戦国アストレイ頑駄無 SENGOKU ASTRAY GUNDAM |
登場作品 |
ガンダムビルドファイターズ |
型式番号 |
侍ノ弐 |
全高 |
17.9m(※) |
重量 |
58.2t(※) |
所属 |
アメリカ |
武装 |
サムライソード 鬼の盾 |
必殺技 |
粒子発勁 |
操縦者 |
ニルス・ニールセン |
(※)データ上の設定。VSシリーズの公式サイトでは「UNKNOWN」扱いとなっている。
【設定】
ガンダムアストレイレッドフレームをベースに作成したガンプラ。
ニルス・ニールセンが日本の武術に精通していることもあり、日本の武者をモチーフにしたデザインや武装となっている。
原型機は装甲が薄く機動力に優れていた機体だったが、本機は機動力をギリギリまで維持しつつ追加装甲「戦国鎧」で防御力を高めている。
戦闘スタイルはニルスの有するプラフスキー粒子の知識と武術の技量を活かしたものとなっている。
【武装・必殺技】
サムライソード
二振りの日本刀型の実体剣。
「菊一文字」と「虎徹」の銘を持ち、それぞれ原型機の「ガーベラストレート」「タイガーピアス」の和訳…というより、そもそもこの二振りは実在する日本刀であり、元の鞘に戻っているだけだったりする。刀だけに
ビームサーベルなどに比べると威力は劣るものの、刀身に塗布された粒子変容塗料により、ビームを弾いて斬り裂いたり、斬撃を飛ばす事を可能としている。
本機では原型機と異なり鞘が無く、肩アーマー上部のスリットに抜き身の状態でマウントされており、肩アーマーを可動させて振り回して攻撃する事も可能。
鬼の盾
鬼の面を模したシールド。
通常時はバックパックとして背部にマウントされている。
粒子発勁
中国武術の発勁を模した奥義。
掌から触れた敵機にプラフスキー粒子を送り込んで内部から破壊する。
瞬間接着剤などの粒子を通さない物質)をガンプラ表面に塗られていると無効化されるという意外な弱点こそあれ、直撃すれば周辺が巨大なクレーターと化すほどの威力を持つ。
メイジン・カワグチはこの技について「不可解だ…戦国の名を付けておいて中国武術とは!」と述べている。
【武装(その他)】
レドームヨーヨー
世界大会の第3ピリオドのウェポンバトルでの
ドライセン戦で使用。
先からビームの糸が出る。
必殺仕事人のごとく十手を持ったドライセンの首に括り付け鳥居に吊り上げ指で弾いて電撃を流して撃破した。
ちなみに
スタービルドストライクガンダムの使用したグラブ以外は現実世界でも「ハイパーガンプラバトルウェポンズ」として販売された。
祭ウェポン
最終回でア・バオア・クーっぽい要塞に突入する際に使用した、金ピカの打出の小槌や斧などの装備群。
現実でも同じ名前の商品が販売された。
14話の第7回ガンプラバトル選手権世界大会予選の第7ピリオドのガンプラ第7レースで登場。
単なるレースのための移動手段としてのみ描写された。
【原作の活躍】
第7回ガンプラバトル選手権世界大会アメリカ予選ではニルスは
百式を使用していたが、アメリカ代表の座を賭けたグレコ・ローガンの
トールギス・ワルキューレとの決勝戦で初披露。本機の性能を遺憾なく発揮しこれに勝利する。
世界大会では予選から使用。
第2ピリオドのバトルロワイアルでは姿を消していたらしきNダガーNの気配を察知し、サムライソードを投擲して頭部に突き刺して撃退した他、メガサイズモデルの
ザクIIに追い詰められた
ガンダムX魔王と
ウイングガンダムフェニーチェをサムライソードを投擲して援護した。
第3ピリオドではドライセンに勝利、第7ピリオドのガンプラレースでは1位通過、第8ピリオドの1on1バトルでは
サイコガンダムを下して予選を突破。
本戦トーナメント第1回戦ではギリシャ代表の
ガンダムヴァーチェを下した。
第2回戦でイオリ・セイとレイジのスタービルドストライクと対戦。(マシタ会長側からの差し金で)修復タイムを挟むほどの激しい応酬となったが、粒子発勁の性質をセイに見抜かれビルドナックルとの激突に負けて敗北した。
最終回のアリスタの暴走では、祭ウェポンセットをフル装備して先陣を駆った。
かなりのダメージを負ったようだが、
大会出禁組ラルさんや
珍庵の救援もあって無事に終戦を迎えた。
【操縦者】
ニルス・ニールセン
CV:立花 慎之介
第7回ガンプラバトル選手権世界大会アメリカ代表選手。
13歳にして名門大学に通い3つの博士号を習得、さらには武道に精通していることから「アーリージーニアス(若き天才)」の異名を持つ。
名探偵の父と日本武道家の母を持つサラブレッド。バトルの腕前に関しても天才的な技術を持っており、道着に羽織という『サムライボーイ』なファッションで試合に挑んでいる。
ガンプラ製作に関しても高い技術を持っていると見られ、スポンサーの娘
兼彼女→婚約者→後の嫁であるヤジマ・キャロラインのSD
騎士ガンダムを仕上げたのは彼である。
プラフスキー粒子の謎を解明するべくガンプラバトルを始めたという異様な目的を持つ。
それゆえ、ニルス自身はガンダム作品やガンプラにはさほど興味を持たず、ガンプラバトルもプラフスキー粒子を研究する為の手段でしかない。
そのためマシタ会長とレイジの間に何か関係があることを知り、レイジがプラフスキー粒子と関係があると思った際には、粒子の秘密を知ることを条件に勝利を譲る八百長の提案をしたほど。
とはいえガンプラレースの際にはアストレイの乗機として雰囲気の合う風雲再起を用意する、メガサイズザクに立ち向かうスタービルドストライクをドン・キホーテに例えた際に
風車役にネーデルガンダムを当てるなど、ある程度の知識は持っている様子。
バトルロワイアルでメガサイズザクに挑む姿を見た際には無謀だと
コメントしたにもかかわらず救援にやってきたり、スタービルドストライクとGX魔王の激闘を見て思わず凄いと呟いたり、戦国アストレイがダメージを受けた際には激昂したりと熱いハートを秘めており、決着後にはレイジの指摘もあってガンプラやバトルが好きだということに気付いた。
それからはセイたちと和解。プラフスキー粒子の秘密を解明すべく一緒に行動したりマシタの調査を再度行う。
また、親が探偵をやっているからか忍者のようなステルス技能を身に着けていた。
大会後はプラフスキー粒子を甦らせるべく活動し、わずか1年で粒子の精製を可能とした。
以降はファイターとしては前線を引き研究者としての活動が中心となる。
7年後には「ヤジマ・ニルス」となりキャロラインの元に婿入り。
ニールセンラボという研究施設を率いており、粒子の研究はもちろんガンプラバトルの設備も開発している。
ラルさんの紹介でトライファイターズの合宿を受け入れた。
『GMの逆襲』では新型バトルシステムの除幕式に合わせてセイ達を招待。
直後、GM(ガンプラマフィア)にシステムを乗っ取られ、セイ達と共に忍パルスガンダムで出陣。
先鋒としてジム軍団の相手を引き受ける。圧倒的な物量に苦戦しつつもベアッガイⅢの不意打ち援護を受けて勝利した。
『アイランド・ウォーズ』でもセカイ達を新型バトルシステムに招待。
そこでもやはり謎の暴走事件に巻き込まれ、施設も大破してしまう。
トライファイターズ達の活躍で事態は収束し、主犯に悪意が無いことからお咎め無しとするなど、見守る大人の立場としての一面を見せている。
なお、ニルスは上記の後日談二作含む「ファイターズ」シリーズ皆勤出演している唯一の人物となっている。
原作名台詞
- 「理解はしますが共感はしません」
- プラフスキー粒子解明が最優先目的であるため、2回戦を辞退する代わりに粒子について教えてもらうことを申し出たが、純粋なバトルを楽しむセイ&レイジに断られたことに対して。
ニルスから見ればお互いが得をした上でPPSE社の暗部にも食い込める名案だったが、2人にとってはファイター精神への冒涜に他ならなかった。
- 交渉が決裂したことに腹を立てたニルスは、これまでのローリスクな戦法から戦国アストレイの本領を見せつけるスタイルに変えることになった。
- 「人呼んで、粒子発頸!」
- スタービルドストライク戦で、奥の手である粒子発頸を決めて。
メイジンカワグチ「不可解な。戦国の名を付けておいて中国武術とは!」仰る通りです
- 「人呼んで」ということは、他の誰かが名付けたのだろうか?
- 「僕のガンプラ…完全無欠のアストレイが…!」
- 「次に戦う時は、絶対に僕が勝ちます!」
- 「謎を解くことばかり考えて、僕は自分自身のことも分かっていなかった。…僕は、ガンプラが好きなんだ!」
- 同戦のインターバルタイム(上)と敗北時(中,下)にて。
粒子解明が目的だったとはいえ、気がつかないうちにニルス自身もガンプラやバトルに愛着を持てるようになっていた。
【VS.シリーズの活躍】
EXVS2.XB
2022年10月3日のアップデートでプレイアブル機体として参戦、コストは2500となる。
アニメで印象深い斬撃波はメイン射撃で射撃を打ち消す効果があり、スタンも取れ、銃口補正なども優秀でその上射撃派生で切り抜け爆破を行うとかなり高性能。その代わり弾数は1でリロードも長め。
格闘は日本刀による攻撃のほか、特格では当たり判定が広くスーパーアーマーの粒子発勁、格闘をガードされてもよろけない十字切り、初段に微妙にすり抜け判定のある連続攻撃を行う。
さらに特射の特殊移動には射撃バリアがついており、ヒットストップがかかるタイプだが射撃を防ぐとヒットストップ後に加速するというかつてない性能を持つ。
ゲロビも全部受けてから加速するしプレッシャー系列の全方位レーザーや月光蝶だって突き抜けることが可能。
本来の装備のほか、大会の武装ガチャで引いたレドームヨーヨー(格闘後派生)や最終決戦で使用した祭ウェポン(CS射撃派生)も使用する。
公式としては格闘特化機とあるがメイン射撃や特射のおかげで砲撃型などのメインを打ち消しながら突撃でき、格闘機相手には粒子発勁でゴリ押しとうまく使えば相手を一方的に蹂躙できるポテンシャルを秘めている。
採用したセリフの問題か、ニルスのテンションが上がったり下がったりで
こいつのような感じになっているのは少し残念。
とはいえ目立ったキャラ崩壊もなく、特殊台詞自体は多い。
EXVS2OB
前作では登場以降ほぼ同じ戦績をキープし続けるという歴代でも稀な格闘機であったが、
覚醒中に特格の弾が3発になるようになった。
専ら火力コンボ専用だった射撃CSの斧も強実弾となり、前作の好成績から考えれば優遇されている。
とはいえメインの誘導が若干悪くなっており、遠距離での食いつきが悪化している。
【勝利・敗北ポーズ】
勝利ポーズ
通常時:大袖を両腕にあてがって左の拳を突き出し、粒子を波動状に舞い上がらせる。原作8話で
トールギス・ワルキューレを撃破したシーンの再現。
覚醒中:腕を組んで静かに立っている。スタービルドストライク戦にて天守閣で待ち構えたポーズ。
覚醒技中:鬼ノ盾を構える。
同戦ラストでビルドナックルを受け止めようとしたシーンの再現で、アーマーやサムライソードは損失している。勝利ポーズだが原作的には敗北寸前という珍しいポーズ。逆の「敗北ポーズだが原作では実質勝利ポーズ」は何機かあった。
敗北ポーズ
パーツが四散して浮いている状態から爆散する。同戦での敗北時の再現。
【その他の活躍】
スーパーロボット大戦
スマホアプリの『X-Ω』に参戦。
イベントシナリオではガンプラバトル…ではなく共演したバンダイナムコから発売されており、ガンダムシリーズもコラボ参戦しているカードゲーム「バトルスピリッツ」のメンバーの一人としてマオ、そして同作のキャラと共に解説役ポジションを務めた。
ゲーム中ではちゃんとユニットとしても登場している。
最終更新:2023年09月21日 09:16