751 :創る名無しに見る名無し:2014/05/29(木) 20:50:15.24 ID:LaUemm3d
本当にデカい島だな・・・まるで一つにくっつけたハワイが丸ごと空を飛んでいるみたいだ。」
ヘリから降ろされたジープに乗って、空撮された「空の民」の住居と思われる場所の写真を眺めながら呟いた。
ヘリから降ろされたジープに乗って、空撮された「空の民」の住居と思われる場所の写真を眺めながら呟いた。
「彼らの町の上空は気流が乱れていてヘリが近づけないみたいですね。」
「連中は、俺たちの接近に気付いて、何らかの装置を作動させたみたいだな、まぁそりゃ、警戒するだろうがよ。」
「ははっ、まぁ完全に不法侵入している訳ですからね。」
「構うもんか、こちとら領空侵犯されとるんだ、連中の首領に話つけなきゃいかんよ。」
「連中は、俺たちの接近に気付いて、何らかの装置を作動させたみたいだな、まぁそりゃ、警戒するだろうがよ。」
「ははっ、まぁ完全に不法侵入している訳ですからね。」
「構うもんか、こちとら領空侵犯されとるんだ、連中の首領に話つけなきゃいかんよ。」
ジープで島の中心部に向かっている今現在、既に浮島は日本上空にあり、太陽光を遮り場所によっては夕方の様に薄暗い地域がある様だ。
「今のところ浮島からの落下物は報告されていない様だな、まったく、地層が剥き出しな外観なのに、随分と頑丈な事だ。」
「浮島の下部に魔鉱石の塊と思われる発光体が確認されましたが、あれがこの島を浮かせている動力炉に当たるものの様です。」
「またまた魔鉱石か、この世界のものは殆ど魔鉱石に影響されたり依存していたりするんだな。」
「まさか、島を丸ごと空に浮かせるとは思ってもみませんでしたよ、でも、この性質は様々な用途に期待できそうですね。」
「浮島の下部に魔鉱石の塊と思われる発光体が確認されましたが、あれがこの島を浮かせている動力炉に当たるものの様です。」
「またまた魔鉱石か、この世界のものは殆ど魔鉱石に影響されたり依存していたりするんだな。」
「まさか、島を丸ごと空に浮かせるとは思ってもみませんでしたよ、でも、この性質は様々な用途に期待できそうですね。」
ふと、空を見ると、軽鎧を身に着けた人型の影が空に集まっているのが見えた。
「おい?あれを見ろ!」
「おおっ、本当に空を飛んでいるよ、ま、向こうの方から出向いてくれれば都合が良いか。」
「おい?あれを見ろ!」
「おおっ、本当に空を飛んでいるよ、ま、向こうの方から出向いてくれれば都合が良いか。」
彼らは非常に困惑していた、空から巨大な羽虫が飛んでくると思ったら、今度は空の民の領域に走竜を遥かに凌ぐ速さで、
汚い斑模様の鎧虫が街道を走っていたのだ。
その背中には、これまた汚い模様の服装をしたリクビトが乗っていたのだ。
汚い斑模様の鎧虫が街道を走っていたのだ。
その背中には、これまた汚い模様の服装をしたリクビトが乗っていたのだ。
「リクビトめ・・・空の民の領域に何をしに来たのだ?」
「お父様、彼らは短槍と思われるものを装備しているみたいです。」
「何とも奇妙な槍だ、あれだけ長い柄に取り付けられている刃が、短剣程度の短さとは・・。」
「一見軽装にしか見えんが、あの様な鎧虫を手懐ける者たちだ、何を隠しているかは分からんぞ?」
「お父様、彼らは私たちの首都へ向かっているみたいです。」
「ぬぅ・・・・彼らの目的が侵略であるのならば、容赦はせぬぞ」
「彼らもこちらに気付いたみたいですね、動きが変わりました。」
「ふむ、規則正しく整列し始めたな、話をする余地があるのかもしれん。」
「お父様、彼らは短槍と思われるものを装備しているみたいです。」
「何とも奇妙な槍だ、あれだけ長い柄に取り付けられている刃が、短剣程度の短さとは・・。」
「一見軽装にしか見えんが、あの様な鎧虫を手懐ける者たちだ、何を隠しているかは分からんぞ?」
「お父様、彼らは私たちの首都へ向かっているみたいです。」
「ぬぅ・・・・彼らの目的が侵略であるのならば、容赦はせぬぞ」
「彼らもこちらに気付いたみたいですね、動きが変わりました。」
「ふむ、規則正しく整列し始めたな、話をする余地があるのかもしれん。」
「駄目だ・・・全くわからん・・・。」
空の民とコンタクトを取るために、空中大陸を訪れた自衛隊、しかし、大陸の言語と違う言葉で喋るため、まるで会話が進んでいなかった。
「うーむ、また人魚達の時みたいに解読作業を進めなきゃいかんのか?まぁ、一応覚悟はしていたんだが。」
「ジェスチャーで辛うじて意思を伝えることが出来ているが、このままじゃいかんよなぁ?」
「言語学者を総動員する必要がありそうだな・・・まったく・・・・あの西本っていう教授も喜びそうだ。」
「本当にどうした物か・・・・。」
空の民とコンタクトを取るために、空中大陸を訪れた自衛隊、しかし、大陸の言語と違う言葉で喋るため、まるで会話が進んでいなかった。
「うーむ、また人魚達の時みたいに解読作業を進めなきゃいかんのか?まぁ、一応覚悟はしていたんだが。」
「ジェスチャーで辛うじて意思を伝えることが出来ているが、このままじゃいかんよなぁ?」
「言語学者を総動員する必要がありそうだな・・・まったく・・・・あの西本っていう教授も喜びそうだ。」
「本当にどうした物か・・・・。」
「あの斑模様の連中の物言いは、よくわからん・・・。」
「斑のリクビト達は、複数の言語で話しかけてきた様に見えたな、残念ながら我々の言葉は喋れなかったみたいだが。」
「しかし、こうも辛抱強く意思疎通をはかる以上、彼らが侵略目的の線は薄れたな。となると国交が目的か?」
「だが、言葉の壁がな・・・地道に解読する必要がありそうだが・・・。」
「あの、お父様?」
「何だミーティア、何か妙案でもあるのか?」
「その・・・彼らの話していた言葉の中で聞き覚えのある言語があったのですが・・・。」
「何?本当か?」
「恐らく、荒野の民の言語と思われます、学術院の先生から古文書を見せてもらったことがあったので」
「なるほど、彼らは荒野の民と交流を持っているのかもしれんな、して、話せるのか?」
「正確に発音出来るか不安はありますが、やってみます。」
「頼んだぞ、ミーティア」
「斑のリクビト達は、複数の言語で話しかけてきた様に見えたな、残念ながら我々の言葉は喋れなかったみたいだが。」
「しかし、こうも辛抱強く意思疎通をはかる以上、彼らが侵略目的の線は薄れたな。となると国交が目的か?」
「だが、言葉の壁がな・・・地道に解読する必要がありそうだが・・・。」
「あの、お父様?」
「何だミーティア、何か妙案でもあるのか?」
「その・・・彼らの話していた言葉の中で聞き覚えのある言語があったのですが・・・。」
「何?本当か?」
「恐らく、荒野の民の言語と思われます、学術院の先生から古文書を見せてもらったことがあったので」
「なるほど、彼らは荒野の民と交流を持っているのかもしれんな、して、話せるのか?」
「正確に発音出来るか不安はありますが、やってみます。」
「頼んだぞ、ミーティア」
こうして、ソラビトの代表として、領主の娘が護衛を付けて自衛隊の天幕へ訪れることになった。
『あの、私、ミーティア 、よろしく です。』
『大陸語が解るのですか?私、田辺 です。』
『ソラビト、場所、何ですか、用事、来る。』
『我が国、日本の空、貴方達、飛んでいる、理由は?』
『ニフォン?空?空は、皆の物、領土、関係ない?』
『私たち、元々、世界、空を飛べる、国々、だから、空に領土、ある。』
『元の世界?貴方、世界、違う?』
『私たち、地球、天災、巻き込まれた、それで、此処に来た。』
『チキュー?ここ、ウォルクス、世界、名前』
『世界?ウォルクス?アルクスと?違う?』
『呼び方、民によって、違う』
『大陸語が解るのですか?私、田辺 です。』
『ソラビト、場所、何ですか、用事、来る。』
『我が国、日本の空、貴方達、飛んでいる、理由は?』
『ニフォン?空?空は、皆の物、領土、関係ない?』
『私たち、元々、世界、空を飛べる、国々、だから、空に領土、ある。』
『元の世界?貴方、世界、違う?』
『私たち、地球、天災、巻き込まれた、それで、此処に来た。』
『チキュー?ここ、ウォルクス、世界、名前』
『世界?ウォルクス?アルクスと?違う?』
『呼び方、民によって、違う』
「何だか、向こうも片言っぽいな、話が通じるだけまだマシだが・・・。」
「まぁ、後はある程度話をつけて、それから国交を結ぶことになりそうだな、大使館を置くのには時間がかかりそうだが」
「まぁ、後はある程度話をつけて、それから国交を結ぶことになりそうだな、大使館を置くのには時間がかかりそうだが」
あとがき
今日はここまで、完全にオーバーヒートです。OTL
ジェスチャーから翻訳、国交を結ぶまでの流れって難しいですね。
ジェスチャーから翻訳、国交を結ぶまでの流れって難しいですね。
資源問題
うーん、いくら無限万能資源だからと言って、いきなりホイッと、T-ENGとかメタトロンとか渡されても、扱う技術が確立されていないなら無用の長物と化すると思うのですが・・。
今は、エネルギー源が、石油から魔鉱石に乗り換えるまで、日本が文明を維持できるかと言うのが問題だと思います。
後は、扱い方間違えて粉砕!玉砕!大喝采!とならない事でしょうか・・・一応日本を丸ごと転移させた原因なので。
うーん、いくら無限万能資源だからと言って、いきなりホイッと、T-ENGとかメタトロンとか渡されても、扱う技術が確立されていないなら無用の長物と化すると思うのですが・・。
今は、エネルギー源が、石油から魔鉱石に乗り換えるまで、日本が文明を維持できるかと言うのが問題だと思います。
後は、扱い方間違えて粉砕!玉砕!大喝采!とならない事でしょうか・・・一応日本を丸ごと転移させた原因なので。
モデルは、ゼノシリーズのゾハルとかTESのマジカとかですね、無限と有限の境界が曖昧な世界です。(随分と物騒なエネルギー源ですw
浮島と日照権
非常にトロトロ飛行しているので、間違いなく影響を及ぼすでしょうね。
具体的には蒸気船程度の速度で異世界を一周しております。
いわゆる、期間限定のお隣さんみたいな国になるのかもですね。
非常にトロトロ飛行しているので、間違いなく影響を及ぼすでしょうね。
具体的には蒸気船程度の速度で異世界を一周しております。
いわゆる、期間限定のお隣さんみたいな国になるのかもですね。
エーテルカイト
魔鉱石の結晶に特殊な処置を施し、力場を形成し、物を浮かせることが出来る機構。
空中大陸の底部にある魔鉱石の塊は、異世界に存在する魔法版偏西風の様な物を利用し、外部から魔力を取り入れて飛行を続ける。
自力で航行するというよりも、ヨットの様に魔力の流れに乗って動いているので、自力で航路を変更することは不可能。
ただし、何らかの影響で魔力の流れが変わると航路が逸れる可能性が高い。
過去に火山噴火などの影響で気流が乱れ、大幅に航路が変わったこともある。
魔鉱石の結晶に特殊な処置を施し、力場を形成し、物を浮かせることが出来る機構。
空中大陸の底部にある魔鉱石の塊は、異世界に存在する魔法版偏西風の様な物を利用し、外部から魔力を取り入れて飛行を続ける。
自力で航行するというよりも、ヨットの様に魔力の流れに乗って動いているので、自力で航路を変更することは不可能。
ただし、何らかの影響で魔力の流れが変わると航路が逸れる可能性が高い。
過去に火山噴火などの影響で気流が乱れ、大幅に航路が変わったこともある。
まだ、ちょっとアイディアが浮かんでいないので、お休み中です。
(異世界日本のネットで、ちょっと頭のいかれた、過激派が、「ミサイルで浮島を海上で破壊して沈めれば日本に悪影響なくなるんじゃね?」
とコメントして袋叩きになる流れがふと脳裏をよぎりました。うーん少々不謹慎
(異世界日本のネットで、ちょっと頭のいかれた、過激派が、「ミサイルで浮島を海上で破壊して沈めれば日本に悪影響なくなるんじゃね?」
とコメントして袋叩きになる流れがふと脳裏をよぎりました。うーん少々不謹慎