概要
この世界層における祝福とは、土地の魔術や、魔物、精霊、妖精、竜といった人外者から与えられる恩寵や叡智を指す。
基本性質
- 恩寵としての側面
- 祝福は、試練を乗り越えた際や、特定の条件を満たした際に授けられる特別な力。広義には、魔物にとっての歌乞いとの契約そのものも生涯ただ一度の「恩寵」であり、祝福と言える。
- 魔術の定着と重み
- 言葉による祝福は魔術的な繋がり(縁)を結ぶため、非常に鮮やかで重いものとして扱われる。そのため、関係の浅い者同士では、魔術的な繋ぎを避けるためにあえて祝いの言葉を外すこともあるほど。
- 祝福と災厄の表裏一体性
- 祝福は常に良いものとは限らず、受け取る側の器や状況によっては「災厄」や「呪い」に転じることもある。高位の魔物は、祝福と災厄の二面性をよく理解している。
祝福の形態
祝福は概念的なものだけでなく、物理的な形を取って現れることもある。
- 祝福石・祝福結晶
- 魔術的な力が凝固したもので、手に持つだけで効果を発揮するものもある。
- 流星の祝福石:
- 願い事を込めることで、その性質の祝福を宿すことができる希少な石。
- 酒精の祝福石:
- 大量にお酒を飲むことで得られることがあり、酒に含まれる毒を無効化する効果がある。
- 青玉の祝福石:
- 祝福を凝らせるだけでなく、祝福そのものを落とす「生きた石」。
- 祝福の雫
- 植物の系譜から抽出されるもので、本来は組み合わせられない魔術を一つの術式に組み込むことを可能にする。
祝福を得る方法とその機会
- 祝祭と儀式
- 傘祭りやイブメリア、夏至祭などの祝祭を通じて、土地や参加者に広範囲の祝福がもたらされる
- 誕生日や記念日
- 誕生日は祝福を得やすい貴重な機会。高位の魔物の誕生日には、周囲の土地全体が祝福に満たされることもある。
- ただし、誕生日の祝福は、祝福の形をした呪いや、望まぬ厄介な祝福を押しつけられることもあるため用心が必要。
- 婚姻や親愛
- 婚姻の魔術には高い階位の祝福が紐付いており、特に新婚の時期にしか得られない特別な祝福も存在する。また、家族や親しい者の間での「口付け」も祝福を与える行為の一種で、ウィームでは伴侶以外でも本当に親しい友人や姉妹間でも唇同士を重ねることもあり、口づける場所によって祝福の意味が変わる。
- 日常の善行
- 困っている小さな生き物を助けるなどの些細な行為が、思いがけない祝福(小石で足を痛めない、など)として返ってくることがある。
最終更新:2022年05月07日 20:05