我に返って…
本日の更新はお休みです。
代わりに、今日はちょっぴりですが、
薬の魔物のSSを書かせていただきますね。
ネア
「ネア?」
「ぎゃ!!…こ、これは、たまたま衣装部屋でお着替えの乱が起きただけなのですよ」
「…ご主人様は狂乱しない」
「とてもしょんぼりですが、あれこれ着てみて新しい自分を探していただけなのです…」
「新しくなってしまわなくていいかな…」
「むぐぅ。ますます落ち込みました…」
ディノ
「ご主人様…」
「今日は、前回よりも長く泳げましたね!」
「でも、…君は、午後から出かけたかったのだろう?」
「あら、しょんぼりなのですか?お祝いはしないのです?」
「お祝い…をしてしまうのかい?」
「はい。私の大事な魔物が、前よりも少し長く泳げたお祝いです!」
「ずるい…」
ウィリアム
「よし、これで時間通りに終わったな」
「…はぁ、僕たちを殺すつもりですか…」
「
アンセルム?今回は、比較的楽な戦場だっただろう。皆の動きも早かったしな」
「それは、…あなたがどんどん前に進むからですよ!」
「同情の余地のない殲滅戦は、仕事が早く終わるな」
「もういやだ…」
エーダリア
「…どうしてこうなったのだ」
「
エーダリア様、事の経緯をご説明いただいても?」
「
ノアベルト…銀狐が、なぜだかはしゃいで部屋の中を走り回っていたのだ。追いかければ追いかける程に喜んで…」
「結果として、あなたも周囲を確認せずに追いかけ、この大騒ぎですか…」
「書類が…」
アルテア
「ったく、何だこの毛並みは」
「む。
アルテアさんが狐さんのお手入れをしています」
「…たまたま通りがかったからな。…なんだ?」
「明らかに、我に返ったら狐さんを丁寧にブラッシングしていたという顔をしました」
「気のせいだ。そもそも、爪の手入れが少し雑だぞ」
「
アルテアが…」
以上となります。
お付き合いいただき、有難うございました!
最終更新:2022年05月07日 15:45