2019-09-14

Twitterで公開されたSSを引用しています。
引用元:桜瀬彩香氏Twitter(@kusurinomamono https://twitter.com/kusurinomamono

前 2019-09-10 【招待状】
後 2019-09-17 とある夜会の前に

誕生日会の夜の魔物達の小さなお話


薬の魔物のSSは、誕生日会の夜の魔物達の小さなお話となります。

みんなで眠るハンモック部屋で、真夜中に目が覚めた魔物達の小さな秘密。
その秘密を見ているのは誰でしょう。
敢えて魔物の名前は伏せますね。
https://twitter.com/kusurinomamono/status/1172830315070410752?s=19

安らかな夜の中で目を覚ました。こうして心許せる者達に囲まれて眠る事はあまりない。月光の下でゆっくり体を起こし、近くのハンモックで眠っているシルハーンを見つめた。幸福そうなその寝顔になぜか堪らなく幸せな気持ちになり、ふっと微笑みを浮かべる。
「ふふ」
「…っ、ネア、起きていたのか」

目を覚まして隣を見ると、気持ち良さそうに寝ているヒルドと、その奥に寝ているエーダリアが見えた。いい気分でそれを見つめ、そろりと手を伸ばしてヒルドの頭を撫でてみる。
「…ありゃ、見られた」
ヒルドを撫でた者を、初めて見た」
「よし、エーダリアもやっちゃおう」
「わ、私もか?!」

花明りに瞬きをして隣を見れば、なぜ目を覚ましたのかの理由が腑に落ちる。ネアが、ハンモックから片手を落としていた。
「…ったく。どれだけ目を離せないんだ」
起き上がり一度抱き上げると、その額に口づけを落としてハンモックに戻した。ふと視線を感じて戸口を見る。そして絶句した。
「は?」

三話目の魔物が見てしまったのは、何だったのでしょう?
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本日は以上となります!
お付き合いいただき、有り難うございました。

「…むが?…なぜ私のハンモックに、アルテアさんが入っているのだ」
「…くそ、あの部屋を誰かが開けたな?」
「…ネアが浮気する」
「ディノ、なぜかすっかり怯えた使い魔さんと寝てあげてくれます?」
「え…」
「やめろ…」

アンケートにご協力いただき、有り難うございました!
https://twitter.com/kusurinomamono/status/1173223310596796416?s=20


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最終更新:2022年05月07日 11:56
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