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検証結果(極私的結論)
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「推奨環境」でどのくらい楽しめるかをテーマに色々と調べてみました。
ベータモジュールの割には安定性が高かったところは一安心と言ったところですが、
予想以上にクライアント側の負荷が高く高フレームレートが必要であるなら相応の出費を強いられそうです。
予想以上にクライアント側の負荷が高く高フレームレートが必要であるなら相応の出費を強いられそうです。
もちろん並の性能で良ければ一般的な性能のPCで充分に動きそうです。
尚、このページの記載事項はあくまでもベータモジュールを対象に検証した結果について記載しており、
製品版とは大きく特性が異なることが考えられます。
また、ベータテスト用環境であるため、マップが1枚しか含まれていないなど限定された条件下での検証である点について御留意願います。
製品版とは大きく特性が異なることが考えられます。
また、ベータテスト用環境であるため、マップが1枚しか含まれていないなど限定された条件下での検証である点について御留意願います。
では、わかり易い順にテーマ別に行きましょう。
■VRAM3GB必要説
最高画質であるULTRAを選択しなければ全く必要ありません。
(CUSTOM設定でULTRA級の設定を行う場合は別ですが)
ULTRAを選択する場合であっても検証に使用した3種の環境ではぎりぎりで2GBに収まっていました。
(CUSTOM設定でULTRA級の設定を行う場合は別ですが)
ULTRAを選択する場合であっても検証に使用した3種の環境ではぎりぎりで2GBに収まっていました。
但し、2560x1600などの超高解像度モニタや近未来に普及するであろう4K/2K対応機種については、
2GBを越えるVRAMを消費すると考えて良いでしょう。
2GBを越えるVRAMを消費すると考えて良いでしょう。
また、DirectXを使用するアプリケーションがバックグラウンドで稼働している場合には、
それらのアプリケーションによるVRAM消費も考慮する必要があります。
ちなみに最近の主要なWebBrowserはDirectXを使用してレンダリングを行っています。
それらのアプリケーションによるVRAM消費も考慮する必要があります。
ちなみに最近の主要なWebBrowserはDirectXを使用してレンダリングを行っています。
尚、VRAMの要求容量が実装容量を超えた場合でも、若干の性能低下が発生するのみであり、
プログラムの正常な稼働に支障はありませんでした。
もちろん、超過する容量が少ない場合の話であり、実装1GBの環境で画質ULTRAに設定すると
約半分しかVRAM容量が確保出来ない計算になるため、当然激しく性能劣化することが想定されます。
プログラムの正常な稼働に支障はありませんでした。
もちろん、超過する容量が少ない場合の話であり、実装1GBの環境で画質ULTRAに設定すると
約半分しかVRAM容量が確保出来ない計算になるため、当然激しく性能劣化することが想定されます。
■AMD Radeon優位説
Battlefield4の開発にあたってはグラフィクス周りのエンジニアリングサポートとして
AMDが参画していることは良く知られています。
AMDが参画していることは良く知られています。
{AMDとしては自社アーキテクチャにとって優位なシェーダ設計を行うことが想定され、
相対性能ではAMD優位が予想されました。
相対性能ではAMD優位が予想されました。
さて、フタを開けてみると...
ややAMD優位と評価して良さそうです。
推奨環境としてEAより型式指定されているGeForce GTX 660とRadeon HD7870ですが、
一般的なベンチマーク結果でも比較的近い評価になるモデルらしく、ライバル関係にあると言って良いでしょう。
BF3を使用したベンチマークでも比較的近い評価となっており、解像度や画質によって評価は異なるものの
50/50または若干GTX 660優位の結果となることが多かったようです。
一般的なベンチマーク結果でも比較的近い評価になるモデルらしく、ライバル関係にあると言って良いでしょう。
BF3を使用したベンチマークでも比較的近い評価となっており、解像度や画質によって評価は異なるものの
50/50または若干GTX 660優位の結果となることが多かったようです。
しかし、Battlefield4では、画質Highに於けるフレームレートではHD7870が15%以上をGTX660を超過しています。
また、CPU性能の問題によりGPUの能力が生かし切れていないMediumでもHD7870が優位な結果となりました。
また、CPU性能の問題によりGPUの能力が生かし切れていないMediumでもHD7870が優位な結果となりました。
一方、推奨環境として記載されていませんが、上位機種にあたるGeForce GTX 770とRadeon HD7950の評価は
CPU性能の不足により残念ですが正しく評価を行うことが出来ませんでした。
CPU性能の不足により残念ですが正しく評価を行うことが出来ませんでした。
1機種の評価のみですので断定することは困難ですが、推奨環境として挙げられている機種である
Radeon HD7807が安定して高フレームレートを維持しているところを見る限りややAMD優位と評価して良さそうです。
Radeon HD7807が安定して高フレームレートを維持しているところを見る限りややAMD優位と評価して良さそうです。
■Windows8に於ける性能向上説
結論から申し上げると性能向上はありませんでした。もちろん性能劣化もありませんでした。
DirectX11.1の採用によりややAMD優位かとの説もあるようですが、
以前、別の記事に記載いたしました通りDirect2D周りの性能改善程度に留まっていると考えて良いらしく、
数値的にも体感的にも全く有意な差は確認出来ませんでした。
DirectX11.1の採用によりややAMD優位かとの説もあるようですが、
以前、別の記事に記載いたしました通りDirect2D周りの性能改善程度に留まっていると考えて良いらしく、
数値的にも体感的にも全く有意な差は確認出来ませんでした。
またWindows8.1(Preview版)についても確認いたしましたが、全く変化は確認出来ませんでした。
尚、検証作業中の障害発生率(発生数ではなく率)はWindows8.1(Preview) >> Windows 8 > Windows 7と言った感じでした。
Windows8.1はあくまでもPreview版ですので近日出荷開始予定の製品版では改善されると考えて良いでしょう。
Windows8.1はあくまでもPreview版ですので近日出荷開始予定の製品版では改善されると考えて良いでしょう。
■メモリ8GB必要説
今回検証に用いた3台のPCのうち2台はOSからクリーンインストールを行い、ほぼ最低限のソフトウェアしかインストールしていません。
しかし、4.5GB程度のメモリ使用量となっているケースが何度かありました。
{VRAMと異なりメインメモリの不足は即座に急激な性能劣化を招きます。
また、今回のベータテストで使用されたマップはそれほど広くありませんでしたが、
もっと広大なマップであれば当然メモリ使用量が増大することが想定されます。
しかし、4.5GB程度のメモリ使用量となっているケースが何度かありました。
{VRAMと異なりメインメモリの不足は即座に急激な性能劣化を招きます。
また、今回のベータテストで使用されたマップはそれほど広くありませんでしたが、
もっと広大なマップであれば当然メモリ使用量が増大することが想定されます。
以上の理由により、余裕を見て8GBは妥当な線でしょう。
ノートPCなど大容量の増設が困難な機種の場合は6GBでも良いかもしれません。
■CPU高負荷説
説と申し上げるのもどうかと思いますが、高フレームレート時にCPUがネックになり性能が伸びなくなってしまいます。
但し、多くの方が利用されているリフレッシュレートが60hzのモニタでは
フレームレート60fpsを実現可能なCPUが確保出来れば問題ありません。
フレームレート60fpsを実現可能なCPUが確保出来れば問題ありません。
一部テーマの範囲外になるためまとめた情報は記載しておりませんが、
60fps維持が目標ならIntelの4Core@3.0Ghzで充分達成可能と判断しております。
60fps維持が目標ならIntelの4Core@3.0Ghzで充分達成可能と判断しております。
多くの検証結果を元に判断すると90fps維持に必要なCPU性能が大凡4Core@4.5Ghz程度となり、
60fps維持に必要な性能と比例関係にあることから、
120fps維持を実現するには1Coreあたり処理能力が現行CPUに於ける6Ghz相当以上の処理能力が要求されるようです。}
60fps維持に必要な性能と比例関係にあることから、
120fps維持を実現するには1Coreあたり処理能力が現行CPUに於ける6Ghz相当以上の処理能力が要求されるようです。}
また、CPU性能が限界に達している環境下に於いては
NVIDIA SLIやAMD CrossFireXなど複数のビデオカードを使用する構成の方が
ややフレームレートが確保出来るとの情報を頂きました。
NVIDIA SLIやAMD CrossFireXなど複数のビデオカードを使用する構成の方が
ややフレームレートが確保出来るとの情報を頂きました。
■最低ライン
詳細な試験結果を御覧頂くと一目瞭然ですが、
画面解像度720pにて30fpsであれば、Radeon HD6670など廉価版のGPUでも十分にプレイ可能です。
また、フレームレートが低いため高性能なCPUを用意する必要が無いところも一つのメリットであり、
比較的高性能なノートPCでもプレイ出来るかもしれません。
画面解像度720pにて30fpsであれば、Radeon HD6670など廉価版のGPUでも十分にプレイ可能です。
また、フレームレートが低いため高性能なCPUを用意する必要が無いところも一つのメリットであり、
比較的高性能なノートPCでもプレイ出来るかもしれません。
PC用GPUとして最大のシェアを誇る(?)Intel HD Graphicsからは、最新モデルのHD4600を採用し検証を実施いたしましたが、
720pはかなり厳しいと言わざるを得ない状況であり、XGAなら30fps確保可能な水準となりました。
しかし、HD4600が実装されているCPUは相応に高性能な機種であり、
そのようなCPUを使用する方がCPU内蔵GPUを使用するとは考えにくいところがあります。
720pはかなり厳しいと言わざるを得ない状況であり、XGAなら30fps確保可能な水準となりました。
しかし、HD4600が実装されているCPUは相応に高性能な機種であり、
そのようなCPUを使用する方がCPU内蔵GPUを使用するとは考えにくいところがあります。
どうせならHD3000ぐらいでも稼働するような画質SUPER LOWなモードがあっても良かったと思いますが。
■結論
推奨環境に挙げられているGeForce GTX 660またはRadeon HD7870で充分に快適にプレイ可能。
■理由
画面解像度FullHD(1920x1080)にて一般的には十分な画質とフレームレートが確保出来ているため。
ともにVRAMの実装容量が2GBの機種であるが、前述の通り画質ULTRA以外では問題とはならないため。
また、CPU負荷が高めの傾向があるものの、60fpsを実現可能なCPUは容易に入手出来るため問題とはならないため。
ともにVRAMの実装容量が2GBの機種であるが、前述の通り画質ULTRA以外では問題とはならないため。
また、CPU負荷が高めの傾向があるものの、60fpsを実現可能なCPUは容易に入手出来るため問題とはならないため。
OSにはWindows8が推奨されているのは... スタートボタンが無いけど動いたからよしとするか。
最初は凄まじい高負荷で普通のPCではまともにプレイできないほどの酷さでしたが、
何度かのリビジョンアップとGPUベンダによるベータドライバの投入が功を奏し、
性能的には十分に市販可能な水準になったと思います。
(もう一息改善を望むところですが)
何度かのリビジョンアップとGPUベンダによるベータドライバの投入が功を奏し、
性能的には十分に市販可能な水準になったと思います。
(もう一息改善を望むところですが)
致命的または高頻度で発生する不具合はほぼ解消されており、
少なくともベータテストで使用されたマップや装備については大きな心配は無さそうです。
少なくともベータテストで使用されたマップや装備については大きな心配は無さそうです。
一番心配なのはプレイヤー数を確保出来るか否かですが...
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