ASW-G-08 ガンダム・バルバトス

【形式番号】 ASW-G-08
【機体名】 ガンダム・バルバトス
【パイロット】 三日月・オーガス
【所属陣営】 鉄華団
【分類】 ガンダム・フレームタイプMS
【動力】 エイハブ・リアクター
【武装】 メイス
太刀
ガントレット

【詳細】

かつて暴走したモビルアーマーを駆逐するための戦い、厄祭戦と呼ばれる戦争において開発されたガンダム・フレームタイプの8号機。
白を基調としたトリコロールカラー。

ガンダム・フレームは極めて細かく細分化されたパーツにより人体に追従する可動性を持ち、専用に開発された2基のエイハブ・リアクターを同調稼働させることで並のMSを遥かに超える高い出力を発揮するフレームである。
開発難易度の高さから72機開発されたところで生産がストップし、8番目に開発されたこのモビルスーツはソロモン72柱の悪魔から序列8位である「バルバトス」という悪魔の名称を与えられた。

数あるガンダムタイプの中でも本機は汎用性を特に重視した設計であり、これといった固定装備は持たずキマリスのような特化型の機能や装備は有していない。
武装や装備を換装することで性能を底上げできるなど高い拡張性を兼ね備え、バックパックは内部に備わる展開式のアームで稼働し、
背中に装着した武装をマニピュレーターで保持するのに適切な位置に運ぶことが出来る。
恐らく戦う相手に合わせた装備を用意し、それを駆使しながら戦闘を行うことを想定した機体設計と思われる。
用意した特攻装備でタコ殴り!といったところか。ツインリアクターが生み出す過剰な出力をここぞというポイントで発揮することを考えるのなら、
武器で攻撃し続けるのは理にかなってるといえる。

バルバトスは72機しか作られなかったガンダム・フレーム系列のMSとして厄祭戦で活躍した機体だが、現在では骨董品といえるほど古いMSで経緯は不明だが火星の砂漠地帯で放置されており、
そこをCGS社長のマルバ・アーケイが発見して持ち帰り、ツインリアクターの生み出す莫大なエネルギーをCGSの施設設備を支える動力源として活用していた。
贅沢な発電機もあったものである。

最もモビルスーツの所持、運用が禁じられた世の中のため、動力源としてのみ運用することで万が一ギャラルホルンに嗅ぎつけられても言い訳できるというマルバの判断の元使っていたらしい。
しかしながらMSと言えば全ての軍事用兵器の中でトップクラスの力を持つものであり、リアクターの製造がギャラルホルンに限定された現状では、
発掘、もしくは発見される稼働可能なモビルスーツは高い価値を持ち、いずれマルバはバルバトスを転売することも考えていたとか。

その一方でマルバはMS戦力としての運用も諦めきれていなかったようで、メイスや滑腔砲等のMS装備を幾つか用意していた。
最も、結局彼がCGSの社長時代バルバトスが起動することは無かった。
コクピット周りは抜かれた状態で存在していなかったが、これはマルバが発見した時点からのものであり、なぜ存在していなかったのかは明らかになっていない。
恐らく阿頼耶識システムの廃棄を目的としているらしいことが語られているが、何故砂漠地帯にあったのかも含めて放置状況には謎が残されたままである。

贅沢なバッテリーとしてCGSの地下に安置され、表向き立ち入りを禁じてはいたものの参番組の子供達はその存在を知っており、
ギャラルホルンが攻めてきた際にモビルワーカーに組み込まれた阿頼耶識システムをバルバトスの操縦システムに移植し、施術組の中でも最も感応能力の高い三日月・オーガスが乗り込んで再機動。
地中からの不意打ちとはいえ、メイスの一撃でEB-06 グレイズを1機撃破し、続けざまの戦闘でギャラルホルンを撃退して以降は鉄華団の主戦力として活躍する。

起動直後はただでさえ数百年放置されていた上に発電機としても満足な整備を受けていなかったであろうことが推察できるため、全身のナノラミネートアーマーも劣化しており、両肩は装甲がなくあちこちのフレームがむき出しのままとなっていた。
だが鹵獲した敵機のパーツを組み込んでいくことで徐々に補完されていき、リアクターや各部モーターの不調などがありつつも、
傘下に入ったテイワズのボス、マクマード・バリストンに三日月が気に入られたことでオーバーホールを受け、厄祭戦当時の姿を取り戻す。
それ以後もモンターク商会のサポートやテイワズのエーコ・タービン等の技術者達により、様々な姿へ変わっていくこととなった。

以下は改修、強化形態。

第1形態

発見された当時の形態。
両肩の装甲が無く、左腕にはガントレットを装備していた。
この状態でCGSに安置され動力源としてエイハブ・リアクターを利用されていたが、ギャラルホルン襲撃の際に遂に再起動する。
鹵獲したグレイズの肩パーツを移植することで下記の第2形態に移行する。
詳細はリンク先を参照。

第2形態

第5話に登場。
両肩に鹵獲したグレイズの肩アーマーをむき出しの両肩フレームに接続し、背中のバックパックに折りたたみ式の滑腔砲を装備している。
両肩のアーマーはバルバトスに使用されているナノラミネートアーマーで塗装した結果、元のグレイズとは異なり青と白に変化した。
シュヴァルベ・グレイズとの戦闘で左腕の装甲をパージしている。
詳細はリンク先を参照。

第3形態

第7話に登場。
第二形態の装備に加え、パージした左腕の装甲を再生成し5話で鹵獲したガエリオ機のシュヴァルベ・グレイズワイヤークローを装備している。
タービンズとの戦闘で出撃するがリアクターに不調があったことに加え、MSの整備は不慣れな鉄華団の面々はバルバトスの整備もろくにできておらず、あちこちのモーターも不調という最悪のコンディションだった。
詳細はリンク先を参照。

第4形態

木製に拠点を構えるテイワズのデータベースに残されていた厄祭戦当時の古い資料を元に再現されたバルバトス本来の姿。
テイワズ本部の歳星の技術者達によって厄祭戦時のデータをかき集め、各部の損耗や消耗品の交換、リアクターの調整等オーバーホールを受けた末、
両肩の装甲が復元され、武装も追加された。
詳細はリンク先を参照。

第5形態

第4形態にモンテーン商会から受け取った武装を組み込んだ姿。
衛星軌道上の戦闘に用いられた姿と、地上用に最適化された姿の2パターンが存在する。
詳細はリンク先を参照。

第6形態

第5形態から、エドモントンでの最終決戦用に増加装甲を施し継続戦闘力を上げた姿。
補給無しでも長時間戦えるよう調整が施されている。
詳細はリンク先を参照。

バルバトスルプス

エドモントンの戦いを乗り越えダメージの蓄積したバルバトスをテイワズの技術者たちがオーバーホールし新しい姿で生まれ変わったバルバトス。
第5形態からのヒール状脚部を継承しつつ、本来の姿とされる第4形態を大まかなベースとしてデザインされている。
詳細はリンク先を参照。

バルバトスルプスレクス

モビルアーマー ハシュマルとの激闘にて甚大な損傷を負ったバルバトスルプスをオーバーホールし、より近接戦闘に特化した姿に強化改修されたバルバトス。

肥大化した両腕部が特徴的で、獣にすら見える姿となった。
詳細はリンク先参照。

【余談】

本機は30の軍団を率いる序列8番の公爵、「バルバトス」という悪魔の名を持ち、形式番号の8はそれを由来とするものと思われる。

トランペットを持った4人の王を従え、灰色のマントと深紅の房がついた緑の帽子を纏った狩人の姿で現れると言われるが、
太陽が人馬宮にあるときに4人の高貴な王と彼らが率いる軍隊を伴って現れるとも。
人間になる際は鉄兜を被ったり、弓矢を持つ鷲頭の男性の姿をとるとされる。また、ロビン・フッドの化身と。

もとは力天使とも主天使ともいわれる存在であり、魔術師の財宝の隠し場所を知っていたり、動物の言葉を理解することが出来るなどの能力を有する。
また過去と未来をよく知り、友情を回復する力を持つとも言われる。

過去作品ではバルバトスという名称のガンダムタイプのMSが存在しており、Gジェネレーションシリーズでのラスボス級のユニットとして君臨していた。

最終更新:2022年04月18日 21:41