党内派閥

党内派閥(とうないはばつ)は、国政政党の内部に形成される小規模政策集団、政治集団をさす。

概要

党内派閥は、領袖を中心に結束し、党の政策決定や人事、資金配分に影響を与える。日本における国政政党においては、共和党7個師団自由党における派閥の存在が顕著であり、しばしば「派閥政治」と呼ばれる。派閥自体は、党の規約に基づかない非公式の組織であるものの、実質的に政党運営の中枢を担う。
派閥の機能は、経歴や学閥などによる人脈的つながりの強化。外交や安全保障、経済政策等の政策理念のつながり。選挙区支援や資金配分を目的とした利益的つながりの3つに分けられている。

派閥展開

共和党自由党

保守研 1950年 鶴田正弘を中心に、日本共和党に残り続けた議員らが参加
雄伯会 1950年 協同共和党時代の旧田中形堂派が中心に、反大路晴雄を掲げて結成
二期会 1952年 大路晴雄(共和党総裁)を支えるため、対中強硬路線を掲げて結成
同志会 1952年 大日本政治会時代の竹田信哲の流れをくむ、親米政策集団として結成
構造研 1952年 同年民主党から合流してきた勢力が、小原真郎を中心として結成
進歩会 1953年 糸原幸喜ら革新将校と呼ばれた、若手議員らが結成したタカ派政策集団
立命会 1954年 石原幸一を中心に、官僚出身者の勉強会として発足。7個師団には含まれない
玄徳会 1959年 構造研から飛び出して、遠山昇を中心に結成

保守党→自由党

自由党

社会党

最終更新:2025年09月19日 11:26