※投稿者は作者とは別人です
752 :外伝(またはパラレル):2008/02/19(火) 20:55:06 ID:OiXF2z220
俺が教えられるのは名前と階級となぜニワトリが道路を渡ったのかってことだけだ
(「空飛ぶモンティパイソン」より)
投下させていただきます
753 :外伝(またはパラレル):2008/02/19(火) 20:56:45 ID:OiXF2z220
その日飛行場に向う途中で鞄を間違えたことに気付いたドジソン大佐は急いでジープをU
ターンさせた
「やあ、今日はこれで二人目だ」
司令部の建物に駆け込んだドジソンは声を掛けてきたバレンチノ少尉にこいつは何を言っ
ているんだという視線を向けた
「つい五分前にも大佐殿がここを通られましたよ」
ドジソンがオフィスに飛び込むとまさしくドジソンその人がデスクを漁っていた
「お前は誰だ!」
ドジソンは叫んだ
「お前こそ誰だ!」
ドジソンも叫んだ
叫んだだけでなくタックルをかましてドジソンを転がすと馬乗りになったドジソンは懐か
ら短剣を取り出す
ドアの外で様子を伺っていたバレンチノがヒップホルスターからスミスの38オートマチ
ックを引き抜きドジソンの胸に素早く三発撃ち込んだ
「ちゃんと証言してくださいよ、大佐を撃ったのは大佐を助けるためだって」
カレアント公国ロゼングラップ
劇場を改装した臨時の大会議場に集まったお偉方の前でI3-陸軍情報部第三課-のハッ
クステッド大佐は居並ぶ将軍達の前で調査報告を行っていた
「-という訳でありましてこのマーク・ドブソン大佐に変身-これは比喩ではなく客観的
事実あります-変身していたのは人相、体型を自在に変える能力を持つミラージュ族といわれる少数民族であることが分かりました」
一同の間に動揺が走る
シホールアンルはミラージュ族をスパイとして送り込んできたのだ
ここでミスカトニック大学から招かれたH・G・ザワークラウト教授が登場し解剖学的見
地からミラージュ族の能力についての解説が行われる
「-というわけでありましてこの種族独特の骨格の折り畳み機構は体格の調節を可能とす
る反面ある一定の条件で身体にかかる負荷に対しては非常に脆いという欠点があります」
ザワークラウトはやおら右足を高く跳ね上げ身体を前傾させながら振り下ろす
ドスンという音とともに着地した右足をグッと踏み込み股間が地面すれすれの位置にくる
まで腰を落とすと勢いを付けて起き上がりざまに左足を跳ね上げる
「この歩法を行った場合ミラージュ族はほぼ確実に股関節を外します」
「「「「「素晴しい!!」」」」」
ザワークラウトに惜しみない拍手を送る一同
その後もともとのミラージュ族が非常に数が少ないうえアメリカ軍に潜入してもボロを出
さないほど高度に訓練されたミラージュ族は更に少数でさほどの驚異ではないということ
が判明するまでシリーウォーク(馬鹿歩き)と命名されたミラージュ族識別法はアメリカ
軍で猛威を振るい続けたのである
754 :外伝(またはパラレル):2008/02/19(火) 20:59:09 ID:OiXF2z220
投下終了
懺悔:「空飛ぶモンティパイソン」は深夜の再放送(英語版)を一回しか観てません
752 :外伝(またはパラレル):2008/02/19(火) 20:55:06 ID:OiXF2z220
俺が教えられるのは名前と階級となぜニワトリが道路を渡ったのかってことだけだ
(「空飛ぶモンティパイソン」より)
投下させていただきます
753 :外伝(またはパラレル):2008/02/19(火) 20:56:45 ID:OiXF2z220
その日飛行場に向う途中で鞄を間違えたことに気付いたドジソン大佐は急いでジープをU
ターンさせた
「やあ、今日はこれで二人目だ」
司令部の建物に駆け込んだドジソンは声を掛けてきたバレンチノ少尉にこいつは何を言っ
ているんだという視線を向けた
「つい五分前にも大佐殿がここを通られましたよ」
ドジソンがオフィスに飛び込むとまさしくドジソンその人がデスクを漁っていた
「お前は誰だ!」
ドジソンは叫んだ
「お前こそ誰だ!」
ドジソンも叫んだ
叫んだだけでなくタックルをかましてドジソンを転がすと馬乗りになったドジソンは懐か
ら短剣を取り出す
ドアの外で様子を伺っていたバレンチノがヒップホルスターからスミスの38オートマチ
ックを引き抜きドジソンの胸に素早く三発撃ち込んだ
「ちゃんと証言してくださいよ、大佐を撃ったのは大佐を助けるためだって」
カレアント公国ロゼングラップ
劇場を改装した臨時の大会議場に集まったお偉方の前でI3-陸軍情報部第三課-のハッ
クステッド大佐は居並ぶ将軍達の前で調査報告を行っていた
「-という訳でありましてこのマーク・ドブソン大佐に変身-これは比喩ではなく客観的
事実あります-変身していたのは人相、体型を自在に変える能力を持つミラージュ族といわれる少数民族であることが分かりました」
一同の間に動揺が走る
シホールアンルはミラージュ族をスパイとして送り込んできたのだ
ここでミスカトニック大学から招かれたH・G・ザワークラウト教授が登場し解剖学的見
地からミラージュ族の能力についての解説が行われる
「-というわけでありましてこの種族独特の骨格の折り畳み機構は体格の調節を可能とす
る反面ある一定の条件で身体にかかる負荷に対しては非常に脆いという欠点があります」
ザワークラウトはやおら右足を高く跳ね上げ身体を前傾させながら振り下ろす
ドスンという音とともに着地した右足をグッと踏み込み股間が地面すれすれの位置にくる
まで腰を落とすと勢いを付けて起き上がりざまに左足を跳ね上げる
「この歩法を行った場合ミラージュ族はほぼ確実に股関節を外します」
「「「「「素晴しい!!」」」」」
ザワークラウトに惜しみない拍手を送る一同
その後もともとのミラージュ族が非常に数が少ないうえアメリカ軍に潜入してもボロを出
さないほど高度に訓練されたミラージュ族は更に少数でさほどの驚異ではないということ
が判明するまでシリーウォーク(馬鹿歩き)と命名されたミラージュ族識別法はアメリカ
軍で猛威を振るい続けたのである
754 :外伝(またはパラレル):2008/02/19(火) 20:59:09 ID:OiXF2z220
投下終了
懺悔:「空飛ぶモンティパイソン」は深夜の再放送(英語版)を一回しか観てません