れいしん
東征軍益荒男たちは
龍水から渡された髪の毛を持っており、これを媒介にして龍水が導波を中継することで、戦場で散り散りになっても各々意思疎通が可能。
信号弾や手旗よりも伝わるまでの時間落差に優れ、かつ故障することも無い優秀な術。言葉だけでなく感触なども通信できる。
欠点は送れる人数と回数が術者に依存すること。
例えば三十余の対象に、同時に念を飛ばす場合はかなりの導力が必要で、並の術者なら数度の通信を行った時点で心身ともに損耗し、最悪廃人と化す。
さらに導波の連絡とは意識の交流に他ならないわけだから、精神世界の在り様がもろに出る。
凡夫と才人、狂人と常識人でお互いの世界が分からないように人間の格に差があれば、別世界の言語のように感じてしまい齟齬が発生してしまう。通じるなら通じるで、考えていることモロばれだから面倒くさい。
龍明は三十余の対象に同時に念を飛ばしながら、全身から横溢する精気で他者の疲れを癒す活性の咒法を同時に行えるほどの突出した格を持つが、格下の者に合わせることが出来るため、受け取る側に一切の誤解を与えない。
ただでさえ高難易度の通信技術を、翻訳作業と並列しながら行えると言っていい。
- パシリがパシリたるパシリの元凶となった初パシリ -- 名無しさん (2015-11-23 14:56:33)
- 昔のこと考えたら格下に合わせられるってのが考えられないなぁ -- 名無しさん (2015-11-23 16:43:15)
- この世界の変態は、本当に無駄にスペック高いなぁ -- 名無しさん (2015-11-23 16:44:57)
最終更新:2024年03月25日 16:03