狙撃兵装への「イーグルアイ」緊急支給に関する噂
去る08/23、ボーダーらには何の事前情報もなしに支給開始された
狙撃兵装の新兵器「イーグルアイ」シリーズ。実は、この緊急支給を巡って黒い噂が囁かれている。
そもそも互いが鎬を削る兵装業界である。水面下の情報戦や意図的なリークなど日常茶飯事、如何に競合他社の製品を牽制し自社製品をアピールするかの戦略は遙か昔から積み上げられてきたもので、それらに一切引っかからなかったイーグルアイの存在が不自然なものと受け取られているのだ。
歯牙にもかけられない性能ならともかく、他社より小型でありながら可変・高倍率の専用スコープを実装などしていれば話は別。高い技術がありながら謎が多い……諸兄は何か思い浮かばないだろうか?
……そう、似たようなケースが近くあったのだ。ナクシャトラのBR「ヤクシャ」の唐突な支給開始である。あちらは存在自体は囁かれていたものの、外見以外の一切の情報は伏せられており、また支給時期についても全くの不明とされながら唐突にラインナップに並んでいた。
出所不明の高い技術、他社にほぼ全くと言っていいほど検知されない秘匿性……これらが意味するものはいったい何なのか。私兵部隊の設立を目論んでいると噂される某組織の動向も合わせ、世界の裏で何かが動き出しているのかもしれない。
コラム -武器評価の変遷-
これまでの歴史の中で様々な武器がリリースされ、ボーダー達により選択されてきた。
今回は、その歴史の中でなかなか選択されることのなかったものに焦点をあてていきたい。
重火力兵装
- サワード・カスタム :この武器は手軽に撃てるサワードをコンセプトに開発された。しかし、重火力使いのボーダーたちのニーズであった火力が不足しており、そこから来る爆風の小ささもあいまって不人気な1品となっている。しかしAIMの熟達したボーダーの手に渡れば、瀕死のシュライクから体力満タンのフルHGまで、いかなる用途にも使える万能サワードとなる。その用途はもはや施設破壊にとどまらない。
- プラズマカノンXM :しばしばサワード・ロケットと比較され、低性能扱いされる武器である。確かに威力、爆風範囲、リロード、重量どれをとっても劣っている。だが唯一にして最大の長所である弾速を最大限に生かしたとき、ほとんどの相手からほぼ確実にダウンを奪い、絶対的優位に立つことのできるものとなる。その力は1対1の状況から対多数から逃げる場合まで、あらゆるところで有利にはたらく。
- アトラント榴弾砲 :着弾時間の長さ、着弾範囲の広さに対する弾数の少なさから「アタラント」などとまで言われ、一部のボーダー以外にはかなり不評となっている。しかし研究が進むにつれて、少ない移動で広い範囲をカバーできる射程、高い威力が評価され、長い着弾時間を生かした奇襲なども研究されてきた。最近ではかなり見直されてきている。
支援兵装
- クイックスマック :かつては支援兵装唯一の中距離兵器として一世を風靡したが、ASG-アヴァランチ、LSG-アヴローラγの登場によりその地位を奪われてしまった。しかし、アヴァランチは連打とAIMの両立を、アヴローラγは3点射完了までのAIMをそれぞれ要求されるため、中距離の奇襲からの戦闘など、それらに対して優位に立てるポイントは残されている。
- ASG-スイーパー :ASGの1段階目だが、汎用性から言って2段階目が実質のエントリーモデルとなっており、そのまま倉庫にしまわれることが非常に多い。しかし、少しCSが混ざるだけでよろけをとることのできる威力を活用すれば、ワイスマやスマSP以上に相手に何もさせないまま撃破するという戦法ができるようになる。多少相手の装甲に依存はするが。
ここに紹介した武器はそれらの一部で、活用方法が最近研究されてきたものである。
その他にもまだまだあまり評価されていない武器、まだ誰も活用法を確立できていない武器もあるので、それらの武器がいつか日の目をみることを願う。
機関砲支給開始
今回、機関砲の搭載認可が降りたため、ボーダーに支給されることとなった。
機関砲は、一部のサワードや
グレネードランチャーに使われている小型榴弾を連射する兵器である。
「『強襲や重火力に副武器として使われている弾頭兵器をメインしたら強力なのではないか』という単純な発想から生まれたんです。」と担当者は話す。
「当然反対されましたね。爆発する弾を大量に詰め込むのは、危険ですし、だいいちコストがかさむと問題になったわけです。しかし、一旦やろうと思ったことは押し通すのが我社の気風です。」そうして採算を度外視した結果、「歩く武器庫」の異名を取る機関砲が完成したのだ。
「確かに価格、要求する素材ともに破格です。がパワーを追求するボーダーに愛用されているように、その火力は圧倒的です。まあ、若干重いのと、反動が大きいという問題があるようですが。しかし、それもこれから私が紹介する運用法を使えば全く問題ありません。要は、機関砲の砲身で敵を持ち上げて接射すればいいんです。かっこいいですし、確実に当たりますよ。」
後日弊紙の記者が試したところ、相手は一発で行動不能になったが、こちらも重傷を負った。
このように様々な夢と浪漫が詰まった機関砲、是非試して欲しい。
禁断の牛追い祭り 開催へ
度重なる不祥事により、とうとう牛マンのVR免許が剥奪されることとなった。
マグメルは社からの永久追放も視野に入れていたが各企業と社内ファンクラブの強い要望により、今までの功績は全て白紙にした上で1から出直すことを認めるという、極めて異例の判断を下した。
当然マグメル社への批判が相次ぎ、上層部と企業の癒着も指摘された。
これに対しマグメル社は今朝の会見で
「牛マンの犯した過ちは許し難いものであることは承知しておりますが、彼の功績は無視できるものではないと、我々は考えています。しかし、我々は何のペナルティーも無しでの再雇用は考えておりません。
8月9日(月)~13日(金)の5日間(1日数時間程度)で、D4からの昇格試験を集中して行います。もし、彼をどうしても許せないという皆さんはFFや集中砲火など、敵味方関係なく煮るなり焼くなり好きにして頂いて結構です。」
と、Dクラスでの牛追い祭り開催を発表した。
これによる反響は非常に大きく、騒ぎは収束するどころか更なる批判が相次いでいる。
Dクラスの新人ボーダーで、牛マンのファンクラブ会員である午マソ氏にインタビューをしたところ、
「牛マンさんが永久追放とならずとても嬉しく思います。しかし牛追い祭り開催はちょっと納得できません。これでは牛マンさんだけでなく、我々新人も騒ぎに巻き込まれてしまいます。残念ながらマグメルのボーダー管理はかなり適当なので、牛マンをこらしめようと階級、名前を詐称してDクラス戦に出る人が大勢出てしまうでしょう。牛マンさんと一緒に戦える機会が頂けたのは嬉しいのですが、正直不安の方が大きいです。素材を冷遇する、GPの減りが早いといったものの方が良かったのでは・・・。」
との
コメントを頂いた。
Dクラス戦が行われるスカービ渋谷は本来コア凸が盛んに行われる戦場であるが、期間中は戦闘厨の強襲、重火力、狙撃兵装が多数出没することが予想され、注意が必要である。
最終更新:2010年09月27日 09:30