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ガンダム Gのレコンギスタ - (2022/12/13 (火) 21:22:13) の編集履歴(バックアップ)
ガンダム Gのレコンギスタ Gundam Reconguista in G |
媒体 |
TVアニメ |
話数 |
全26話 |
メディア展開 |
コミックス 劇場版(5部作) |
VSシリーズ初参戦作 |
機動戦士ガンダム EXTREME VS. FORCE |
VSシリーズ登場勢力 |
アメリア軍 海賊部隊 キャピタル・アーミィ トワサンガ ビーナス・グロゥブ |
VSシリーズ登場人物 |
ベルリ・ゼナム アイーダ・スルガン マスク ラライヤ・アクパール クリム・ニック ノレド・ナグ マニィ・アンバサダ |
VSシリーズ登場機体 |
G-セルフ G-セルフ(パーフェクトパック) G-アルケイン マックナイフ モンテーロ カットシー 宇宙用ジャハナム G-ルシファー カバカーリー ジーラッハ グリモア ダハック トリニティ |
VSシリーズ使用BGM |
BLAZING ふたりのまほう Gの閃光 G-セルフの青い空 ガンダム Gのレコンギスタ 三つ巴 コア・ファイターと共に |
VSシリーズ関連ステージ |
ビクエスト島 キャピタル・テリトリィ ギアナ高地 |
【あらすじ】
数多くの戦争が起こり、食糧難から人が人を喰らうまで進み、人類が滅亡しかけた宇宙世紀。それが終焉してから1000年以上の時が過ぎた。新たな世紀「リギルド・センチュリー(RC)」を迎えた人々は自ら技術進歩に制限をかけ、再び繁栄を始めていた。
前世紀からの遺物である地球と宇宙をつなぐ機動エレベータ「キャピタル・タワー」。地球上のエネルギー源となる「フォトン・バッテリー」を地球に搬入する唯一の経路として、人々は神聖視しキャピタル・タワーを維持、復元していた。
そのキャピタル・タワーを守護するために作られたキャピタル・ガード。その候補生ベルリ・ゼナムは宇宙実習の最中に宇宙海賊の操る謎のモビルスーツ「G-セルフ」の襲撃を受けるがそれを捕獲する。
ベルリはG-セルフを操縦していた宇宙海賊のパイロット、アイーダ・レイハントンとG-セルフに不思議な感じを抱き、さらに特定の人間にしか動かすことのできないG-セルフをベルリは起動させることができた。
宇宙海賊とアイーダの目的、G-セルフに選ばれたベルリの運命、そして明らかになるリギルド・センチュリー全体を揺るがす運命とは…?
Gのレコンギスタ第一話「謎のモビルスーツ」
見なければ、何もわからない!(本編次回予告より)
【作品解説】
ガンダムの生みの親、富野監督が手がけたガンダム作品。キャッチコピーは「君の目で確かめろ!」
TVシリーズでは初の深夜帯放送で2クールとシリーズ初の試みが行われている。(00は分割2クールの計4クール)
富野監督は本作を「ロードピクチャー(冒険譚)」と評しており、小学校高学年から中学生をターゲットにしているとしていた。
ただし、富野監督が「盛り込みたい内容が多く、色々と詰め込みすぎた」と言う通り複雑な内容で話についていけない視聴者が多く、ファンサイトやWikipediaなどで情報を集めたりしないと理解できないことがあるなどと作品としての賛否は大きく分かれていると言える。
作中人物が突っ込んではいるが「キャピタル・ガード」(軌道エレベーターであるキャピタル・タワーを守る自警団的組織)と「キャピタル・アーミィ」(他国家からの侵略を想定という名目で設立された新設の軍事組織)など初見だとこんがらがってしまう名称もある。
同時期に「ガンダムビルドファイターズトライ」も放送していたため、富野監督がターゲットにしていた対象が見にくい深夜帯になったのも不幸な点だったといえよう。おまけに、トライと異なりバンダイチャンネルなどでの誰でも一週間無料視聴できるサービスがなかったのもあるか。
とはいえ、バイタリティあふれる人物たちやこれまでとは毛色の違うモビルスーツたち、さらには聞いていると元気の出る曲(とくにED)、濃厚な富野節など一度見る価値はあるだろう。
現在、5部作のSEEDや00のスペシャルエディションのような編集、新規カットが追加された劇場版が制作、公開された。(2022年8月に最終章Ⅴ公開)
監督も作り直す際に分かりにくいところが多いとおっしゃっていたため全体的にTV版よりも分かりやすくなっているほか、一度アニメを経ての新規アフレコになっているので同じシーンでも受ける印象が変わっているシーンもある。
初めて見る人にはこちらの方がキャラクターの心情などが掴みやすくおススメとなっている。特に劇場版Ⅱの追加シーンを見たかでベルリに対する印象が大きく変わる。
特に劇場版Ⅳのクライマックスの激戦は非常に迫力のある出来栄えになっている。
22年8月時点ではⅠ~Ⅲまではバンダイチャンネルやアマゾンプライムなどのサブスクリプションサービスで公開されているので視聴するハードルが下がった。
余談だが、放送直後に監督の口から「本作は
∀ガンダムよりも後の時代を想定して作った」という衝撃的な事実が明らかになった。
【VSシリーズ登場勢力】
アメリア軍
- かつて北米と言われた場所にある大陸国家アメリアの軍隊。ゴンドワンと大陸間戦争をしている。
- ∀ガンダムにも同名の地名が出てくるが関連は不明である。クリム、ミックが所属。
海賊部隊(メガファウナ所属)
- フォトン・バッテリーを狙いキャピタル・テリトリィへ攻め込んできた謎の部隊。正体はアメリア軍の独立部隊である。
やがて各組織の穏健派が集まり戦争終結を目的とした組織となる。ベルリ、アイーダなどが所属。
キャピタル・アーミィ
- キャピタル・ガードはキャピタル・タワーの自衛組織。また、大陸間戦争を続けるアメリア軍とゴンドワン軍からの攻撃を想定し、防衛のためという名目で新軍組織「キャピタル・アーミィ」が設立された。マスク、バララ、マニィがアーミィに所属。ベルリはガードの候補生だった。
トワサンガ
- 宇宙世紀時代のスペースノイドの残党が拠点として築いた、月の裏側にあるスペースコロニー群から構成される国家。
ビーナス・グロゥブ
- 金星近くのスペースコロニー。G系統の機体を開発しているジット・ラボラトリィやフォトンバッテリーの生産をしているヘルメス財団はここに属している。
【VSシリーズ使用BGM】
BLAZING
- 第1クールOP、歌手は2人組ユニットのGARNiDELiA。作詞はボーカルのMARiA、作曲はキーボードのtokuが行っている。
- このユニットこの曲以外にも多くのアニソンを歌っているので興味のある方は是非調べて頂きたい。
ふたりのまほう
- 第2クールOP、歌手は「アナ雪」でお馴染みのMay J.。作詞は富野監督ではないがMay J氏は監督に色々と話を伺ってから収録したとの事である。
- May J氏の歌唱力もあり名曲ではあるのだが、OP映像は制作がひっ迫してたのか本編映像の使いまわしという少し残念な事になっている。
Gの閃光
- ED曲、歌手はシンガーソングライターのハセガワダイスケ氏。彼は「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズの楽曲も歌っているのでそれで知った方も多いかもしれない。
- 作詞は富野監督が担当、一度聴いたら忘れないような強烈な歌詞は流石である。また静止画ではあるが敵味方入り混じったラインダンスのED映像も必見である。
- 劇場版Ⅳでは本曲のリメイクと言える「カラーリング バイ G-レコ」が発表された。歌手は同じくハセガワダイスケ。
- Gセルフの青い空
- 激伴。次回予告にも使用されいる。
【本シリーズ関連ステージ】
ビクエスト島
- 海賊部隊の基地があるカリブ海の島。アメリアの「カリブ海洋研究所」が置かれている。
- GVSで登場。海岸に段差があるものの全体的に開けた広いステージで背景にメガファウナの形をしたダミーバルーンがある。
キャピタル・テリトリィ
- 主人公ベルリ・ゼナムたちの住む国。エルライド大陸(南アメリカ大陸)の北部、カリブ海からアマゾン川流域に接する地域を国土とする。首相はビルギーズ・シバ。北方の大陸国家アメリアとは敵対しているが、東方にある大陸国家ゴンドワンとは協力関係にある。
- 中心部には宇宙からフォトン・バッテリーをもたらす軌道エレベータ「キャピタル・タワー」があり、スコード教によって神聖視されている。
ギアナ高地
- 南アメリカ北部にある高地で、本作における最終決戦の舞台。洞窟内にはズゴックが化石のように眠っており、大昔である宇宙世紀時代のジャブロー跡地と思われる。
- なお、ギアナ高地はEXVS~MBONにてGガンダムのステージとして登場したが、EXVS2XBではGレコのステージとして登場。出典作品が異なりかつ同名のステージが登場するのは珍しいケースである。もちろん出展作品が異なるため、ステージギミックにデビルガンダムやガンダムヘッドの触手は出てこない。
- ステージは高低差や段差がほぼ無く、建造物やオブジェクトもないステージになっている。
【ガンダムVS.シリーズにおけるステージタイトルとの関連】
- G系統のMS(EXTREME FORCE)…「ヘルメスの薔薇の設計図」を元に建造されたMSの事で、G-セルフやG-アルケインがこれに該当する。