重火力アセン講座

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重火力アセン講座 - (2018/03/14 (水) 01:45:20) の編集履歴(バックアップ)


重火力アセン講座

はじめに


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       ト、トート、:.:.i:.:.:.:.:::::::::::|    /   ヽ
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          入 / //    ヽ \ || |Tl
         |  人ノ      ./ ノ|| L/
         \/  \    / / .|| |
         /\   \/ /ヽ .!|イ
        / _/\_ /  _ノ L/
         ̄ /    __, -'"

俺はレイキャスト。アンドロイドだ。
確かに重量級だが、AIMで人間に負けることはない。
同タイプに女性型アンドロイドのレイキャシールがいるが……腕のよさは変わらない。
だが、同タイプと言っても、全く同じって訳でもない。
小さな差異が、戦場では大きな差となる……よくある話だ。

ブラストも同じだ。
かつて重量超過に悩まされる重火力兵装は重量級の専売特許にも等しかった。
しかし、今日では兵装の軽量化と機体の重量耐性の向上によって幅広い選択肢が生まれてきた。

そうは言っても、走攻守のバランスによって、求められる役割が変わるのは他の兵装と同じ。
ここでは、各種重量毎の特徴を引き出す形でどのような方針で組んでゆくべきかを考察していこう。

重火力兵装の役割

極論言えば「敵を撃破してラインを押し上げる」だけ。
やれることが少ない分、行動指標は単純明快でわかりやすい。
というか性質上鈍足になりがちなので凸や防衛には向いていないのだ。きゅうきは知らん

そのため、主にラインを押し上げるための装備で固めることで重火力の役割を果たしやすくなる。

重火力兵装の装備

主武器

全体的に継戦能力に優れた武器が揃う。
実弾武器の特徴として、OH!ゲージシステムがある。
これの存在ゆえに、トリガー引きっぱなしの状態で放出できる火力は他兵装とあまり変わらないものの、適切な指切りでマガジン火力を疑似的に増大させられるという特徴がある。
1マガジン内には2~3機のブラストを食うだけの弾が詰まっているので、リロードパラメータの価値は他兵装に比べて低い。腕部はリロードよりも武器変更を重視するとよい。
同時に重火力の武器は横反動が強い傾向にあるので、ある程度高めの反動吸収を用意してやると吉。

継続射撃タイプ

他兵装でいうところの「マガジン火力重視型」。
OH!になるまでに撃ち続けられる時間が長いという特徴を持つ。
反面一度OH!になると再度射撃可能になるまで長い時間を要するタイプ。

安心と信頼の象さん。
そのハイバランスは今でも現役。ガトリングの中では軽めの400という重量も高評価。
象に限った話ではないが、ガトリングはOH!管理に加え、空転管理まで要求される。
そのため移動中にトリガーをこまめに引き、接敵時に即座に発砲できるようにしておく立ち回りが要求される。
ガトリングを使うなら主武器一本で敵を食うつもりで。

高DPSの権化。素で6400、速射3で7000overの火力は伊達じゃない。
まともにヒットさせれば敵機が文字通り溶ける。
代償としてか、取り回しは最悪。空転が2秒弱あり、副武器は遠距離戦用となってしまう。
実は某フル路地乗りの副武器(パワシカ)選択は理に適っている。

ハイバランスを目指した結果継続戦闘特化になった双門ガトリング。
DPSは5250と平凡ながら、継続8秒というとんでもない継続戦闘能力を獲得した。
強みは「トリガー引きっぱなしでバリアの上から重火力を食えること」。
対リア重用決戦兵器である。

双門機関砲のマイルド進化型。
OH!火力こそガトリングに劣るものの、空転がないため副武器との連携がやりやすく、タップ撃ちによりOH!火力を大幅に伸ばせるという長所がある。
単発精度の高さもあり遠距離タップ撃ち、近距離連射という戦い方をするのが双門機関砲の戦い方。

BモードがOH!するまで撃ち続けるという極端な性質を持った異端児。
その代わり、素でDPS7500の射撃を4sもの間撃ち続けられる、とんでもない兵器と化した。
速射3を付ければDPS8400。
連戦には向かないので、1機1機確実に食うようにしよう。

ニュード版双門機関砲。
ニュード強化Ⅲをつけた場合のみだがDPS5400overの高精度射撃を8~10秒継続できるのは強力。
フルニュードアセンならぜひ。

高速冷却タイプ

他兵装でいうところの速式タイプに相当する。
OH!しやすいものの、冷却もしやすい。そのため指切りの効果が大きい。
DPSは優れているものが多いため、副武器との連携がしやすいのも○。

この系列の主武器の代名詞。
冷却系チップを付ければ「タップ撃ちしている間に冷却が完了する」という長所を持つ。
これにより、高DPSのFAと長持ちするタップ撃ちを織り交ぜるという戦い方により適した主武器となった。

冷却チップ無しでも十分冷却が早い、強化型スコープ付き機関銃。
DPSha5440と平凡だが、継続射撃4sに対して冷却1.5sと、冷却効率が重火力主武器中トップであり、指切り火力が主武器中トップという長所を持つ。
精度も悪くなく、反動もマイルド、遠距離対応と汎用性は極めて高い。

機能を削った代わりに安く早く手に入るようになったサベージ。
一線級の火力を持つ主武器の中では重量が320とぶっちぎりで軽い。
重くなりがちな重火力にとって軽くて強い武器は嬉しい。
難点として、精度が劣悪。

サイドアーム型

主武器なのにサイドアームとはこれいかに?と思った人も多いだろう。
しかし軽量寄り重火力では碌な装甲を積めない凸特化アセンとなることが多い。
このようなアセンでは「道中はインボ→副武器で轢く」「主武器は副武器のリロを埋めるためだけに使用される」という状態になってしまっている。
このような場合、何よりも軽さが要求される。
我らが初期武装。
重量280という軽さの中に詰まったDPS4550(実弾100%)。
サイドアームとしてなら十分なDPSである。

重量290という軽さながらヴルカン系で最高の連射速度と連射精度を両立した逸品。
DPSは4500とすぐ上の初期ウィーゼルに若干及ばないが軽さと精度を考えれば十分。
優れた精度とニュード属性故に凸道中の施設破壊は得意。リロード腕と相性が良いステータスも凸屋に嬉しい。

副武器

重火力の華。着発の爆発物が多い。
見られていると当たらないため、闇討ちに近い感覚で撃つべし。
吸引力の変わらない、ただ一つのコング。
威力15000、爆発半径16mの暴力はいまだ健在。
複数の敵を一気に半壊に持ち込める破壊力はプラント戦闘で頼りになるだろう。
威力18000、弾速100m/sの狙撃砲。
爆風半径はたったの7mであるため、副武器だが敵を的確に撃ち抜くスキルが要求される。
広域制圧に特化したコングの亜種。
グレランのため近距離では機能しないが、遠距離では威力6500*3と凄まじい火力を有する。
フルチャージで威力15000、爆発半径20mの空爆を行える副武器。
副武器ながら短射程で空中炸裂するという性質が強い。
威力は9000と控えめ。
この武器の真価は爆発物ではないこと(つまりかすれば満額ダメ)、バリアを貫通してバリアと本体に同時にダメージを与えられること。
つまり対リア重決戦兵器ということだ。
対リア重用副武器その2。
大幅に弱体化されたものの、DPS6000のダメージゾーンを2s持続させるのは厄介。
凸蛇の代名詞。
1トリガー16800×5マガというぶっ飛んだ凸火力を有する。
凸蛇の新たな玩具。
1マガジン4900×3、4マガと火力はバラージより抑えめだが、地形ロック→シュートでベース外満額シュートが可能。

補助武器

ロック阻害のECM、強制吹っ飛ばしのインボ、デバフのANという各種手榴弾が強い。

特別装備

大きく分けてバリアと榴弾、その他の3つに分けられる。
バリアは追加装甲のようなもの。
重火力のタイマンの強さを際立たせる装備である。
重要なのが、バリアで攻撃を受けた場合、被弾判定は大きくなるが一切のデバフが効かなくなるほか、HS判定も消失するということ。
ECMもANも、よろけも吹っ飛ばしも効かない。
リア重に対抗するにはリア重しかないといわれるゆえんである。

対する榴弾装備はSPを火力に変換するというこれまた重火力装備らしい装備。
接敵前に敵機を半壊にしたり撃破を取れたりするのは強い。
ただし、1発の火力は高いため乱戦に撃つと味方の行動を阻害するという欠点がある。
特に連射系で顕著で、無闇に乱射すると嫌われる。
また、榴弾は安全圏からセンサー破壊ができる唯一の武器である。
ミニマップにセンサーが見えたら率先して焼いてあげよう。
難点は重いうえにバリアを積めないこと。
耐久力ではリア重に大きく劣るため、きちんと榴弾を当てることが重要。
榴弾に固執してもダメ。重火力の仕事はライン上げである。

その他いはNeLIS、重装砲が該当する。
これらは第2の副武器と呼べる。
行動に制限がかかる分、武器としては強力なものが多い。
NeLISはバリア貫通のため、対リア重にもそこそこ有効。

不可避のトレードオフ

重火力の装備は重い。
であるがゆえに、アセンを組むうえではどうあがいても犠牲にしなくてはならないトレードオフが存在する。
  • 装甲
  • 脚部ダッシュ(≒麻適正)
  • 蛇の余剰積載

麻しか乗らないぜ!ってプレイヤーならゴリラアセンによって両立できるどちらかを犠牲にする必要がある。
しかし重火力ではいかに悲惨な機動力になるかはシミュレータにかけてみればわかるはずだ。
よって方向性は以下の3つである(一部両立することもある)。
  • 脚部のダッシュを下げ余剰積載を多めに確保する
  • 装甲を妥協し、各部のパーツに軽いものを用いる
  • トレードオフを放棄し、重火力の重量超過を受け入れる

以上を踏まえ、アセンは以下の4種に大別される

重火力アセン4種

重量型

ボーダーブレイク稼働当初から存在する系統。ガチムチ講座にも記載があるな。
膨大な重量耐性を活かして武装・装甲の両面の充実により、徹底して重火力としての性能を引き出すことを目的としている。
武装の選択肢は幅広い。装甲も相まってよろけが発生しづらく、また、重量級腕部の多くは反動吸収に優れるため、ガトリングや機関砲、LACにも強気に手を伸ばすことが可能。
頭部は射撃補正の低い頭が多いが、ガトリングガンならば射撃補正をほぼ完全に無視可能とシナジーも抜群。
これにより、機動力が無い分を装甲で補う方針が一般的といえる。

しかし、フルHG・フル路地ですらタイタン榴弾砲などで重量過多が発生するなど、充実させれば良いというのではなくなっており、自身の技量やクセなどとの綿密な擦り合わせを必要とする。
勿論、それらを解決すべくパーツを軽量化しては、折角の重装甲が失われ、結果的に中量型に仕上がってしまう傾向にある。

Ver.Xに軽量機が大幅弱体されたことで戦場の速度が二極化し、前線戦闘においては鈍足化が進んでいる。
SBに「装甲+DEF耐久」を保持するHGや「装甲+重量耐性」を持つ+Gなど純重量級が人気となっている。
また、アイアンフォートⅠ型やヤマ・羅などのダッシュC~C-の脚部を採用した機動寄り重量級キメラも人気である。

軽量型

ver.1.5以前はどう足掻いてもダッシュD+以上の機動力を得られなかった重火力だが、E.D.G.や夜叉や剣、最近では月影といった大搭載・高機動な脚部を得て、ダッシュB+以上という軽量級並みの機動力と重火力の武装を併用できるようになって生まれたタイプ。
新パラメーターの加速登場以降、グライフ68G脚やネレイドRTなども台頭している。

軽量機並みの機動力で戦場到達と回避を容易にしつつ、強襲兵装では不可能な「一撃必殺の副武器」を戦場に提供して回るのことができるのが軽量型重火力の利点。
一般的には榴弾砲ならば「エアバスターT30」を搭載し、軽い武装と機動力のある脚部をセレクトしてゆくこととなる。
砲撃能力を放棄してバリアユニットを搭載する事でなけなしの生存性を補うことも出来る。
更に軽量なUAD系統を利用して、遠距離から打撃をあたえる等、軽量型ならではの立ち回りの軽快さを伸ばしていく方法も。
装甲は脆弱なので、副武器には一撃必殺性が要求されているといってよいだろう。
「サワード・バラージ」「プラズマカノン・ネオ」といったものを載せたい。
また、軽量級ならではのチップ容量の多さを生かして、充填速度上昇をつけて「チャージカノン」系統を運用してもいいだろう。イオによる一撃必殺は爽快である、充填時間中に落ちても泣かない


高い走破能力から戦局の変化に対応しやすい半面、戦力の多くを副武器に依存しているのが欠点といえるだろう。
反動吸収の関連から瞬間火力のある主武器の搭載が困難ではあったが、比較的低反動で扱いやすいウィーゼル系統やサーバル系統の大幅強化やヴルカン系統の登場によって改善されているものの、根本的な装甲の薄さから真っ向からの打ち合いでは不利である。
そのために、ヒット・アンド・アウェイ戦法や遮蔽物などでのクレバーな戦闘を取らざるを得ない、もしくはインボバラージなどの一撃必殺に頼らなければならないため、主武器に少ない重量耐性を割くよりは、副武器を充実させたほうが効率的である。

副武器をコアへお届けすることを目的とした重火力アセンは「きゅうきアセン」と呼ばれ、軽量重火力のスタンダードの一角である。
これはぎりぎりまで軽量化した上半身(機動力確保のためブースター胴)と最低限の武装(副武器は凸火力に左右されるため贅沢に、特別装備は生存力確保のためバリア)を用意し、高積載高ダッシュの脚部に無理矢理搭載する狂気の産物である。
詳細は凸屋講座で。

主武器や、榴弾砲といった他の方面への攻撃能力の充実を目指すならば中量型重火力へと流れてゆくこととなる。

中量型


エンフォーサーX、X-2sといった重量耐性に優れたダッシュB~C+の中量脚部を用いたバージョン。
軽量型重火力の研究に伴い生まれた派生形という見方も可能。
また軽量よりならば、雷花シリーズという選択肢も。
高ダッシュ・高積載の脚部が数多く存在する現在選択肢は非常に多く、一概に解説するのは難しい。

傾向としては
  • 重量耐性を上半身の装甲に割いた「装甲重視」タイプ
  • 上半身も中量級にし、高火力武器を載せた「火力重視」タイプ
  • どちらもそこそこにしたバランスタイプ
という傾向に分かれている

軽量級に近い機動性を確保しながら、重量級に近い火力を実現できるため対応できる戦局の幅が広く、そこが中量重火力の魅力といえるだろう。
ただし、重量級と真正面から撃ち合えるほどの耐久力はなく、機動力が確保されているとはいってもあくまで重火力の中ではの話。強襲講座ではダッシュC+は重量級と説明されているくらい。
一番器用貧乏になりやすいので、アセンは一番注意深く練る必要がある。



使い捨て型

重火力ならではの要素をどうしても採用したい場合のワンポイント起用型。
他兵装に比べて圧倒的に重い重火力の場合、他兵装からの乗り換えでは深刻な機動力低下がおきるため、とてもではないが前線で満足に動ける状態にならない。
そのため多くの場合、「ワンポイント榴弾」という形になるだろう。

基本的にすぐ乗り換えるため、重量超過は気にしない方針で、良い武装を積んでいこう。
王道はセンサー焼き用の榴弾装備。
撃った後は換装施設でパージするか、前線へ吶喊してすぐに落ちよう。

最終的にはメインの兵装で立ち回るため、考慮することが少ないと言えば少ない。
何度も言うように、「すぐに落ちられる」アセンに仕上げることを念頭に考えたい。