概要

 資源は言い換えれば貨物である。
 資源を産出する施設から貨物列車トラックで運搬し、資源を消費する物件に資源を売却(消費)して利益を得るというのが基本的な使い方である。
 資源を扱えるようにするには専用の貯蔵施設が必要で、貯蔵施設が資源生産施設の10マス以内(斜め隣も1マスとして数える)にあると資源を自動的に買い取る。貯蔵施設を建設する際に緑色で表示される部分が該当する。また、貯蔵施設の10マス以内に資源消費施設があれば自動的に資源が売却される。貯蔵施設を建設する際に通常通りに表示される部分が該当する。
 ちなみに生産施設と消費施設が19マス以内(貯蔵場が1マスの大きさの場合)の距離にあれば、生産施設と消費施設両方から10マス以内の場所があるはずなのでそこに貯蔵施設を置くことによって自動的に買取および売却が行われ、多額の利益が得られる。貯蔵場が1マスより大きいサイズの場合は、その分距離が長くても問題ない。
 また、資源を取り扱う駅や駐車場の貨物取扱範囲内に貯蔵施設を建てないと資源は輸送できない。貯蔵施設を建設する際に通常通りに表示される部分が該当する。

 難易度に関係なく利益を生み出してくれるので、特にブランド力が最低から始まる難易度「達人」で非常に有効である。

資源の種類

名称 産出施設 最大産出量 産出量の変動 消費施設 備考
資材 資材工場 25*1 安定 建設現場
農産物 農業組合所 10 不安定 物流センター、卸売市場、フルフィルメントセンター
水産物 漁港 10 安定 物流センター、卸売市場、フルフィルメントセンター
木材 伐採所 4 極端 製材所
石油 油井 10 極端 製油所
石炭 炭鉱 10 極端 火力発電所、鉄溶高炉、セメント工場

貯蔵施設

各資源には専用の貯蔵施設があり、これがないと資源を扱うことができない。マップ内で取扱い可能な資源に対応した貯蔵施設のみ建設可能。

名称 貯蔵資源 最大貯蔵数 マス数 建設可能年 備考
資源置場 資材 12 1×1 全年代 地中にも建設可能
農業倉庫1 農産物 24 1×2 全年代
農業倉庫2 農産物 48 2×2 1970(昭和45)年〜
水産倉庫1 水産物 48 2×2 全年代
水産倉庫2 水産物 72 3×2 1980(昭和55)年〜
木材集積場 木材 12 1×1 全年代
水中貯木場 木材 6 1×1 全年代 海上にのみ建設可能、内水面は不可
石油タンク1 石油 14 1×1 全年代
石油タンク2 石油 56 2×2 全年代
石炭サイロ 石炭 56 2×2 全年代
石炭ヤード 石炭 18 2×3 全年代

説明

資材

工場が生産する資源。建物の建設に用いられるが、今作は資材を供給しなくても建物が建つため必要不可欠な存在ではない。取引額は全年代を通して低水準。建設中の建物は資材を消費することによって工期が短縮される。真っ白で無機質なフォルムから通称「豆腐」と呼ばれる(公認の通称)。

農産物

農業組合所が生産する資源。季節によって生産量が大きく変動する。今作では資材を自分で供給しなくても建物が建つためか、放置していると家やビルが建って田畑が削られていくが、相当数削られないと生産量は減らないので過度に心配する必要はない。取引額は全年代通して高水準。

水産物

漁港が生産する資源。よほどのことが無いと生産量は減らない。供給量が一定で取引額も全年代を通して高水準なため、利益を生みやすい。

木材

マップ上の広葉樹や針葉樹を伐採して生み出される資源。用途は少ないが活用すればきちんと利益を生む。伐採しすぎて禿山になっても、樹木は時間経過で復活するので心配は無用。伐採所も製材所も自社で建てられる上に安いので大量に建設することもでき、実はとんでもない額の利益を生み出すこともできる。取引額は中程度。

石油

地中の地下8Fからのみ採れる資源。取引額は変動が大きい。オイルショック直前は高値で取引される。

石炭

地中から採れる資源。取引額は変動が大きい。オイルショック直前はかなり安い。

売買案件

今作で新たに導入された、隣町および海外との資源取引のパッケージである。これを使うと隣町および海外との間で資源を売買することができる。資源を取引する場合、隣町は線路または道路で接続している必要があり、海外との取引には事業プランの「貿易港誘致」を完了させておく必要がある。資源のアイコンを押して売買案件のページを開くと売買案件がリストアップされるので、その中から自分の好きな案件を選択する。出現する案件は必ず取り扱い可能な資源であるほか、都市ごとに各資源の案件は売却or購入のいずれかで固定されている。例えば資材を購入する案件が存在する都市がある場合、その都市に資材を売却する案件は出現しない。
ちなみに、1985年に実際に起こったプラザ合意まで海外貿易はかなりの利益を生む
逆に言えば1986年以降は役に立たない。

資源取引は必ずしも利益を生むとは限らず、むしろ損をすることもある。赤字確定の取引になることもままあるので、取引額は必ず確認しておくこと。例えば都市内の買値よりも隣町への売値の方が安い場合、輸出をすればするほど赤字が大きくなってしまう(いわゆる逆ザヤ)。
また、取引によっても資源価格は変動する。例えば隣町に資源を輸出し続けていると、次第に売値が下がってしまう。

売買案件には必ず個数期限がある。期限以内に所定の個数を捌ききれなかった場合、違約金を支払うことになる。違約金の金額は取引額全体の約2割。捌ききれる見込みがない売買案件は引き受けないこと。
ただし、中には個数が「制限なし」(=無限)だったり、期限が「期限なし」の売買案件も存在する。これらの売買案件は違約金が発生せず、「制限なし」の場合は期間内に全く取り扱わなくても問題ない。

売買案件はうまく使えば会社の経営を大きく助けてくれるが継続的に活用するには売買案件の頻繁な確認が必要で、放置プレイには基本的に向かない。

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最終更新:2023年09月17日 05:48

*1 資材工場3を使用した場合