共和党

共和党(きょうわとう)は、日本にかつて存在した国政政党
設立年月日 1949年3月
前進政党 協同共和党
解散年月日 1975年4月
解散理由 自由党への合流
後継政党 自由党
院内会派 共和党
政治思想 中道右派、中道左派、中道政治、中道勢力

組織

  • 総裁
党務の最高責任者であり、就任した人物が内閣総理大臣に選出されてきた。党大会によって、選出されることが決まっている。任期に関する定めはないが、党大会や「党大会に代わる両院議員総会」において、不信任を問われた場合などは退陣することとなっている。内閣を預かる場合、選挙の情勢などによって人事が変わる場合が多い。

歴代総裁

1 大路晴雄 1949.3 1953年ごろから政務を行わず事実上の名誉職となった
和光修次 臨時代理として大路総裁の代理を担う
2 鶴田正弘 1954.12 保守研 鶴田内閣を形成し第18回衆議院総選挙で引責辞任
3 遠山昇 1957.6 玄徳会
4 杉浦静 1959.7
5 村上謙吾 1962.12
6 赤城勇作 1963.7 赤城内閣を形成、二期会会長を条件として退陣
7 白石大吾 1966.4 進歩会 白石内閣を形成、
8 黒田綾継 1967.4
9 青山剛志 1968.10
10 [[]]

派閥

7個師団と呼ばれる派閥政治が、長い間共和党の政治的強さを示してきた。

議席

議席変動

日付 ± 備考
1949.3 52 39 共和党結成
1949.10.9 33 39 -19 第15回衆議院総選挙
1950.8 56 41 +25 日本共和党との合併(衆23・参2)
1951.6.10 56 33 -8 第2回参議院通常選挙・14名当選
1951.9 70 33 +14 衆院院内会派ともに革新から入党
1951.12 121 66 +84 民主党から吸収(衆51・参33)
1952.5.11 93 66 -29 第16回衆議院総選挙

選挙結果

選挙 投開票日 総裁 議席
第15回衆議院総選挙 1949.10.9 大路晴雄 33
第2回参議院通常選挙 1951.6.10 大路晴雄 14(33)
第16回衆議院総選挙 1952.5.11 93
第3回参議院通常選挙 1954.6.13
第17回衆議院総選挙 1955.5.15
第18回衆議院総選挙 1957.6.9
第4回参議院通常選挙 1957.6.9
第19回衆議院総選挙 1959.7.12
第5回参議院通常選挙 1960.6.12
第6回参議院通常選挙 1963.6.9
第20回衆議院総選挙 1963.7.14
第21回衆議院総選挙 1966.4.24
第7回参議院通常選挙 1966.6.12
第8回参議院通常選挙 1969.6.8
第22回衆議院総選挙 1970.4.26
第9回参議院通常選挙 1972.6.11
第23回衆議院総選挙 1973.9.16

党史

結党

1949年3月、協同共和党から、衆議院議員52名と参議院議員39名を引き継いで立党。大路晴雄(党総裁)、和光修次(党幹事長)、森定匠(党政調会長)のトロイカ体制により強固な党運営を目指した。その後の日本政治史において、中道右派としての堅実政策路線を主張。

結束

1949年10月の第15回衆議院総選挙で、33議席を獲得。親元ともされる日本共和党の24議席を超える席数を勝ち取った。1950年8月、日本共和党をの合併協議を経て、長年の遺恨を解消したことで合計26名(衆24・参2)の所属議員を増やす。1951年9月、衆議院院内会派であるともに革新に所属する14名の所属議員が入党。1951年12月、民主党の右派勢力である(衆51・参33)を吸収したことで躍進。


三極政治の只中で中道勢力として地位を保ち幾度か政権党を担当した。三党合意の調停役としての機能を果たす一方で、党内分裂の最も多い政党でもあった。自由党との対等合併で一部分裂という事態を引き起こしたが、穏健派の多い政党として政治的信頼を確保した。
最終更新:2025年07月29日 11:09