セイバーS型
セイバーⅡ型と同時期に開発されていた幻のセイバー3段階目。
名称 |
重量 |
装甲 |
射撃 補正 |
索敵 |
ロック オン |
セイバーS型 |
520 |
D- |
B |
C+ |
B+ |
名称 |
重量 |
装甲 |
ブース ター |
SP 供給率 |
エリア 移動 |
セイバーS型 |
1220 |
D- |
D+ |
B |
A- |
名称 |
重量 |
装甲 |
反動 吸収 |
リロード |
武器 変更 |
セイバーS型 |
710 |
D- |
B- |
C+ |
C |
名称 |
重量 |
装甲 |
歩行 |
ダッ シュ |
重量耐性 |
セイバーS型 |
790 |
E+ |
A- |
A- |
D- |
機体背景
元々Ⅰ型とⅡ型が同時リリースされるはずだったものの、Ⅱ型の開発の遅れからⅠ型Rが急遽リリースされることになり、3段階目は新プランと開発継続となったⅡ型とで社内コンペティションを行うことに決定したはずだった。
しかしⅠ型とⅠ型Rのシェアが伸び悩み、ヤクシャシリーズが躍進する状況に経営陣は判断を翻し、中近距離高機動戦闘に重きを置いたⅡ型に開発リリースを絞り込み、隠密行動を更に突き詰めた新プランの開発を打ち切る決定を下した。
後に残されたのは倉庫に残された数機のセイバーと新型スラスター、予算執行と取り消しの間にプールされた僅かな資金、そしてⅡ型の開発に呼ばれることもなく行き場のなくなった一部のアクの強い開発者達だった。
彼らは社に秘密で開発を継続することを決意、取締役が参加するⅡ型の最終テストに乱入して無理矢理コンペティションに持ち込もうとするのだった。
セイバーS型
名機「クーガーS型」にあやかり、Silent Modelを略してS型と名付けられた。
セイバーのコンセプトである隠密行動と、ボーダーから寄せられた不満を擦り合わせ、本当に求められている隠密性を目指した。
Ⅰ型の頭部右側面にもう1つセンサーを増設することで射撃補正を改善した。
狙撃兵装との相性の悪さを解消した形だが、隠密行動を取れば中距離まで近づけるという考えから射撃補正はBになっている。
装甲を兼ねたコンフォーマルタンクを増設することで装甲とSP供給を改善し、特別装備を活用して敵陣奥深くまで踏み込める3.5秒胴となったなるはずだった。
他の部位と異なり完全に新造のパーツが必要となるため予算が足りず、出来合のプロペラントで代用した。
これが後の悲劇を引き起こそうとは、この時は誰も予想していなかったのだった。
完成していたⅡ型の肩部をちょろまかしてⅠ型Rの腕部を組み合わせた。
反動吸収とリロードを両立したが、機構が大型化し重量が増えた上に、関節の可動範囲が減少して武器変更時の腕部の慣性モーメントが増加したため、持ち替えが遅くなっている。
Ⅰ型の脚部に静音化を施し、Ⅱ型と同じ新型スラスターを装着した。
新プランの根幹を成すパーツであり、真っ先に開発がスタートしていたため打ち切り時点で8割方完成していた。
胴体と併せて歩行の価値を再認識させる脚部である。
顛末
残されていたセイバーは1機を残してパーツ取りに使われたため、1機のみ完成にこぎ着けた。
既存のブラストを大きく上回る隠密性をアピールすべく最終テストの会場へ潜入中を試みたが、その際に機体前方に飛び出していたプロペラントを損傷した結果ニュードドライブが暴走、爆散した。
開発中のデータに価値を認めた上層部はこの企みに参加した開発者に形だけの懲罰を与えるに留めたがS型の採用は認めず、その結果数名がTSUMOIを去ったと言われている。
最終更新:2012年04月21日 04:04