ベゼッセンハイト世界観

【世界】
現代的な街並みの中に大きな古い神殿がそびえていたり、大草原の真ん中にぽつんとビルが建っていたりするなど、均整のない外観。
その場にそぐわない物らは、ある日時空を裂いて現れた【異形の敵(トート)】とともに突然に現れたもの。
【トート】によって世界にある国々のほとんどが滅ぼされ現在ではごくわずかな国しか残っておらず、なんとか生き残った人間のよりどころとなっている状況であった。

そんな中にあって、人間は古くから信仰し、また恐れ、伝えてきた神秘のものたちに救いを求めた。
それは神であり、悪魔であり、伝承と呼ばれるものである。
素質ある者によって様々な形で顕現した神秘たちは非力であった人間に【トート】と戦うだけの力を与えることになる。

そして、神通力、魔法、魔術、奇跡、祈り、呪い…多用な言葉で語られたそれらの力を持つ者を集めた組織が作られることになる。
その名を【魔女騎士協会】、通称【魔騎協会】。国籍や出自の一切を問わず、戦う力を有する者を求める、人類の砦である。
そして【魔騎協会】は様々に権限した神秘の力を【アルカナ】と呼び、【アルカナ】を行使する者を【魔女】と名付けた。


【魔女】
【アルカナ】と呼ばれる神や悪魔や伝承に基づく神秘の力を行使できる者のことを言う。性別は問わず魔女と呼称する。
魔女とわかると魔騎協会にスカウトという形で所属することになる。また戦う力を求めて自ら協会へ赴き、適正を試される者もいる。
協会に所属していない魔女もいるらしいが詳細は不明。協会所属の魔女は制服を身に着けているが、好きに着崩している。



【アルカナ】
【魔女】たちが行使する神秘の力。何らかの信仰や伝承に基づいている。
【魔騎協会】によって分類がされており、【使役型】【憑依型】【神器型】【未分類型】に分かれている。

使役型アルカナ
 力の元となる信仰や伝承の対象となるもの、あるいはその一部を現実に召喚、その力を使役して戦う。召喚型とも。
憑依型アルカナ
 自分自身あるいは自分の体の一部に信仰や伝承の対象となるものの力を宿して戦う。
神器型アルカナ
 信仰あるいは伝承の対象に関わる神器、もしくは対象の力を宿す媒介を扱って戦う。
未分類型アルカナ
 上記に分類できないアルカナはここに分類される。



【魔女騎士協会】
世界中から【魔女】を集め、【トート】の効率的な討伐、【アルカナ】の調査研究、【魔女】の管理・統率・保護を行う組織。
魔女たちの育成も担っており、これまでの研究結果を活かしアルカナの使い方や新たな魔女の発掘なども行っている。
また、力を完全に支配できている状態を【アルカナランク(AR)】:Ⅲ、実戦に出られる程度に支配できている状態をAR:Ⅱ、訓練を要する状態をAR:Ⅰとランク分けしている。AR:Ⅰの者は仕事を受注できなかったり、AR:Ⅲの者はARの低い者が閲覧できない書物を読めたりなどの違いがある。
ARが低い者は高い者を敬わないといけないといった雰囲気があるが、勿論そう思わない者もいる。

施設内には事務業務を行う【管理塔】のみならず、魔女たちの鍛錬の場となる【闘技塔】や、
学びの場となる【学術塔】、生活の場となる【寄宿塔】があり、また4つの塔とそれらをつなぐ廊下に囲まれた広く美しい庭園を備えている。
管理塔
 1階ホールには討伐の仕事の依頼が掲示してあり、魔女たちはそこから仕事を受注することになる。
 依頼受理や事務処理を行う事務部が塔の中に続き、塔上階には協会長ならびに重役たちの居室がある。
闘技塔
 アルカナを使っての戦闘訓練などが行われる場所。階層ごとに違ったモチーフになっており、様々な状況下での戦闘を想定した訓練が行える。
学術塔
 異形の敵やアルカナに関する授業や研究が行われている場所。
 下層に教室、中層に図書館、上層に研究室が置かれており、閲覧制限のある本や進入禁止の場所があったりする。
寄宿塔
 協会に所属する魔女たちの居室や浴場、食堂などの生活に関わる設備のある場所。
 ARが高いほど上層の広い部屋になるらしい。逆に低ランクだと狭い部屋に相部屋だったりする。




【異形の敵(トート)】
突如世界に現れ、破壊と虐殺を行ったもの。それまでに確認されたことのない形状と人類の築いたものを無に帰す姿から「異形の敵」と呼ばれ、
死を意味する「トート」とも呼称される。魔騎協会では主に「トート」が使用される。

ただの塊のような姿のものから柔らかく変形して一定の姿を留めないもの、別々の生物を組み合わせたような姿のものなど、形は多岐に渡る。
色は一様に真っ黒であり、目や鼻などの感覚器の類は確認できない。手や口のような器官を持つ個体は発見されている。
手の平サイズのものもいれば一軒家サイズの巨大なものまで確認されている。重量は見た目に比例するようだが腕力はその限りでない。
生命体を見ると襲いかかるが、どの生命体を優先して襲うかについては個体差がある模様。人間よりも犬などの動物や植物を優先するものもいる。
火や水を出す、触れたものを爆発させるなど何かしらの能力を有しており、使い方まで含めれば際限ない種類が確認されている。
形態などから能力の系統を予想することができるといわれるが、全く違う能力や使い方を持つ個体もおり、油断はできない。

通常の武器でも傷つけることはできるが、再生力が高く致命傷に至らしめることは不可能と考えられている。
【アルカナ】を持つ【魔女】による攻撃に対する再生能力の発揮が通常の武器のときよりも顕著に弱まることが知られており、
また一定のダメージを与えると露出する【核】のようなものを破壊できるのもアルカナだけであるとされる。
【核】を破壊されたトートは霧のように散って消えるためこれを死と仮定し、トートを殺せるのは実質的に魔女のみであると言われている。

その特徴からトートの内部を調べるということはまだできておらず、内臓器官があるのかなど多くのことが謎に包まれている。
生命体を認識する感覚、認知機関、攻撃手段を多彩に使用する点から思考器官があると考えられているが憶測の域を出ないでいる。

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最終更新:2013年12月15日 04:53