南アフリカ連邦(みなみアフリカれんぽう、英語:Union of South Africa)はアフリカ南部の国家。名目上は君主制国家であり、歴史的にOFNとの関係が深いものの、北のドイツの圧力により中立を維持している。
南アフリカ連邦 |
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別名: 南アフリカ、南ア |
首都 : プレトリア(行政府) : ケープタウン(立法府) : ブルームフォンテーン(司法府) |
国王: 空位 |
首相: デ・ヴィリエ・グラーフ |
与党: 統一党 |
イデオロギー: 自由保守主義 |
経済体制: 完全市場資本主義 |
独立: 1931年 |
概要
アフリカ大陸は
第二次世界大戦での枢軸国の勝利により闇に閉ざされてしまった。ドイツの苛烈な支配は、ヨーロッパのみならず、アフリカをも「暗黒大陸」へと変えてしまったのだ。だがそんな「暗黒大陸」であっても、民主主義の小さな炎が完全に絶えることはなかった。それこそが南アフリカ連邦である。
この国の問題は、その周囲が全て敵であることだ。ドイツが隣接するポルトガル植民地を侵略した時、南アフリカは自らが同じようになる恐怖に震えた。現在は中立を宣言し、ドイツに侵略されぬように交流による平和を築こうと必死の南アフリカだが、はたして融和の声が侵略者に届くことはあるのだろうか。少なくとも、アフリカを暗黒大陸に陥れた戦争ではそれが聞き入れられることは無かった。
そして南アフリカは外部への訴えと同時に内部の声にも耳を傾ける必要がある。少数派でしかない白人が支配する国において、多数派のアフリカの民族は権利のために「アフリカ民族会議」に結集した。また、政府とは歴史的に対立関係を持つアフリカーナーはドイツと怪しげな関係を持っている。
暗黒大陸で生き延びるために必要なものは、民主主義のそれと同じだ。主張のための「口」、聞き入れるための「耳」、そしてその「相手」と「対応」を決めるための「頭脳」である。この国の運命は、世界の民主主義の運命を先取りしているのだ。
歴史
植民地時代
1869年のスエズ運河開通以前、東洋との交易ルートで最も短距離なものは、アフリカ大陸を一周することであった。しかし、何ヶ月も船に閉じ込められるという過酷な状況は、経験豊富な航海士たちにとっても耐え難いものだった。
1649年、オランダ東インド会社の難破船が、現在のケープタウンである喜望峰に漂着した。救助された際、彼らはその快適な環境を報告したため、1652年にオランダ人がケープに植民地を設立した。この最初のオランダ人入植者たちの集落は、ケープ地方に作られていった。
フランス革命戦争の際、イギリスはオランダのケープ植民地を占領し、支配下に置いた。このことに憤慨したオランダ人入植者たちは「グレート・トレック」と呼ばれる東方への大移動を開始した。イギリスの入植者、アフリカーナー(ボーア人)として知られるオランダ人入植者、ズールー族などのアフリカ系住民、その他のアフリカ先住民の間の対立により、南アフリカは混乱状態へと陥ったのだ。この時期には、オレンジ自由国、ナタール、トランスヴァール地方のアフリカーナーとの間で行われた二度のボーア戦争などの、いくつもの大規模な戦争が繰り広げられた。。
1910年、複数の植民地政府を合併し、現在の南アフリカ連邦が結成され、さらに第一次世界大戦によりナミビアを併呑したことで南アフリカは5つの州で構成されるようになった。第一次世界大戦への南アフリカの貢献により、1934年に南アフリカ連邦は自治権を獲得した。
第二次世界大戦
第二次世界大戦中、南アフリカ連邦はイギリス連邦の一員として、他の連合国とともに戦った。南アフリカ軍は主にアフリカで展開され、北アフリカと東アフリカの戦線で戦った。南アフリカ軍は、東アフリカにおけるイタリアのゲリラ抵抗や、北アフリカおよびエジプトにおけるドイツ・アフリカ軍団の巧みな戦術により、度重なる敗北を喫した。
イギリスがアシカ作戦により降伏した後、南アフリカ連邦はナチス・ドイツと別個の和平を結び、歴史的にドイツ領であったナミビアをズュートヴェストアフリカ国家弁務官区に割譲する代わりに、ベチュアナランドを得た。
君主制と動揺
南アフリカは、イギリス本島の傀儡ウィンザー王朝を公式な王室として認めることはなかったが、
カナダ亡命中のウィンザー家を認めることもまた、北のドイツ植民地に駐留する「
統一条約」を刺激する恐れがあるため避けた。このため、南アフリカが独立してすぐに、不安定さと政府への失望が広がった。しかし、ダイヤモンドの豊富な埋蔵が経済を支え、パクトやOFNに対して表向きは中立を表明し、両者と取引を行うことで経済を維持した。ただし、南アフリカは明らかにOFN寄りの姿勢をとっている。
そして、ベチュアナランドでのダイヤモンド発見は、同地域に危機をももたらした。南アフリカは、同地域の中央州の一部をオストアフリカ国家弁務官区に譲渡するよう恫喝され、国家弁務官のハンス・ヒュッティヒは、この州を「ロンメルシュタット」と改名した。
「暗黒大陸」の南端で
南アフリカはOFNにも統一条約にも付かず、中立を保とうとするだろうが、プレイヤーは国家を運営する末に、プレイヤーはボーア人との協力を選び、アフリカ民族会議の抑圧を強化するか、ANCとの対話を通じてアフリカ人を社会に統合するかの究極の二択を求められるだろう。もし南アフリカ政府がボーア人を支持するならば、ANCは反乱を起こし、南アフリカ戦争の第三勢力として戦うことになる。逆に、ANCと協力すれば、両者は同盟を保つことができる。ただし、どの道を選んでも、ボーア人は最終的に反乱を起こし、アフリカの盾と組み敵対する運命にあるだろう。
南アフリカはどれほどドイツに歩み寄ろうと、報われることは無い。南アフリカ戦争が勃発することで、最終的にはOFNに加わることになるからだ。また、
イベリア連合や
ブラジル合衆国からの援助を得ることも可能となる。
現在のところ、南アフリカのコンテンツは南アフリカ戦争の終結までしか存在しない。戦争において完全勝利を収めるか、停戦を取り付けることができれば、南アフリカはOFNに加盟することになる。OFNに有利な停戦が成立した場合、南アフリカが占領したアフリカの国家弁務官区の領土に応じて、支配する領域が変わる。もし完全勝利を収めたなら、南アフリカはナミビアやベチュアナランドを奪還し、残りのアフリカの盾の領土はOFNの委任統治下に置かれることとなる。そして、イギリス内戦で陛下の最も忠実なるレジスタンスが勝利すれば、南アフリカ政府は
エリザベス2世の女王としての地位を認めることとなるだろう(革命が起きたとしても関係は無い)。
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関連項目
最終更新:2024年10月22日 16:45