【設定】
一年戦争時、ジオン公国軍によって前線で損傷した機体を組み合わせて急造されたリサイクル兵器。
MS・
ザクIIの上半身と
マゼラアタックの車体部マゼラベースを使用し、両腕を簡易型マニピュレータに交換したもの。
マゼラベースのサイズを考えると
ザクIIの上半身とサイズが合わないため、下半身の車体部はマゼラベースを参照して
ザクIIの大きさに合わせ新規に作成されたもの、という説も存在する。
主に運搬・建築・回収作業用として使用されたが、拠点防衛などの実戦にも投入されている。
現地生産のため決まった仕様はなく、様々なバリエーションが存在したとされるが、一般的に知られるザクタンクはアフリカ戦線で確認された「サンドシープ」の愛称を持つ機体である。基本的に武装は貧弱で車体の3連装機銃だけであるが、実戦投入された機体の中には武装強化されたものもあった。
ゲーム作品である
機動戦士ガンダム-戦場の絆-に登場したのはザクキャノンの上半身を使用したタイプと緑色に塗られた「グリーンマカク」と呼ばれるタイプ。
【原作での活躍】
『機動戦士Ζガンダム』第12話で、ジャブロー基地で作業任務をしているシーンで登場した。
『機動戦士ガンダムΖΖ』第41話で、スタンパ・ハロイ所有の機体として登場した。スタンパ邸を脱出する
ジュドー・アーシタ達を2機が追いかけていたが、内1機はビーチャ・オーレグが搭乗した
Zガンダムに踏み台にされ中破した。
『
機動戦士ガンダム 第08MS小隊』第5話で、ジオン軍に捕まったエレドア・マシスとミケル・ニノリッチが本機を奪取して逃げようとする。この機体は
ザクIを再利用したもので、機銃もなく非武装だが、両腕が大型のクレーンアームに換装されており、車体前面にドーザープレート、アーム後方にカウンターウエイトを装備するなど、工事用建機としての特徴がより強く現れている。
『
機動戦士ガンダムUC』ではモーリタニアに潜伏していたジオン軍残党の機体が
ガランシェールの引き起こしの為に使われている。
【ゲーム内での活躍】
NEXT PLUS
トライアルモードにて登場。攻撃してくる事はなく、置物と言っても良い。
【その他の活躍】
ガンダムビルドファイターズ
ガンダムビルドファイターズトライ
第5話の全日本ガンプラバトル選手権西東京予選の1回戦第2試合で頭部を
ジムのものにして両腕をザク色、その他を
ガンタンク色とした機体が登場。使用者は千泉高校。
僚機のガンダムジェミナス01とハーディガン共々
ゾックと
ゴッグと
ズゴックに水中に引き摺り込まれて撃破されて敗北した。
最終更新:2022年12月04日 21:50