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個人主義的無政府主義
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Red Flood
個人主義的無政府主義 | ||
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英名 | Individualist Anarchism |
別名 | ||
登場作品 | Red Flood(Hoi4) | |
上位イデオロギー | 無政府主義 | |
主要なイデオローグ |
太古から、人間は首周りに支配の軛を感じてきた。封建領主、絶対君主、そして現代の議会制民主主義者も、皆彼らの陰惨な鋼鉄を、被支配者の身体と魂に巻きつけ、被支配者が自分たちの枷から解放されることを夢見ることすらできないほどに貧しい存在に制限してきた。いわゆる革命家の中にも、国家の命令に従って再び奴隷状態に逆戻りするという惨めな譲歩をする者があまりにも多い。個人という社会の基本単位がまだ枷に繋がれているのなら、革命は何の意味があるのか?その鎖を断ち切るには、党や国家といった抽象的な理念ではなく、人間が最も身近に知っているもの、―つまり、自分自身のために闘うという決意が必要だ。
マックス・シュティルナーの著作と密接に関連しており、それゆえにフリードリヒ・ニーチェの哲学とも関係している個人主義的無政府主義は、労働組合のありふれたパンフレットや政党の甘い言葉ではなく、国家という迫り来る瘴気に抗うために、決意した英雄的な個人の行動において最も強力な表現を見出す。したがって、他のイデオロギーが背後に重要な争点や政治的教義を持っているのに対し、個人主義者の核心原則は多様な方法で具現化され得る。伝統的な社会組織を完全に拒否するわけではない―大衆の力は彼らにとっても良くも悪くも逃れられないものだからだ―が、それらは単なる手段で、国家を破壊するための道具なのであり、そして革命が覇権を握るとき、それらは次々と破壊されねばならないのだ。個人を窒息させるこれらの連続する層は最大限の闘争心で捨て去られねばならない。シュティルナーの追随者から、ジュール・ボノやボストン学派の市場無政府主義者まで、それぞれが自らの心に従って、自由への独自の道を見出し、それを達成するために精力的に追求する―必要ならば、手段を選ばずに。
(RF日本語化Modより引用)