ナイトウィザードThe 2nd Editionのソースブックを、どれを買うのがよいかという記事。
掲載内容を、PL/GMの両視点に分けて考える。すべて筆者の所感である。
まえおき:
NW2ではデータのアーカイブ書籍のようなものがない。
また、先行書籍の特殊能力やアイテムを参照する効果が後続書籍で登場する例が多い。
よって、基本的には発売順に買っていくと損はないと思われる。
そのうえで、予算などと相談して少しずつ買う場合の優先順位づけに本記事を参考にされたい。
書籍(発売順)
ぶっちゃけコレ
| PLなら |
| ① |
基本ルール |
→ |
スクールメイズ |
→ |
ラビリンスシティ |
→ |
ファー・ジ・アース |
→ |
レッドムーン |
→ |
ソウルアーツ ネヴァーサレンダー |
順当に、発売順に従って買う流れ。データ参照の都合で無駄がない。 『ソウルアーツ』のみ優先度を下げている。 |
| ② |
基本ルール |
→ |
ファー・ジ・アース |
→ |
スクールメイズ |
→ |
ラビリンスシティ レッドムーン |
→ |
ネヴァーサレンダー ソウルアーツ |
|
『ファー・ジ・アース』収録の、箒の修正版データを早くから利用したい場合の選択肢。箒関連だけならこれ1冊でまとまる。 次の購入は発売順の『スクールメイズ』が丸いが、ヒーラーやディフェンダーなら『ラビリンスシティ』、 アタッカーやキャスターなら『レッドムーン』に飛び級するヤンチャも。 |
| GMなら |
| GM |
基本ルール |
→ |
スクールメイズ |
→ |
ラビリンスシティ |
→ |
ファー・ジ・アース |
→ |
レッドムーン ソウルアーツ ネヴァーサレンダー |
|
GMはデータ参照の都合から、基本~『ファー・ジ・アース』の流れはほぼ確定。 それ以降は、収録されているルールやシナリオ、世界設定記事から興味のあるものを選べばよい。 |
PL視点
NW2『ナイトウィザード The 2nd Edition(基本ルールブック)』
◆PLおすすめ度:必須
◆PL用データ:
基本ウィザードクラス18種、汎用特殊能力、発動魔法、装備魔法、アイテム、
クラス専用アイテム(人造人間、転生者)、キャラクター作成ルール
SMZ『スクールメイズ』
◆PLおすすめ度:★★★★★
◆PL用データ:
追加ウィザードクラス4種(異能者、侍、仙人、錬金術師)、既存クラス(スタイル/ウィザード)への追加特殊能力、汎用特殊能力、
発動魔法、装備魔法、アイテム(箒含む)、クラス専用アイテム(錬金術師)、
世界設定(輝明学園)、コネクション(輝明学園、魔王)
◆PL用所感:
基本ルールに次いで購入する2冊目の候補。初期作成時点から利用できるデータが多い。
ウィザード養成施設の側面を持つ「輝明学園秋葉原校」の解説と制服(イラストつき)は、PCの設定構築に役立つ。
データとしては、追加クラスのうち「異能者、仙人、錬金術師」が、複数のスタイルクラスに高水準に適合し、強力かつ遊びと想像の余地が大きい。
初ソースブックらしく、幅広いキャラに有益な汎用特殊能力が魅力。
LAC『ラビリンスシティ』
◆PLおすすめ度:★★★★
◆PL用データ:
既存クラス(スタイル/ウィザード)への追加特殊能力、汎用特殊能力、発動魔法、装備魔法、アイテム(箒含む)、
クラス専用アイテム(転生者、錬金術師)、コネクション(ラビリンスシティ、忘却の世界)、ワールドアイテム(特定のキャンペーン設定で使用するアイテム)
◆PL用所感:
取得にレベル制限があったり、継続プレイに適した特殊能力が増えており、成長を行えるプレイ環境に向く。
物理ダメージを与える攻撃魔装や、マニアックな性能を持つ発動魔法など、魔法キャラに向いたデータも豊富。
ディフェンダーやヒーラーにとっては、取り回しに影響する特殊能力があり優先度が高い。
初期作成時点でも、少数ながら有益な選択肢がある。
SOA『ソウルアーツ』
◆PLおすすめ度:★
◆PL用データ:
追加ウィザードクラス2種(同調者、箒騎士)、既存クラス(ウィザード)への追加特殊能力、汎用特殊能力、
アイテム(箒のみ)、クラス専用アイテム(同調者)、闘技場ルール専用アイテム
リプレイ1本
◆PL用所感:
ページ数の半分以上をリプレイが占める。追加データの分量自体が少なく(既存クラスへの追加は各2個ずつ)、性能も控えめの印象。
箒関連アイテムはあるが直後の『ファー・ジ・アース』で再録されている。後発書籍からの参照も少なく、後回しにしてほぼ問題ない。
追加クラスのイメージに魅力を感じた場合にのみ優先度を上げるが、
同調者は「他ウィザードクラスの特殊能力を取れる」のが魅力であり、プールが広いほど戦略が広がることに注意。
FTE『ファー・ジ・アース』
◆PLおすすめ度:★★★★★
◆PL用データ:
既存クラス(スタイル/ウィザード)への追加特殊能力、汎用特殊能力、発動魔法、装備魔法、アイテム、
箒アイテムの調整再掲、クラス専用アイテム(人造人間、転生者、同調者、錬金術師)、ワールドアイテム(特定のキャンペーン設定で使用するアイテム)
◆PL用所感:
あらゆるPC用データの多数追加。また、パワーレベルが一回り高まった印象。
重要な点として、既出の箒関連アイテムがすべて調整・再掲されている。箒選びが1冊で完成する。
プレイにおいては、この書籍以前の箒関連データを混在させると危ういため、使用書籍の確認は必要。
基本ルールに次いで購入する2冊目の、もうひとつの候補。一足飛びに有力な書籍を選びたい場合に。
REM『レッドムーン』
◆PLおすすめ度:★★★
◆PL用データ:
既存クラス(スタイル)への追加特殊能力、汎用特殊能力、EX月衣、発動魔法、装備魔法、アイテム(箒含む)、
クラス専用アイテム(人造人間、転生者、同調者、錬金術師)
◆PL用所感:
成長を行えるプレイ環境に向く。
特にスタイルクラスを強化する書籍で、過去最大のスタイルクラス特殊能力の追加があり、パワーレベルも非常に高い。
アイテムもユニークかつ優秀なものが多く出揃っている。特に装備魔法のレパートリーに優れ、キャスター向き。
EX月衣は経験点を消費してのみ得られる、特殊能力と同様にはたらく要素。成長前提かつ先行書籍参照が多め。
NVS『ネヴァーサレンダー』
◆PLおすすめ度:★★
◆PL用データ:
既存クラス(ウィザード)への追加特殊能力、汎用特殊能力、発動魔法、アイテム(箒含む)、クラス専用アイテム(転生者)
リプレイ1本
◆PL用所感:
アニメ版をモチーフにしたアイテムや魔法が多く収録される。ページ数の半分以上をリプレイが占めるため、データ量自体は控えめ。
有益で小回りのきくデータはちらほら含まれるため、SOAより優先できる可能性がある。
GM視点
共通:
エネミーデータやシナリオでは、先行書籍のエネミーや特殊能力を参照する(効果の記述を省略している)ことが多いため、
それらを使いたい場合、基本的に発売順に買い進めるのが望ましい(SOAを除く)。
NW2『ナイトウィザード The 2nd Edition(基本ルールブック)』
◆GMおすすめ度:必須
◆GM用データ:
ゲーム進行に必須のあらゆる情報、基本的な世界設定、
エネミーデータ、エネミー特殊能力、シナリオ2本
SMZ『スクールメイズ』
◆GMおすすめ度:★★★★★
◆GM用データ:
世界設定(輝明学園)、コネクション(輝明学園、魔王)、
フォートレス(ダンジョン)運用ルール、トラップ・オブジェクト、ランダムフォートレス、
エネミーデータ、エネミー特殊能力、シナリオ2本
◆GM用所感:
トラップやオブジェクトのデータは、フォートレスルールを使用しない場合も戦場のバリエーションを広げてくれる。
魔王のコネクション情報が豊富に掲載されており、シナリオに起用する魔王の選考に役立つ。
LAC『ラビリンスシティ』
◆GMおすすめ度:★★★
◆GM用データ:
世界設定(ラビリンスシティ、忘却の世界)、コネクション(ラビリンスシティ、忘却の世界)、ラビリンスシティのシナリオフック、
サンプルボスエネミー、サンプルフォートレス、災厄級エネミー特殊能力、
エネミーデータ、エネミー特殊能力、シナリオ1本
◆GM用所感:
ファー・ジ・アースの表界でも裏界でもない、忘れられた存在が住まう領域を舞台とするための記事を持つ。
サンプルボスエネミーおよびフォートレスは、それぞれすぐ戦える/遊べる完成済みデータ(データ参照のためSMZ必須)。
災厄級エネミー特殊能力は、戦場を大幅に書き換えたり、シナリオフックとなりうる能力。
SOA『ソウルアーツ』
◆GMおすすめ度:★
◆GM用データ:
世界設定(荒砥山市)、コネクション(荒砥山市、組織)、コロシアムルール(サンプルステージ、専用アイテム)、萌えヒロイン作成チャート
◆GM用所感:
荒砥山市は本書内掲載リプレイの舞台。
一番の魅力はそのまま戦闘を楽しめるコロシアムルールか(データ参照のため先行書籍必須)。
名高き萌えヒロイン作成チャートもここ。マジメなヒロインができると思ってはいけない。
エネミー特殊能力の追加がなく、したがって後発書籍からの参照もされない。優先度は低い。
FTE『ファー・ジ・アース』
◆GMおすすめ度:★★
◆GM用データ:
世界設定(主八界、ファー・ジ・アース)、災厄級エネミー特殊能力、エネミーデータ、エネミー特殊能力、シナリオ2本
◆GM用所感:
ナイトウィザードも内包するより広範な世界設定に関する解説を持ち、世界観や情勢の把握の助けになる。
10レベル用シナリオがあるほかは、特別に目立つ記事はなく、順当にエネミーを拡張するにとどまる。
REM『レッドムーン』
◆GMおすすめ度:★
◆GM用データ:
世界設定、コネクション、シナリオ2本
◆GM用所感:
書名でもある「紅い月」に関する記述を多く持つ。世界観把握の助けに。
エネミーデータの記事はないため、それが目的なら優先度は低い。
NVS『ネヴァーサレンダー』
◆GMおすすめ度:★
◆GM用データ:
トラップ、エネミーデータ、エネミー特殊能力、アニメ版重要アイテムの再現データ、シナリオ1本
◆GM用所感:
優先度は低いが、あればトラップなど参考になる。
最終更新:2026年01月17日 00:33