ウェーブショットⅡ

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ウェーブショットⅡ - (2016/09/23 (金) 08:59:22) の編集履歴(バックアップ)


ウェーブショットⅡ


(C)SEGA

ウェーブショット系統の3段階目。前2つとは異なり3点バースト方式となっている。

1発当たりの威力はウェーブCよりも更に落ちているが、バースト機構導入&連射速度向上のおかげで、秒間火力はむしろ上がっている。
フルチャージでは秒間火力3000以上のでかい弾をばら撒ける。

……が、他の強襲3点バースト主武器であるヴォルペ突撃銃系統や電磁加速砲・弐式と比べるとまだまだ火力不足と言わざるを得ない。
おまけに重量370。スイッチアサルトIIがしばらく持っていた強襲主武器の最重記録を更新した事も痛い。
その上で現地点では入手手段が限られるレア7素材を2つ、ウェーブCの分も入れれば3つも要求してくる。


ウェーブショット系統は現状、相手に屈辱的なハンデを与える以外の需要が全く見当たらない状態となっている。
クラン対抗戦等で使った場合、下手すれば味方から白眼視されかねない。このまま三つ子の死産で終わってしまうのだろうか……?


+ 実際にこの武器を使ったとあるボーダーの感想。個人的主観を含む長文のため一旦囲い込み。
結論から言えば、現在の調整において最上位で戦う人が持つ強襲兵装・主武器枠としては大半の需要と一致しない。
ただ、ものすっごいレアケースに限れば選択肢に入る可能性は無くもない。

このウェーブショットⅡの存在意義は「使いやすさ」に尽きる。
Cと比較して射出口径が狭くなったとはいえ、それでもウェーブショット特有の弾の広さゆえ、通常弾より広いため命中率は非常に高い。
逃げまわる敵に対し、回避行動を取りながらでも安定して弾が当たるレベル。
溜め撃ちすれば更に当てやすく、3射とも命中させるのは難しくない。
これに加えて3点バーストを採用することで、理論上の秒間火力が出やすい。
結果、武器のポテンシャルをとても引き出しやすい武器である。

…ver1時代からボダはそうなんだ…重い武器=秒間火力が高いという事例はそんなに多くないんだ…むしろバランス武器が重い傾向にあるんだよ…


その秒間火力であるが、悲しいかな3740と流石に低い。
事前にチャージして接敵したと仮定すれば、秒間7発なので
チャージショット3発と通常射3発を1秒で撃てる計算になる(3240+1620=秒間4860)
N-DEFくらいは剥がせるが、その後通常射を続けるなり再度チャージするなりして結局は元の秒間火力に戻るため、一時的なものとなる。
だが、この武器の魅力は「ポテンシャルの引き出しやすさ」であるはず。
実際、安定してこのくらいの火力は出る。

ここで同じ3点バーストであるヴォルペ・スコーピオさんに出てきてもらおう。
こちらは秒間火力5535。
秒間13.5発と中途半端な値だが、仮に秒間12発としても秒間火力4920になる。
どう見てもスコーピオさんの勝ちに思えるが・・・もしこの12発、つまり4回の3点バーストのうち1回を外していたらどうなるか?
410×9=3690・・・あれ、もしかしてウェーブショットⅡ並の火力しか出ない?

ボダはver1時代からカタログスペックにおいて秒間火力が重要視されている。
しかし秒間火力を引き出せるかどうか、つまり素早く・正しく命中させることが出来るかはプレイヤースキルに左右される。
どれだけカタログスペックが高くても、そのスペックを引き出せない武器を使って逆に戦果が落ちるのは多くのボーダーが通った道ではないだろうか。
しかしウェーブショットⅡは安定して秒間火力を出しやすい。確実に君に振り向いてくれる!


そんなわけで、この武器は確実な戦果こそ信条というボーダーの為の主武器である。
ちなみに流行の武器と比較した場合、STAR-20は秒間で3発しか命中しないなら、ストームや速式は秒間で6発しか命中しないなら、この武器の100%命中と並ぶ。
だいたい命中率60%だろうか。そういった人には案外馴染んでしまうかもしれない。
また、ミリ残り処理には向くので、副武器や補助武器のあとに使うのもあり。
近接スキーだけど、主武器のエイムがさっぱりという皆様、トドメ用に如何っすか?
そして3点バーストによる3射命中のしやすさを活かして、中距離からひたすらフルチャージを当てまくるというのも中々いやらしい戦法である。
もちろんHSは積極的に狙っていこう。チャージショットで決めれば火力は倍率ドンで上がるぞ。







…さて、ここまで書けばもうお気づきだろうが。
そんなタイプの武器が強襲兵装・主武器枠としては、まず需要がない、というのがこの娘に襲った悲劇であった。
 ・そもそも最上位陣、特にあのプレートを持つようなボーダーは普通に流行武器が当たりまくるので、この武器は無用の長物である
 ・そうでなくとも、普段から強襲兵装に乗るというのであれば、ポテンシャルの高い武器を慣らした方がいい。
  この武器はポテンシャルは引き出しやすいが低いことに変わりないので、結局修練という意味で他の武器を使うべきで、この武器は使わない。
 ・状況によって強襲兵装に乗る、という人でもそれがコア凸目的ならニュード属性であるこの武器は除外される。
 ・重い武器なので軽量級や一部の中量級の方も除外。
 ・充填時間が長いので高速充填チップが欲しいが、この武器の為に付けるのは勿体無い。
  チャカノとかアグニとか対装甲散弾とかスタナーとか使うついでなら大丈夫だが。

つまり。
 ・普段は強襲乗りでなく
 ・強襲に乗り換える際には戦闘も視野に入っており
 ・重量に調整が効く重量級か中量級で
 ・他の武器でチャージ系を使ってる
という人でなおかつ、「強襲の色んな主武器試したけど当てられなくて普段から火力が4000行ってない気がする・・・」
という不安に駆られてる人であればようやく該当する需要なのである。
ただでさえアレなのに、一番バランス火力が排斥される系統に来てしまうとは……。

なお、実用性を度外視する場合。
自分が今握っている主武器が本当にちゃんと力を引き出せているのかを試すため比較対象として使う、というのもありである。
もしこのウェーブショットⅡを握って戦場に出た結果、普段使ってる主武器よりもいい結果が出たとしたら、それは普段使ってる武器のポテンシャルを引き出せていない証拠。
そこで他の武器を試すか、今の武器にあったアセンを考えるか、自分がその武器の身の丈に合うよう努力して修行するか、いっそウェーブショットⅡに流れるかは皆様次第だが。

世の中の武器はカタログスペックや秒間火力だけでは測れない「扱いやすさ」の面でも見る必要があり、ちゃんと自分の身の丈にあった武器を選ぶのよ―――
この武器はその大事さをつよーーーく教えてくれる優しい教官だったんだよ!!




(なお、実際にウェーブショット系列を握って遊ぶのであれば、お友達を誘って個人演習で試すとか、最悪イベントバトル系やスクランブルバトルにしておくことを強く推奨します)