大ゲルマン帝国(だいゲルマンていこく、英語:The Greater Germanic Reich、ドイツ語:Großgermanisches Reich)はヨーロッパにおける超大国である。
国家社会主義ドイツ労働者党により一党独裁体制が敷かれている。ゲームにおける大ゲルマン帝国の領域はドイツ本国の直轄領を表しており、ゲーム上は傀儡国となっている国家弁務官区群もまた国際的には大ゲルマン帝国の領土である。
卐 大ゲルマン帝国 卐 |
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正式名称: ゲルマン民族・大ゲルマン帝国 |
通称: ドイツ、ライヒ、ゲルマニア |
首都: ゲルマニア |
総統: アドルフ・ヒトラー |
与党: 国家社会主義ドイツ労働者党 |
イデオロギー: 国家社会主義 |
経済体制: 国家社会主義コーポラティズム |
建国: 1933年 |
概要
大ゲルマン帝国は、
アメリカ合衆国、そして
大日本帝国に次ぐ第三の超大国である。そう、「第三位」の超大国だ。戦後の17年の時間は、絶頂にいたドイツを自身が侮蔑する黄色人種による国家にすら届かぬ三番手へと変えてしまった。
落ちぶれたドイツを再び世界に冠たる超大国とするために、プレイヤーには三つの選択肢がある。
マルティン・ボルマンを操り、ドイツをナチ党と一体化した強力な組織そのものへと作り変え、退廃を打ち破るか。
それとも
アルベルト・シュペーアとその側近である四人組と共に国家を改革することで、アメリカとの和解を進め、あの日本にも負けないような産業を育成するか。
そして
ラインハルト・ハイドリヒとその親衛隊により、
騎士団領ブルグントを規範とする真のナチズムたるブルグント体制のドイツを築き上げるか。
あるいはその全てに失敗するか。
いずれにせよ、ドイツの選択がヨーロッパの未来を永遠に変えてしまうのは間違いないだろう。
歴史(アプデ前)
第二次世界大戦
第二次世界大戦における史実との分岐点はダンケルク包囲である。史実では包囲されたイギリス軍を救出しようと民間船までかき集めて行われた作戦(いわゆるダンケルク撤退)で撤退に成功したが、こちらでは行われず、以後イギリスは兵力不足に苦しむこととなった。
さらに
イタリア王国が参戦すると、地中海のロイヤルネイビーへの補給を断つため、ドイツはジブラルタルを空挺で制圧した。イタリア軍はスエズを占領し、この目的は達成される。
そして1941年、史実と同様にバルバロッサ作戦が開始された。史実では
ソビエト連邦の広大さに息切れしたドイツが次第に劣勢となり、泥沼化したが、こちらのブハーリン政権のソビエト連邦は弱体であり1941年中にモスクワは陥落した。後にスターリンがクーデターを起こし、戦争継続を行うも、奮戦虚しく1945年にソビエト連邦は崩壊することとなる。
ソ連を圧倒したドイツは、アイルランド自由国と協力しアシカ作戦を開始した。ブリテン島を制圧し終えると、ドイツは占領下のロンドンに
デビッド・ロイド・ジョージ率いる新政府を樹立した。同じ頃、
日本の空母から発進したドイツの爆撃機が、ハワイの真珠湾に世界で初めて原爆を投下した。核の炎はアメリカの継戦意思を打ち砕き、新たな時代の超大国となるドイツ及び日本との休戦が成立した。
戦後
戦後のドイツは新首都ゲルマニア象徴されるように、壮麗な建物が次々と建てられ、「ベルリン」の時代とは似ても似つかないものになった。
しかし1950年代に入ると、帝国経済は次第に停滞。その余波はヨーロッパ全土に広がり、国内での派閥対立の原因ともなる。
そして1955年、
西ロシア革命戦線による西ロシアへの侵攻(西ロシア戦争)が発生した。一時はモスクワ近郊にまで後退し、さらに混乱に乗じて
ハインリヒ・ヒムラーと親衛隊がクーデターを企てたものの、
シュパイデル将軍の活躍によりアルハンゲリスク地域の失陥のみで終戦を迎えることとなった。後にヒムラーはブルグントに左遷され、親衛隊の組織自体もブルグントとドイツの二つに分裂した。
この戦争の後、ドイツ経済は奴隷に依存するようになり、軍備が縮小されたことで職を失った若者が生まれた。この若者たちはかつてナチ党が提示した理想的なナチズムの実現を求め、学生運動の構成員となるのであった。
政治(アプデ前)
閣僚
大臣 |
人名 |
イデオロギー |
特性 |
政府首班 |
マルティン・ボルマン |
国家社会主義 |
権力者の腰巾着 |
外務大臣 |
ヴァルター・へーヴェル |
国家社会主義 |
イデオロギーの闘士 |
経済大臣 |
アルベルト・シュペーア |
ファシズム |
改革者 |
保安大臣 |
ヘルマン・ゲーリング |
国家社会主義 |
泥棒政治家 |
国民精神
+
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... |
名前 |
効果 |
説明文 |
欲望の追放 |
消費財:10% 生産効率上限:-25% 年間GDP成長率補正:-50% |
国家社会主義に基づくより良き世界秩序、そしてより充実した人生の約束を糧に、一般大衆の革命はかつての退廃を焼き尽くし、あらゆるものを引き裂き、引きずり下ろした。
その後に訪れたのは、経済の失敗と崩壊に満ちた数十年だった。ゲルマニアやレーベンスラウムは遅々として実現せず、ライヒはひとりでに疲弊していった。穴埋め対策や大量人種絶滅政策の意味合いも込めた奴隷制度は、最終的には全世代の生産性と、党への信奉とを粉々に打ち砕いた。NSDAPは肥大化した国防軍予算の縮小にも何ら策を示せず、失態を重ねるのみであった。まさに行き詰まりだ。 |
二つの原理 |
政治力獲得:-25% 安定度:-25% |
国家社会主義ドイツ労働者党は真のイデオロギーを掲げる政党であり、ドイツの唯一絶対の権力である。この二つの原理に従い、党は闘争の果てに勝利し、今や地球上でもっとも強大な帝国の支配者としての地位を確立した。
その後のSSクーデター未遂、経済崩壊、西ロシア戦争、そしてナチ党の度重なる失態によって、1962年現在、唯一絶対の権力としてのイメージは霧散し、「真のイデオロギー」の残滓も派閥主義の横行を前に凋落しつつある。これらすべてがアドルフ・ヒトラーの確信的な指導の下に発生したことに、ドイツ国民は大きな衝撃を受けている。 |
最終的勝利? |
月毎の人口:-10% 戦争協力度:-25% 研究速度:-15% 学術基盤の月間変動:-2.00 貧困の月間変動:-2.00 産業基盤の月間変動:-2.00 |
流血と苦闘と犠牲の歳月の末、ユダヤ人資本家旧体制に対する最終的勝利(Endsieg)を達成した。この勝利によって神となったライヒは、導きの福音の下、国家社会主義新秩序を打ち立てた。ドイツは新たな生活に希望を抱き、ある者は東に移住し、ある者は運命を全うした。
やがて東部総合計画は行き詰まり、ドイツ唯一の合法的イデオロギーとしてのナチ党のイメージは悪化を重ねた。NSDAP指導部と似たように、ドイツ国民も大きく分断され、一致するのはただ一つ--未来への不安しかない。 |
過ぎ去りしもの |
航続距離:+25% 徴兵可能人口補正:+25% 日毎の指揮力獲得倍率:-25% 防諜:-2.00 軍熟練度の月間変動:-2.00 部隊の訓練・解隊、師団編制の編集ができない。 |
アーリア人の高潔な精神に導かれた無敵の荒波の如く、ドイツ国防軍は第二次世界大戦でヨーロッパを席捲した。劣等種を服属させ、ゲルマン民族を引き上げ、ライヒの正当な領土を征服した。一時期は、ドイツの軍神を阻むものはないかに思われた。
かつて栄光を欲しいままにした国防軍が腐り落ちるのは早かった。数少ない才人が残っていなければ、ライヒは西ロシア戦争で崩壊していただろう。狂気じみた爆撃戦と際限のない徴兵の中で、必死に適応しようとした--しかしどうしようもなかった。軍神は我々を見放したもうたのだ。 |
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国家弁務官区
国家弁務官区は、ナチスドイツが東方の戦争で獲得した地を管理するための存在であり、ナイスドイツの植民地主義と帝国主義を兼ね合わせたものでナチスドイツの生存権の役割を得て、大ゲルマン帝国への最終的な統合を目的としたものである。しかしその内実はパルチザンがあり、そもそも軍事力と恐怖で押さえつけているだけなので非常に脆弱で非効率なものである。実際ゲームでは総統が死んで本国が混乱に陥った際に東方の弁務官区のほとんどが内戦へ陥り、アフリカの弁務官区は勝手に戦争を始めるといった感じで正直言ってうまく統治できていない。ちなみにこの時独立した東方の国家たちはあとで回収できるのでご心配なく。
主な国家弁務官区
勝利と審判 -The Victor & The Judge-
ドイツ内戦は削除され、新たな権力闘争メカニズムが導入される。またボルマンルートとシュペーアルートが先進的なメカニズムと共に再開発される。なお、ゲーリングルートとハイドリヒルートのリワークは未定。
大ゲルマン帝国(だいゲルマンていこく、英語:The Greater Germanic Reich、ドイツ語:Großgermanisches Reich)はヨーロッパにおける超大国である。
国家社会主義ドイツ労働者党により一党独裁体制が敷かれている。ゲームにおける大ゲルマン帝国の領域はドイツ本国の直轄領を表しており、ゲーム上は傀儡国となっている国家弁務官区群もまた国際的には大ゲルマン帝国の領土である。
統一条約、及び欧州経済共同体(EEC)をもって南部を除いた欧州全体を影響下に置いている。
卐 大ゲルマン帝国 卐 |
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正式名称: ゲルマン民族・大ゲルマン帝国 |
通称: ドイツ、ライヒ、ゲルマニア |
首都: ゲルマニア |
総統: アドルフ・ヒトラー |
与党: 国家社会主義ドイツ労働者党 |
イデオロギー: 国家社会主義 |
経済体制: 国家社会主義コーポラティズム |
建国: 1933年 |
歴史
戦前
第二次世界大戦
戦後改革
西ロシア戦争
1962年の大ゲルマン帝国
建国30年、そして栄光の勝利から17年が過ぎた大ゲルマン帝国では、安泰とは言えない日々が続いている。1957年のボルシェビキの残党による侵攻は容易に打ち砕いたものの、帝国経済は停滞し、不満から国内では反体制派が息づき始めたのだ。また、東部総合計画も国家の党化も未完であるにもかかわらず、
アドルフ・ヒトラーの寿命は刻一刻と近づいている。
そして来る権力闘争を乗り越えたプレイヤーは、数々の試練に直面するだろう。帝国の後継者にはドイツの未来を規定し、独裁体制を支える数々の派閥に考慮しつつ、船が沈まないための慎重な舵取りが求められている。
政治
国民精神
各種法律
GUI
変更点
- ドイツ内戦が削除され、ヒトラーの後継者決定システムとして「第二のカンプツァイト(闘争時代)」が実装される。
- ゲーリングルートは世界征服ルートではなく、ボルマンやシュペーアのようになる。
- ハイドリヒルートはSSによる貴族制となる
- 奴隷制の設定変更。強制動員はあるものの、私有奴隷は無くなる。
- SSクーデターの設定が削除され、国内にSSが残存。ヒムラーは内閣に留まっている。騎士団領ブルグントの存廃は不明。
- シュペーアルートの米独デタントは削除される。
- 西ロシア戦争の設定変更。西ロシア戦争はドイツにはさほど影響を与えず、革命戦線は完膚無きまで粉砕された。
- ボルマンルートはシュペーアよりも広範に制度改革を行う。(自由化では無い)
最終更新:2024年10月28日 22:16