騎士ガンダム KNIGHT GUNDAM |
登場作品 |
SDガンダム外伝 |
型式番号 |
UNKNOWN |
全高 |
UNKNOWN |
重量 |
UNKNOWN |
所属 |
ラクロア |
武装 |
ナイトソード 電磁スピア ナイトシールド 騎士の鎧 三種の神器 光の弓矢 |
特殊装備 |
石板 |
【設定】
一陣の雷鳴と共にスダ・ドアカ・ワールドに出現した、自身の名前以外の記憶を無くした
ガンダム族の若者。
強い信念をもって渾然と悪に立ち向かう正義の戦士である。
モンスターに襲われたラクロア王国のフラウ姫を助けた事がきっかけで、サタンガンダム打倒の旅に出る事になる。
やがてその冒険の旅は、スダ・ドアカワールド全土の存亡をかけた大きな冒険へと発展する。
その前身は「武者頑駄無真悪参(ムシャガンダムマークスリー)」という 頑駄無軍団の精鋭である「八人衆」の一角で、メンバーでも指折りの実力者であったが、性格面を問題視されたことからリーダーの座を逃してしまう。
そのことを認められずにいた真悪参は怒りの余りに一族の秘宝「銀の楯(しろがねのたて)」を持ち出して出奔、戦果と実力を示してリーダーの座を改めて得ようと企む道中で遭遇した
闇軍団の武者とのいざこざの中で突如、落雷と共に姿を消してしまうのだった。
なお、秘宝持ち出しの罪に加え行方不明になったため、頑駄無軍団からは除名扱いを受け、八人衆は七人衆と改められた。それによって、八人がそろって発動できる頑駄無軍団の奥義「八紘の陣」が使用できなくなってしまう。
一応、妻子もいたようで遙か未来の「伝説の大将軍編」に直系の子孫である真駆参(マークスリー)がいる。
ただし、コミックボンボン版では真悪参ことスペリオルドラゴンが己の過去を悔いて秘宝を返しに来た際の仮の姿である(当時の頑駄無軍団は消滅しているので今更すぎだが……)。
落雷により異世界に飛ばされた(実際はスペリオルドラゴンが自身の新たな肉体の器として真悪参をスタ・ドアカ・ワールドへ召喚した)魂は善と悪のそれぞれに分離(バロックガンによる妨害)。
善の心は騎士ガンダムに、悪の心はサタンガンダムに変貌した。
【武装】
ナイトソード
ナイトシールドに収納されている長剣。
電磁スピア
伸縮自在で電撃を放つことができる槍。
岩に突き刺さったこの槍を抜くことができるのは真の勇者のみとされている。
ナイトシールド
十字の星の装飾が施された盾。
ナイトソードの鞘も兼ねている。
騎士の鎧
ガンダリウムガンマ製の鎧。
三種の神器
スタ・ドアカ・ワールドの伝説として語られている「
伝説の勇者ガンダム」が身に着けていた武具で、炎の剣、力の盾、霞の鎧で構成される。
炎の剣
力の盾
霞の鎧
石板
古の呪文が刻まれている石版。
2つに分かれており、組み合わせると三種の神器の力を使うための呪文が浮かび上がる。
光の弓矢
伝説の巨人
サイコゴーレムが何らかの理由で暴走した際に、それを封印するために用意された武器。
その真の力を開放するためには、サイコゴーレムを守護するために模倣された
マッドゴーレムの体内に隠された守り神の鏡に太陽の光を反射させ、光の弓矢に当てる必要がある。
【原作の活躍】
ラクロアの勇者編にてフラウ姫を救い、レビル王に謁見した際に騎士の称号を賜る。
象徴的な赤いマントはこの時に下賜されたもの。
OVAでは30分で全敗記録をたたき出した騎士アムロ、
EDでキャストを騎士サザビーと間違えられた戦士ガンキャノン、
突っ立ってるだけで終始何もしなかった僧侶ガンタンクとともにサタンガンダム討伐の旅に出る。
謎の
騎士シャアの妨害に遭いながらもサタンガンダムの城にたどり着き、石板の力を発現させて三種の神器を装着、ついに正体であるブラックドラゴンに炎の剣を突き立てて勝利した。
伝説の巨人編では流石に己の未熟さを実感して修行の旅に出たアムロを見送った後、ラクロアを襲った謎の巨人を討伐する旅に出る。
妖精キッカから巨人の真実を聞かされ、倒さないように懇願されるも光の弓矢を受け取り、サイコゴーレムを永い眠りにつかせた。
光の騎士編ではその功績からレビル王よりバーサル騎士の称号を賜り、バーサル騎士ガンダムとして登場。
アルガス王国からアムロが連れてきた
騎士アレックス、
剣士ゼータ、
闘士ダブルゼータ、
法術士ニューのアルガス騎士団とともに
闇の皇帝ジークジオンの住まうムーア界・ティターンの魔塔に乗り込む。
そこで倒したはずのブラックドラゴンと再戦した騎士ガンダムは、自分とブラックドラゴンの真実を知る。
彼らは一つに戻り、シャアの助けを借りながら騎士スペリオルドラゴンとして覚醒すると、ジークジオンを撃破。
道中で斃れたアルガス騎士団の魂とともに、天へと帰って行った。
その後はスダ・ドアカの神としてガンダム族の子孫達を見守っている。
【人物】
騎士ガンダム
CV:松本 保典
自分の名前以外の全ての記憶を失い、雷と共にスダ・ドアカワールドに現れたガンダム族の青年。
訪れたラクロア王国に古くから伝わる伝説の勇者と同じ名であったことからレビル王より騎士の称号を与えられ、 同じ名を持ちながらスダ・ドアカワールドの平和を脅かすジオン族の魔王サタンガンダムの討伐に旅立つ。
正義感の強い性格で弱者を労わり、正しい心を否定する者達とは誰であっても戦うという勇者に相応しい人物だが、言い換えればあまりにも完成され過ぎた人格を持つ、ある意味「出来過ぎた」人物でもある。
それもそのはず、前述のとおり彼は善の心の化身なため、心の闇が存在しない。
……はずなのだが、BB戦士の取扱説明書に描かれているオマケ漫画ではとにかく卑怯な振る舞いが目立つ。
終始丁寧語でしゃべり、敵にも礼儀を欠かさない紳士なのだが、その行動はやりたい放題でライバル・サタンガンダムも彼に振り回されっぱなしの突っ込み役と化している。
その前身は頑駄無軍団・若武者隊の一員・武者頑駄無真悪参。
ケンタウロス形態への変形能力を持つ。
【原作名台詞】
- 「弱いものいじめは許さん!」
- OVA『第一章 ラクロアの勇者』における初登場時の台詞でこの台詞と共にフラウ姫を襲っていたモンスターを撃退した。
- 「オーノホ、ティムサコ、タラーキィィ!!」
- OVA『第一章 ラクロアの勇者』にて「力の盾」「霞の鎧」「炎の剣」の三種の神器を召喚・装備する為に唱えた呪文。
なお、この呪文はアナグラムでありローマ字読みにして逆さまから読むと「力と霞と炎」となる。
- 「悪が栄えた試しは無し…正義は勝つ! そして、正義は我にあり!!」
- 劇場アニメ『武者・騎士・コマンド SDガンダム緊急出撃』にて。SDガンダムフォースより前の武者・騎士・コマンドのクロスオーバーではあったが、実質主役に等しい扱いを受けている。
ボロボロになりながらも味方を鼓舞し、炎の剣を召喚するシーンに発しており、この時の騎士ガンダムは掛け値なしに格好いい。
- 騎士ガンダム「最近デジタルイラストを趣味にしてまして」
サタンガンダム「え〜! 世界観設定は無視ですか!」
騎士ガンダム「この情報化社会においてデジタルデバイスの活用は必須ですから」
サタンガンダム「反省しないんだ!!」
騎士ガンダム「もうすぐ「クラッシャーズ」のストリーミングライブ放送が始まってしまいますので早めに終わらせましょう」
サタンガンダム「集中しなさいよ!!」- レジェンドBB騎士ガンダムにて二十年ぶりに復活したコミックワールド版でのセリフ。自分の存在感が薄くなっている事に危機感を覚えたサタンガンダムは騎士ガンダムに殴り込みに行くが、そこにいたのはすっかり現代のネット文化に馴染んでしまった騎士ガンダムだった…
- その後騎士ガンダムは、コピペ分身だのぼかしフラッシュだのやりたい放題の秘技(?)を披露して、サタンガンダムを返り討ちにするのだった。
- 「いやーひさしぶりにやってみたけどおもしろいですねえ」
- レジェンドBBフルアーマー騎士ガンダムのコミックワールドより。SDガンダム外伝をプレイした感想。ある意味自画自賛である。そして後ろでは性懲りも無くまた戦いを挑みに来たサタンガンダムの姿が…
【VS.シリーズの活躍】
EXVS.2
2019年1月25日のJAEPOにて、
ライトニングガンダムフルバーニアンと共に参戦が報じられ、3月28日に参戦する事が決定した。
『ガンダム無双3』同様にリアル頭身での参戦となる。
今作では何故か、騎士ガンダムの声を演じた松本保典氏の
ボイスが無く、
Ex-Sガンダムと同じく無人機として登場。何故ボイスが無いのか詳細は不明だが(権利関係か?)、『ガンダム無双3』や『スーパーロボット大戦BX』ではボイスがあったため、「本作でもボイスがある」と期待していた人もいたそうだ。
本作ではノーマル形態と強化形態のフルアーマー騎士ガンダムとなる時限強化機体となっている。
ノーマル時は地走タイプで、フルアーマー時は普通のBDとなり、各武装が強化される。
覚醒技は突進しながら炎の剣を相手に突き刺す「ラクロアの勇者」。通常時に使うと発動時に雷が落ち、フルアーマーになってから突撃する。
格闘機でありながらデスサイズヘル(EW版)のような幅の広い衝撃波、トライバーニングのサブのような盾めくりのの出来る衝撃波といった射撃も優秀なものを取り揃えているが、通常時・フルアーマー時ともに射撃は全て足が止まる、換装により移動タイプが変わるため慣れが必要といえる。慣れれば無敵……だった。
覚醒技をはじめアニメの再現モーションが豊富な上、フルアーマー時によく見るとキラキラしている、フルアーマー時の勝利ポーズ背景などカードダスネタも豊富と騎士ガンダム好きにはたまらないこだわりの機体と言える。これで声さえあれば完璧なのだが…
通常時は滑り性能、攻撃範囲など性能の高い特格をからめたズサキャンで相手の攻撃をかわしながら時間を稼ぎ、フルアーマーになって強力な攻撃で相手を封殺する…といった立ち回りをしており、Pストライク、ライトニングと並び2500トップの評価を得ていたが、アップデートにて通常時特格、一部射撃武装が弱体化した。
にもかかわらず、元々の武装性能が極めて高く、また特格も大抵の機体では取れない程度の強さは残しており、20環境と言われる現在において換装の調整さえ出来れば勝てるとすら揶揄される状態の為、2500単独トップの評価を得ている。
どのくらい評価が高いかというと、全国決勝大会予選参加者64チーム128人中25人が使用と、3000コス以外ではダントツの使用率であった程。
大会期間中は下方修正が殆ど行われなくなるためかなりの期間大暴れし、多くのプレイヤーから原作でのサタンガンダム以上の憎しみを集めていたが、年の暮れごろにようやく二度目の修正が入り、通常時の性能、前後特射周りを中心に各種性能が大幅に低下し相当な数が減ることになった。
あまりにも減ったため「ラクロアに帰った」などと言われることになった。
EXVS.2 XB
主にフルアーマー形態に強化が入った。
特筆すべきはフルアーマー時の格闘前派生で、前作は貴重な強化時間を長く使う割にはダメージが出ず封印安定だったのだが今作は出し切りで300近いダメージを叩き出すようになったので一転してダメージソースとなった。
また、フルアーマー時特格の爆発部分が前作は範囲が狭くガード不可(プレッシャー属性)だったのだが今作では爆発の範囲が広くなり、代わりにガード可能となった。
通常時でも機動力の上昇などささやかながら強化が入っている。
当然といえば当然だが前作で猛威を振った特射関連はノータッチ。
【勝利・敗北ポーズ】
勝利ポーズ
通常:ナイトシールドからナイトソードを抜いて構える。『ラクロアの勇者』のカード絵の再現
フルアーマー形態:三種の神器の内、炎の剣がない状態で電磁ランスを持って構える。『伝説の巨人』のカード絵の再現。また、カードダスのキラキラ背景のようなプリズムを背負っている。
敗北ポーズ
通常形態で煙を吹きながら片膝をついている
【その他の活躍】
ガンダムビルドファイターズ
第9話の女の子限定ガンプラバトル大会にて登場。
使用者はヤジマ・キャロライン。
アメリカ代表
ニルス・ニールセンのサポートの下に完成度を高めてチナのベアッガイIIIを機動力と格闘戦で翻弄したが、仕込まれた綿を浴びて雁字搦めにされて動けなくなった所をボウリング球の様に投げられて場外負けとなった。
最終話では三種の神器を装備した所謂『フルアーマー騎士ガンダム』の状態で登場し、プラフスキー粒子の結晶体・アリスタの暴走を止めるために戦った。
その際にサタンガンダムに似た姿のモックを炎の剣で撃墜していた。
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ヤジマ・キャロライン |
ヤジマ・キャロライン
CV:斎藤 千和
大手商社である「ヤジマ商事」の社長令嬢。
良家のお嬢様という事もあり、傍らには執事のセバスチャンを従える。
金髪縦ロールとたくあんのような眉毛が特徴。チナと同じく中学1年生。
馬を主な移動手段としており、夏場であっても乗馬服を着用し、腰には鞭を携えている。
高飛車でプライドが高い性格の持ち主で、絵画コンクールで常に自分より優秀な成績を修めるコウサカ・チナを一方的にライバル視しているが、そのチナは彼女の事を「キャロちゃん」と呼び普通に友人として接している。
度々チナに突っかかっては空回りしてペースを狂わされているが、むしろ本人の自爆により勝手に取り乱すことが多い。
また独占欲が強く、ヤジマ商事がガンプラバトル世界大会でスポンサーを務めることになった ニルス・ニールセンをいつの間にかを自分の彼氏にしてしまっており、決勝戦の一週間前には勝手に関係を進展させ婚約者にまでしてしまい、果ては 7年後には結婚まで結実している。
と言いつつも、スポンサー側としてニルスのバックアップを誠実にこなしたり、エピローグで宇宙ステーションでの実験・新型ガンプラバトルシステムの開発までサポートしたりと、よく尽くしてくれるいい娘である。
ガンダムやガンプラには詳しくないが、9話の女子限定バトル大会ではニルス謹製のSD騎士ガンダムで準決勝まで勝ち上がるなど、ファイターとしての技量を身に付けている模様。
なお、彼女に付き従っている執事のセバスチャンは、キャロラインの命令とあらばガンプラの入れ知恵や標的の尾行まで幅広く実行する。
更にニルスとキャロラインが捕まった際には単身救助に向かっており、ロックされていた鋼鉄製のドアを蹴り飛ばすなど高い身体能力を有する優秀なボディーガードでもある。
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SDガンダムワールド ヒーローズ
彼のガン消しやBB戦士、銅像が登場している。
なお、ナイトワールドのアーサー王は騎士ガンダムと同じガンダムMk-IIIがモチーフとなっている。
ガンダム無双
『3』にてリアル等身で参戦。
松本ボイスによる台詞もある。
SDガンダム GGENERATION
初参戦の『F』では
武者ターンエーガンダムとともにSD代表として「ナイトガンダム」名義で登場しているが、参戦作品は『SDガンダム英雄伝』であり、その姿は『SDガンダム外伝』ではバーサル騎士ガンダムである。
『OVER WORLD』では武者頑駄無や武者頑駄無摩亜屈と共に「ガンダム無双」の真騎士ガンダムとして参戦。
ボイスを少年タイプ(CV. 松本 保典)に設定したマイ
キャラクターを乗せると、三種の神器の演出が変化する上にあの台詞を言ってくれるという隠し要素が存在する。少年……?
そして『CROSS RAYS』では…
バトルドッジボール
『1』と『3』において、「ナイトドラゴンズ」のリーダーとして剣士ゼータや法術士ニューと共に登場、外野は
戦士ジェガンが担当。
結果としてアルガス騎士団の面々の中に一人だけ放り込まれた形となるが、光の騎士編のときもそうだったのでご愛敬。
ちなみに残りのアルガス騎士団である闘士ダブルゼータは真・闘球王伝説のイベントのみ主演しているが、騎士アレックスはハブられた。
スーパーロボット大戦
『BX』でSDガンダム外伝が初参戦。
他のアルガス騎士団ともどもSD形態で登場しファンの度肝を抜いた。
前述の正義が形を成したような姿で他のキャラクターを引っ張っていき、また
刹那・F・セイエイ、
バナージ・リンクス、
キオ・アスノらガンダム主人公たちと絆を紡いでいき、時に奇跡を起こしていく。
三種の神器はズダ・ドアカの世界から転移した際に失われていたが、それぞれ炎の剣はダブルオーライザー、力の盾はユニコーンガンダム、霞の鎧はガンダムAGE-3の中で眠りについていた。
それぞれの神器の色と各ガンダムのフルパワーの姿、そして武器の種類が見事に一致していたことも話題となった。
戦闘アニメも非常に気合の入ってており、EXVS2のモーションと見比べても共通点もあるので、是非騎士ガンダムに興味を持ったのなら触れてほしい逸品となっている。
ガンダムブレイカー3
姿や喋り方など彼をモデルにしたロボット「ロボ太」が登場。
声も松本氏で、サタンガンダムとの決戦を再現する
ステージも用意されている。もちろんサタンガンダムも松本氏が声を当てており、原作と同じ台詞を発する。
ちなみにボスとして登場するサタンガンダム及びブラックドラゴンはPVには姿を見せていなかったので一種のサプライズとなった。
最終更新:2024年10月11日 12:50