履物は丈夫な黒の地下足袋で、鉄のグリーブ並みの防御力を持つ。
和服の下には薄青色のノースリーブのインナーを着ている。(前をホックでとめるようなもの)

身長、体重


身長→180cm /体重→69kg

6: 性格


ぱっと見冷静沈着な大人に見えるものの、その実態は無骨かつ負けず嫌いで短気な熱血漢。
熟練の剣士・傭兵でありながら常に理論よりも感情優先で無理を通して道理を蹴っ飛ばす性格。
正々堂々としており、常人以上の正義感はあるものの、度を越えてなければダーティなことも眼を瞑る。

若い頃から喧嘩っ早く、周囲とのいざこざが絶えず、両親と喧嘩するわ後輩と喧嘩するわと色々あった。
その為性格が合う相手にはよく慕われる(中には熱狂的なほど慕う者も居る)ものの合わない人とはてんで合わない。

自他共に認める不器用で、普段大人しくしている(ように見える)のは周囲とのトラブルを減らすため。

常に刀が手元にないと落ち着かない変人。
部下使いこそ荒いものの、仲間思いで小さい子思いのいいにーちゃん。

7: 過去


ラケルタ島出身の魔族の剣豪。
優位政治の対象であった魔族の商家の生まれなので、幼少時は特に苦労することなく育った。
幼いころから物語の中の侍という存在に魅せられ刀剣修行に明け暮れていた。
周囲には刀剣はおろか、戦に生きるなんて野蛮なと思う人が多かったため、何度も親に止められその都度大喧嘩になっていたという。

幼少期は他の魔族や魔物達同様人間を低格な存在と見ており、自宅の使用人たちに対してもいい態度は取ってなかった。
(当時のラケルタではそれが当たり前の事であり、ごくごく当たり前のことをしていただけである)
齢16の頃両親と婚約にまつわることで些細な喧嘩をしてエスカレート。
自ら絶縁を切りだして刀一本と軽い旅支度をして島を出た。

旅を終え、ステルディアに戻ってきた際にアンセルに勧誘されて運送会社「ラパーチェ」の社員に。
以後は同社の戦闘員兼配達員として、またカミラ傭兵ギルドの傭兵として日々を送る。

8: 職業


元流浪の剣士、現在は運送会社ラパーチェ社員兼カミラ傭兵ギルド所属傭兵。

9: 口調


やや古風な言い回しを交えたなんちゃって武士口調であるが、目上の人や配送時の客にのみ。本人なりの敬語のつもりである。
傭兵業の際は畏まる必要がさほどないためか素のやや砕けた口調になり具体的には「〜だ」、「〜だな」等の落ち着いた男性口調となる。
普段のなりちゃではほぼ後者の口調であり、古風な言い回しを使うことは稀。

声は年相応(外見年齢)に低い。

会話例

「某の名は霊幻松芭と申す。マツハと呼んでくれ」
「機械を斬る趣味はないが、仕事の邪魔だ。失せよ」
「言っても解らないのだから体で覚えるしかないだろう!」
「もういい歳なんだから伴侶でも探せ?婦女子に現を抜かすなど武士(もののふ)の恥!」
「斬る!貴様に告げる言葉はそれだけだ!!」
「社長の説教は長くて耳が痛い故、出来れば受けたくないのだ」
「その刀を見せてくれ、切実な願いである!」
「ああ。この左腕か?色々あってな」
「武士たるもの敵前逃亡は恥なり…!」
「セルレアアァァァァァっっ!!!またお前か、毎度毎度某の刀を横からかっさらいおってお前という男はあああああっっ!!!」
「実家か?戻る気もないが」
「―――――― その身に刻め、七の剣閃……」
「燃え上がれ!我が闘志!!喰らい抉るは猛虎の如く!!!」
「ふーむ、思春期の青少年というものは良くわからんことが多くてな……なに?そういう所がアレなんだって?そうか……」
「いや、なんというか……慕うのはお前の自由だが、度が過ぎると反応に困る」

10: 一人称、二人称


【一人称】 某(それがし)、拙者(せっしゃ)、俺(素)
【二人称】 貴様、貴殿、お主、汝/〜殿、呼び捨て

11: 好きなもの


鍛練、天麩羅、刀剣、戦場

12: 嫌いなもの


卑怯事、アンセルの説教、始末書書き、酒(下戸だから嫌い)

13: 好きな人


剣一筋

14: パートナー


愛刀 (すごくだいじなもの)
ラパーチェの面々(信頼は厚い)
豊布都 ルダ(妙につっかかってくる荒れた後輩→妙に執着してくる危ない後輩→後輩であり好敵手という奇妙な関係に)

15: 属性



16: 苦手な属性



17: 戦闘スタイル


刀剣を操る高速アタッカー、接近戦を得意としその驚異的な俊足が持ち味。
基本戦術は速さと手数によるガン攻め。俊足を生かしたヒットアンドラン、隙を与えない連続攻撃はお手の物。
魔族である為魔術も扱え、錬金術を専門とする。ちゃっかり精度・スピードも実戦クラスに扱えるくらいの技量を持っている。
次々と武具やら壁やら鎖やらを生み出し変質させては使い捨てるというような戦術もできるが、魔術面の訓練を積んでいない松芭には負担が大きい。
中でも独自に編み出した「七彩宝刀」という、物質の性質を事象に変えてしまう特殊な術をメインに扱う。

その為多属性に対応が出来るという属性的なバランスの良さもある。
剣術は主に日本剣術をベースに改良した剣術を使っており、特に中段の技術に精通している。

18: 精神力


その熱血気質、負けず嫌いの性質により強靭な闘志・精神を持つ。
ただし生来の喧嘩っ早さから挑発や計略には疎い。

19: 戦闘熟練度


★★★★★

20: 技や魔法


七彩宝刀


既に存在する物質の性質を他の物質に変換する創造形錬金術の一種。
見た目は炎や氷やエネルギーでも物理攻撃扱い。
刀身は勿論、自身で生み出した創造物から他人の武器や防具まで変質させるが、その変異に耐え切れる物質は数少ない。
この術を多用する戦術を最大限活かす為、実戦に持っていける刀は特殊なものに限られている。

「真朱」
【属性】
【派生】「猩猩緋」 一閃と同時に炎の竜巻を起こして相手を巻きこみ燃やし、切り裂く
     「紅緋」突き刺した所から炎の刃の噴流を噴き上げて頭上の相手を攻撃する

物質を炎へ変質させる。変質した物質は炎で形成される灼熱と化す。
高熱で普通の刀剣ならば切れない鋼鉄を切り裂いたり、相手を焦がしながら斬ることも出来る。


「青藍」
【属性】
【派生】「縹」絶対零度の刃と化した刀で周囲を乱舞する乱舞攻撃。凍結効果有。

物質を氷へと変質させる。変質した物質は氷で形成される鋭き刃と化す。
絶対零度の刃で斬り付けたものを凍結させる。また、冷気を調節して相手を凍傷を負わせたりできる。
この状態で水に変質させた物質を入れると水があっという間に凍り付いてしまう。


「金糸雀」
【属性】
【派生】「刈安」薙ぎ払いで相手を打ち上げ、突き刺し、焼きつくす

物質を雷へと変質させる。変質した物質は雷で形成されるプラズマと化す。
高熱かつ強烈なプラズマで相手を切り裂く。また、プラズマを調節して相手を麻痺させることも可能。
ただし、正々堂々を信条とする為麻痺に頼る戦法を嫌っている。


「千草」
【属性】
【派生】「鶸萌黄」不可視の風の刃を広範囲に展開し攻撃する。数少ない範囲攻撃だが火力が低い

物質を風へと変質させる。変質した物質は風で形成される見え無き烈風の刃と化す。
変幻自在の風の刃を扱い、様々な形の攻撃を仕掛けることができるようになる。


「黒紅」
【属性】
【派生】「似紫」闇のエネルギー体で作られた自身の分身を召喚する

物質を闇へと変質させる。変質した物質は闇で形成された禍々しき漆黒の刃と化す。
禍々しい黒き刃で光を断つ。光属性を持つものに対して非常に高い威力を有する。


「白磁」
【属性】
【派生】「卯の花」強烈な浄化作用を持った十文字斬り。

物質を光へと変質させる。変質した物質は神聖なる光の刃と化す。
神聖なる光の刃で闇を断ち、不浄を浄化する。この状態での攻撃はアンデッド特効+浄化能力を持つ。


「素色」
【属性】

既に変質している物質の性質を元の性質に変換する。


魔術


「風飛(かざとび)」
【属性】) 強化魔術
【派生】「朧染」残像を残す程の高速移動しながら相手に分身しているように見せかける
     「軽羽染」強化術式により脚力を強化。一時的に超人的な跳躍力を得る

自身の脚力を瞬間的に強化する強化術式。
超高速移動を可能にしたり跳躍力を異常に強化したりが可能。


「銀灰(ぎんかい)」
【属性】 創造系錬金術

物質を金属製の鎖に変質。鞭のようにしなる上に少しならば伸ばせる。
刀剣に使えば某仮面の軍師が使うような蛇腹剣にもなる。


「白銀(しろがね)」
【属性】 創造系錬金術

錬金術により刀剣を生み出す。小柄から普通の刀までいろいろ作れる。
基本的に強度はそれほどでもなく使い捨て。


「黒金(くろがね)」
【属性】 創造系錬金術

錬金術により鉄屑、大地、瓦礫などから防御壁を生み出す。自身を纏う鎧をも作成可能。
簡易な構造のものが多くやはり使い捨て。


その他


「霆撃(ていげき)」

渾身の力と特殊な構え、極度の集中状態から繰り出される超高速真空刃攻撃。
元は後輩「ルダ」の技で、彼に敗北を喫した松芭が見よう見まねで真似したもの。
だが、肉体的に負担が大きいらしい。


21: 特殊能力・特殊技能


特殊能力


「一点集中」

集中力を研ぎ澄ますことで魔力を瞬間的に回復させ、かつ動体視力・反射神経を飛躍的に上昇させ、精神干渉への耐性も上昇させることができる。
(松芭の場合は魔族固有の魔力回復を促進させる行動が過度の集中のため魔力が瞬間回復する。)


「霊子操作」

自身が纏う気を操作し、人為的な操作により様々な属性に変異させることが可能。
瞬間的に対応する事象(物理魔法から炎や水などによるダメージによるものまで多岐に渡る)によるダメージに耐性を持たせ、軽減する。
被弾確定時など緊急時の防御壁として活用するが、操作をミスすれば余計にダメージを受けてしまうという諸刃の剣。
これを活用して体力や防御面の低さを補う為能力値以上にタフ。
なお霊子の操作は物質を事象化する「七彩宝刀」の応用として覚えたもので普通はできないらしい。


「気配感知」

研ぎ澄まされた剣士の感覚で周囲の殺気や気配に敏感。
周囲の気配や殺気をすぐに感知することができる。


「隻腕」

左腕の負傷により隻腕となっている。それでも戦闘能力は健在。


「下戸」

酒に非常に弱く、臭いを嗅いだだけでも酔っぱらう。
酔っぱらうとすぐに寝てしまう方なので害は少ないものの後で連れて帰るのが大変。
本人は自覚しており、酒は嫌っている。


「湧き上がる闘志」

戦闘になると燃え上がり、士気がどんどん上昇していく。
味方が劣勢に陥っても士気が落ちることがない上精神攻撃にも強い。


「俊足」

身体面で貧弱な魔族では異例の俊足の持ち主。
かといって魔法面の才能がないとかそういうことはない。


「刀剣中毒」

常に刀が傍にないと落ち着かない。
逆に刀さえあれば大抵のことはなんとかなる。


特殊技能


「剣術・上級」

ラケルタの剣術をベースに自身で改良を加えた剣術。
特に中段の技術に精通しているが、下段や上段の技術がないわけではない。
また刀剣の手入れの知識もあり、普段は良く念入りに手入れをしている。


「見切り」

相手の攻撃を見切り、対処する技術。これにより回避率を底上げしている。


「当身」

当身の技術もある。


「二刀流」

両手に刀を持ち、戦う戦闘技術。


「錬金術」

ロスト・マナと呼ばれる古代魔法の一種。
無機物・有機物・エネルギー体等を素材として魔力により素材の性質を変化させる術。
性質を変化させることで形状を変化させたり、大きさを変えたりできる。
主に創造と破壊の2つの術系統に分かれており、松芭も創造の方を多用する。
創造の場合は基本的に生成するものは素材の性質を引き継ぎ、強度や耐久力もそれに依存する。


戦士の知恵」

戦場で生き残るための知識。かなり詳しい。


「地形適応」

岩場や山道、歩きにくい水辺、森の中でも思い切り走り回れる。


22: 必殺技


「黄櫨染 (こうろぜん)」

七彩宝刀の全状態を扱った高速7連攻撃。要するに多属性を扱った滅多斬りである。
先ずは「真朱」の状態で天高くから斬り込み、「青藍」の氷の刃による胴薙ぎを打つ。
その後は最大限まで凝縮した「金糸雀」のプラズマの刃で相手を切り裂き、「千草」の風の刃で連続斬りする。
そして「黒紅」、「白磁」の闇と光の刃で相手を滅多打ちにして、最後は「素色」に戻して強烈な袈裟切りを仕掛ける。
高速で七彩宝刀の入れ替えを行いながら攻撃を仕掛け続ける難易度の高い大技。
勿論のこと魔力の消費は普段のそれの比にならない位に多い。


「真白(ましろ)」

眼にとまらぬ速さと気迫で大きく踏み込んで相手を一閃、相手を一刀両断にする居合い切り。
そのスピードはかなりのもので、常人には何があったか解らないレベル。

23: 能力


[E.まるで駄目 D.苦手 C.人並み B.得意 A.達人級 S.化物級 SS.神級]

 体力:C+
 魔力:B+
  魔法攻撃力:D
  魔法防御力:D
 腕力:B+
  物理攻撃力:B+
  物理防御力:C+
 知力:C
 素早さ:S+
 命中:A

24: 武器やアイテム


「霊刀・虹彩」
【装備効果】 とくになし
【特殊能力】 伸縮(ある程度の魔術操作による伸縮がきく)、魔術補助(魔術の発動を安定させてくれる)

松芭が入手してきた素材で作られた霊刀。
彼の特異な戦闘スタイルに合わせて作られた特注品であり、軽い上に片手で振るうのに適した設計。
また、錬金術の多用に耐えうるようミスリルを含む極めて魔術との親和性が高くある程度の伸縮が効く特殊な魔法金属の合金で造られている。
柄の内部には板状のマナストーンが仕込まれ術式のサポートも行ってくれる。


「無銘の刀」
【装備効果】 とくになし
【特殊能力】 とくになし

ノイヤールから「なまくら」と渡された刀を使用している。
ノイヤール自身はなまくらと呼ぶが、実はそれなりに良品。
錬金術を多用する戦術には合わないらしい。


「義手」
【装備効果】 とくになし
【特殊能力】 特殊合金(魔術でいじっても大丈夫な特殊素材で作られている)

刀を新調すると同時に新調した義手。
今までは木製の義手をつけてきたものの、金属製のものに変更したようだ。
本物の腕のように動くが、やはり利き手の動きには劣る様子。


「木刀」
【装備効果】 刀が持ち歩けなくても持病が発生しない。
【特殊能力】 とくになし

先日の温泉なりチャでリアリーから勧められた木刀。
真剣を持ち歩くのが危ないけれどどうしても刀を持ちたいときに。


「通信機」
【効果】 本部と通信が取れる。
【特殊能力】 魔術式(魔術で動いている)

本部と連絡を取る為の通信機。偶にアンセルの怒声が飛んでくる。

25: その他


  • 霊幻→それとなく厨二っぽい苗字をチョイス。松芭→松尾芭蕉及び松葉色のもじりから。
  • 技の名前は日本の伝統色から。
  • 修練と根性で伸し上がった典型的な秀才だが、ある程度才能もあるタイプ。

最終更新:2014年05月20日 21:15