スターゲイザー

今、魔法の森では3つの群が居る。
トラックを追う者。トラックで追われる者。トラックを護らんとする者。

これらは互いにトラックについて何かをしているという事で共通点がある。
端的に表現するなら陣取りゲーム。
トラックとその乗員、という「陣」を奪うだけのシンプルなゲームだ。
追跡者と対峙者の勝者が「陣」を得て、その者達の今後を決めると言っても過言では無い。
勝敗によって人命が左右される。

ゲームによって命が永らえるか潰えるかを決めるのは実にバトルロワイヤルらしい。
勿論それは「陣」だけでなく敗者にも言える事。
バトルロワイヤルであるからこそ、ゲームの敗者は死ぬ。
至極当然な話だ。


取るべき「陣」は博麗霊夢空条承太郎、他3名。
「陣」を欲すのは霍青娥ディエゴ・ブランドーとその配下の恐竜達。
では、「陣」を守るのは―――




それは友人のピンチに駆け付けて善を助け悪を挫く者。
所謂主人公達であるべきではないだろうか?





【昼】C-3 霧の湖の畔(南西部)





森を高速で低空飛行する一陣の光に星二つ。
その光は真っ直ぐに、どこに居るか分からない者達へと進んでいく。
一人は友人の為。一人は親の為。
思いを馳せ、見慣れた光景を飛ぶ。

霧雨魔理沙空条徐倫
彼女達は二人共が、一途に親しき者を探している。
事の発端は一つの記事。
それさえなければ死地に向かうなんて真似はしなかった。
それさえなければ親しき者に会えなくなっていたかもしれなかった。
命を運ぶ、と書いて運命と読むとは誰の言葉だったか。
ならば運ばれた命はどうなるのだろうか?
だが、そんな事を考えている余暇なんて物は無い。
二人共が刻一刻を争う事態に冗談なんて以ての外だ。
それは本人が一番知っていたし、だからこそ同じ境遇の者に声も掛けられない。
風切音だけが木々に響く。雨の音は最早気にならない。
濡れた服も最初からそうであった様に意識の外。


――思いやる言葉すら発せないのだ。
もどかしさこそあれど、ふとしたきっかけでの口論を恐れてしまう。

だからこそ、目の前の事象に集中する事を選ぶ。
選択肢なんて他にあっただろうか?
もしかしたらあったかもしれない。だが、今の状況でそれらは見えない。
思いは風に消えて形にならなかった。
いや、幻想に浸る時間が短かったと言った方が良いだろうか。

魔理沙は前方に影を発見した。


その全てが人影だったならばどれだけ良かった事だろう。
二足歩行のトカゲが2匹と、黒い異質な物に跨った人。
よりによって一番ブチ当たってはならない者達だ。しかも、当の魔理沙はその邂逅が最悪な物と気付かない。
救いだった事は速度面で向こうに気付かれるまでに時間がそれなりにある事か。

だがそれよりも、彼女にとって幸運な事があった。


殿が洩矢諏訪子・多々良小傘・十六夜咲夜の3名という「情報」を既に持っていた事だ。
お蔭様で前方に見える群が敵である可能性、と言うか十中八九敵だろうと考える事が出来た。

それがなければ、不用心に近付いた結果ディエゴの配下が2匹増えるという事態になっていた事だろう。

このゲームで戦闘は必然。
それ故に、「敵か味方か」「相手は何をしてくるか」という情報は戦況を大きく変える事に繋がりかねない。

――そう考えてみると、新聞という媒体は良い働きをしてくれたに違いない。
書いている人物が人物だが。


魔理沙はすぐさま徐倫に言葉を投げかける。


「前方に敵らしき奴が居るぜ。」


それはぶっきらぼうに、無愛想に、正確に、端的に。
彼女は静かに燃えていたのだ。
さっき魔理沙の形を取ったサーフィスが燃えていたが、別にそういう事ではなく。

それは年相応で純粋な怒り。友人を傷付けた者に対する怒り。
大きく息をして、もう一度覚悟を決める。


「敵…ね。…姿は?」


徐倫もまた静かに燃えている。
それは年相応の親への想い。それは親を狙う者への怒りに変わる。


「2足歩行のデカいトカゲが2体と、黒い変な機械に跨った奴だ。どっちも中々のスピードがある。
 今はまだ気付かれてないな。」

「デカいトカゲ、かぁ…。多分スタンド像だと思うけど…」

「けど…?」

「それがもしトカゲの参加者だったらそいつらも何かしら能力を持ってるって事でしょ?」

「成程な…それはご勘弁願いたいぜ…。
 まぁトカゲから狙ってけば済む話だろうけどな。もう一人も倒す算段は付いてるし。」

「ふーん…。魔理沙も中々やるじゃない。」

「褒めても何も出ないぜ。
 でだ、徐倫。お前にもやって貰いたい事があるんだが…」





「何かの音がするぜ。こっちに向かって突っ込んでくるぞ」


人間体に戻って開口一番。
オートバイの音の中に微かにあった、何かが近付いてくる音をディエゴは聞き逃さなかった。


「あらあら…猪突猛進って奴かしらね?」

「そんな事までは分からないが…もしかしたら移動途中なだけかもしれん」

「翼竜でも遣わして見てみれば良いじゃない」

「雨が強まって使えたもんじゃないんだ」


受け答えをするは霍青娥。
ディエゴと行動を共にする、言わば同盟者だ。
二人共、泥濘に付いた車輪の後を追いかけている最中である。


「それで、ディエゴくんはどうするの?」

「霊夢という女が現状最優先だ。一応無視する。
 だが…攻撃してきたら殺す。必ず殺す。」


博麗霊夢を殺すという意思。それは怨恨とでも言うべきか。
そんな感情でディエゴは進んでいた。
故にその思いは強く、魔理沙達の接近ですら信念を揺るがす程の物ではない。

だが、用心するに越した事は無いのだ。
油断すれば敗北まっしぐら、なんてよくある事。
生き残る事が最重要。最悪この女を盾にして逃げれば良い。
利用できる事はなんでも利用する。大統領もDIOもいずれ始末する事になるかもしれないが、構わない。


「なぁ邪仙、少し良いか?」

「私には霍青娥、という名前がちゃんとありましてよ?」

「お前と居ると気が狂うな…
 で、青娥。少し良いか?」

「私に出来ることならなんなりとどうぞ♪」

「あー…。カエルみてぇなガキなんだが…
 その溶かした腹を解除してくれねぇか?」

「どうしてですの?見てる側としては楽しいのに…。」

「お前の美的センスを疑うが…まぁ良い。
 最悪、突撃して来た奴にこいつを投げようと思ってな。
 こいつで傷を付ければ恐竜化させる事も可能だろう。」

「あら、意外と考えてらしたのね。」

「五月蝿い。とっととやれ。」


青娥という人物の人間性は、まさに限りない好奇心であると言えよう。
もし、セッコの「オアシス」ではなくチョコラータの「グリーン・デイ」のDISCを持っていたとしたら…
恐らく第1回放送を前にして優勝者が決まっていただろう。
それ程に深く、例えるなら深淵に等しい。

手際良くオアシスの能力で2頭の恐竜を引き剥がす。
そして左足を掴んで、ディエゴの方にまるでゴミをゴミ収集車に叩き込む様に投げる。


段々と何かの音が近付いてくる。
きっと正体不明な者が木々の間を抜けて接近するまであと僅かなのだろう。
それが敵だった時に備え、ディエゴは恐竜化して相手の動向を疑う。




ところで、霧雨魔理沙には1つのスペルカードがある。


彗星「ブレイジングスター」


鴉天狗の射命丸文に光る泥棒、と揶揄されたスペカ。
その名が表すように、見た感じは完全に彗星だ。
マスタースパークを後方に撃ち、その推進力で空を超高速で翔ける。
途中で星弾をバラ撒きながら常に自機を狙って飛んでくる。

また、彗星は別名箒星とも呼ばれる。
箒に跨り空を翔ける彼女にまさにピッタリな名称だ。


そして、弾幕の説明は単調だが決して侮る事無かれ。
ビームが尋常じゃない程に太いのだ。
それ故に、来る直前に避けようなんて思ってもまず回避出来ない代物である。
因みにしゃがめば当たらない。

ただ欠点として、ミニ八卦炉が無いと全然使い物にならない事がある。
だから今使おうとしても何も出来ない。

だがそれはそのまま使えばの話だ。


光撃「シュート・ザ・ムーン」に然り。
恋風「スターライトタイフーン」に然り。
天儀「オーレリーズユニバース」に然り。

別にビームを出すなら他の方法もある。
奴隷タイプの弾幕とかまさにそうだ。

ならば―――





ディエゴは音の方向に構えていた。
相手の敵意を一瞬で判断する為に。
手には今や恐竜と化した洩矢諏訪子を大事そうに抱えている。
彼なりに、丁重に扱っているのだろう。

やがて音の出処は急激に接近する。
一瞬で諏訪子を投げる体勢に入れるように集中する。

そして、恐竜の動体視力で2人の姿を捉えた。
1人は幻想郷縁起とやらに載っていた人物だ、と頭の中で記憶を起こす。
…が、その時視認すべきその姿はもう無かった。


違和感を感じると視界に映るは光の筋。


魔理沙は箒の後方に使い魔を数体固定させ、その使い魔から出るビームの推進力を使って加速していたのだ。
そうなるともう別のスペカだが、やってる事はブレイジングスターに等しい。
太さこそ全然だが、得られる推進力はそれなりにあった。
制限こそかかっているがこの状況では充分過ぎる物。


次の瞬間ディエゴ達の体を強風と雨が襲う。

ディエゴはバランスを崩さない様に2本の足でなんとか踏み止まる。
恐竜化した紫もなんとか踏み止まれている様だ。
しかし、人間体ではそう上手くはいかない。
青娥は泥に足を取られて尻餅を付いた。
枯れ木で擦ったか、脚の辺りに痛みを感じる。


ここで青娥は残念ながら、弾幕を見て射出主が霧雨魔理沙だと気付けなかった。
それに気付けばもしかしたら霊夢を助けに来たのかもしれない、と考える事も出来ただろう。
だが気付かない。痛恨のミス。
移動途中だろうという考えに他の選択肢が覆われてしまっていたのだ。




付け加えると、彗星「ブレイジングスター」は実に面白いスペカである。
超高速で画面を翔け、画面外に出る。そこまでは良い。
だが次の瞬間、別の場所からまた超高速で画面内に突っ込んできては自機を狙うのだ。

要するに。

ディエゴ達が再び霊夢を追おうとした瞬間に。
縦方向に去って行った筈の魔理沙達が横方向からまた突っ込んで来た。


ディエゴと青娥はここで漸く、魔理沙達に敵意がある事に気付く。
後5秒程度気付くのが遅ければ諏訪子を投げるまでに正面衝突する事は間違いなかっただろう。
ここならまだギリギリ間に合う。

コイツらも命を賭してあの女を助けに来たのだろう。
ならばその行為を『無駄』にさせる。
博麗霊夢に伸びる思い全てを『無駄』にしてやる。
ディエゴの意志は固く、鋭い。


「GOAAAAAHH!」


彼は叫ぶ。喉が痛くなる程に。

彼は踏み締める。続く大地の果てまで怨恨を抱き。

彼は構える。敵意を示した者に向けて。

彼は投げる。嫉妬の様な一心で。


元々神であった恐竜は宙に弧を描き、魔理沙達に牙を剥く。
正面衝突を狙って来たのなら、正面衝突で散るのがお似合いだ。
ディエゴは薄気味悪い笑みを浮かべる。

超高速で直進する魔理沙達に避ける術は無かった。




確かに避ける事は叶わない。
だが、避けられない弾なんてボムや霊界トランスで無理矢理にでも突破するのが幻想郷である。


「徐倫!」

「ええ!」


まるで一を聞いて十を知るかの様な問答。
それが耳に入った刹那、ディエゴは驚くべき事を目にした。

糸だ。
糸が突然現れたのだ。
そしてその糸はまるで意志を持っているかの様に動くと恐竜の胴に巻き付く。

恐竜はスピードを失って、傷を付ける前に自由を奪われた。
糸はそのまま地面の方へ向かうと、恐竜を静かに下ろす。
当然右手足が無い為に生きているものの動けない。


「私の糸を舐めて貰っちゃ困るわよ!」

「予防線張っといて正解だったな…。
 このまま突撃するぞ徐倫!」


そう、魔理沙は先程徐倫に「何かが飛んで来たら糸で捕らえるかガードしてくれ」と頼んでいたのだ。
飛び道具やら何やらを喰らえば死んでしまうかもしれない。
何も言わなくとも徐倫ならこの状況をワンセットワンアクションで切り抜けていたかもしれないが、やはり予防線は張っておく物である。
しかし事が上手く運び過ぎで逆に心配になってくる。


竹箒は進む。トカゲを一体一体倒す為に。

ディエゴには抵抗する時間は殆んど無い。
恐竜は何故か呆然と立ち尽くしていて使えないし、傍から見れば勝てる見込みも薄い。
だが、それでも彼は生き残る為に抵抗を選ぶ。

ディノニクスは跳ねる。
覚悟していた。故に迷いは無い。
彼の脳裏に敗北のビジョンは映らない。


だがそれは彼に経験が無かったからであった。
彼はレース中、人型のスタンドとの肉弾戦を片手で数えられる程しかしていない。

故に、徐倫のスタンドが拳を出して殴ってくるなどと一体誰が想像しただろうか?





糸が集まり、一つの像を作り出す。


「ストーン・フリー」


スタンドの名を徐倫は静かに叫ぶ。
その声には明らかに怒りが混じっている。

右サイドの拳。
跳躍しているディエゴに躱す術は無い。拳の接近を見ながら何も出来ない。
爪が先か、拳が先か。
気付けば腹に強烈な打撃が入る。
あと僅かで傷を付けられたのだが、体勢を崩されてそれは叶わない。

続けざまにもう1発、左からの拳。
段々と重みと速さが増していく。

箒の上からでも正確無慈悲な渾身のラッシュ。
親を思う気持ちは拳に乗算されてディエゴの体に衝突する。


「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ
 オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァァ!」


ディエゴは後方へ吹っ飛ばされる。
その時偶然か、自分を殴り抜けた女の背に星型の様な痣を見付けた。

――そういえば紅魔館で騒ぎがあった時に上からDIOを見たが、同じ様な痣があった様な気がするな…
そう思ったのと、木に衝突したのとどちらが早いか。
彼の意識はそこで途絶えた。




「ナイスだぜ徐倫!」

「それ程でも無いわ…
 と言うかまだ1体と1人居るんでしょ?もっと気を引き締めなさいよ!」


箒から降りてトカゲのブッ飛んで行った方を見やる。
どうやら木に衝突した様だ。恐らく気絶しているのではないだろうか。

そう思った刹那、そのトカゲは人へと姿を変えていた。


「うぎゃーっ!!何だアレ!?」

「トカゲになるスタンド…とでも言うのかしらね?
 ブチのめして姿が戻っているって事はアイツが本体…?
 って事はもう1体も参加者で、能力解除されて元に戻ってる…?」

「…って事はなんだ。
 よく理解は出来ないが…要するにもう1体は能力を食らってトカゲになってたって事か?」

「そういう事なんじゃない?私はよく知らないけど」


倒すべき敵は残り1人である。
そう認識した2人は箒に乗り、敵との邂逅場所に舞い戻ろうとした。
だがそれは残虐な音に阻まれる。


カチリ。

それは人間の限界に迫ったと呼ばれる兇器の音。
弾幕に相応しくない、美しさも糞もない弾を放つ武器の装填音。


「あ~あ…だから引き際は弁えなさいって言ったのに…
 でもとんだ邪魔だと思ったらディエゴくんを倒すなんて貴女達中々やるじゃない。
 もっとも、私達が勝つ事に何も変わりはしないけどね~♪」


遅れて神経を逆撫でる様な甘美な声色が響く。
魔理沙と徐倫はその声の方向に顔をやった。


「霍青娥…お前が徐倫の父親を…霊夢を…やったのか…?」

「私ではありませんわ。
 まぁ尤も、あの方の事について言うつもりはないのだけど。」


青くて妖艶な邪仙。
霍青娥がS&W M500を構えてそこに立っていた。




「ん~…その子、徐倫って言うのかしら?
 良いわね…貴女のスタンドDISCも欲しくなってきちゃった」

「止めときな。青娥、お前は徐倫に勝てないぜ」

「あら、どこにそんな根拠がありましてよ?」


煽り合い。
張り詰めた空気が場を加速させる。

徐倫は青娥を見つめた。
魔理沙はこの女と知り合いみたいだが、どちらにせよコイツは敵だ。
それを重々承知で挑発しているのだろうか。
と言うかこいつの口振りはスタンドDISCを取り出す方法がある、と言っている様なものだ。
プッチの仲間か、そうでないか。どちらにせよ危険過ぎる。
先程倒す手段がある、なんて魔理沙は言っていたが、こんな未知数な相手には勝てない様に思える。

しかしそんな徐倫の心配とは裏腹に、魔理沙は更に煽り合いを続ける。


「ならコイツを見てまだ勝てるって言うか?」


そう言ってスカートに手を突っ込み、出したのは1枚の紙。
自信満々の彼女だが、倒せる要素なんてどこにあるのだろうか。


「あ~らあら、そんな小さく折り畳んだ紙で何が出来るっていうのかしら?地図で目晦まし?
 それにこっちは銃器を持っているのよ?魅力が無いと分かった瞬間撃つつもりでいるけど…」

「あ、そういえばそうだったな…お前にはそれがあったか。
 済まない済まない。今の話は忘れてくれ。思い過ごしだった様だ。」


「ふう~ん…ならこちらの話は簡単よ。」


青娥はそう答えると、指先に力を掛けた。


「貴女には用が元から無かったのよねぇ~
 何か策があるとか聞いて楽しみにしてたけどそれも無い。
 ディエゴくんは倒れてるし…このままずっと黙らせれば宜しいと思わなくて?」

「えっ!?ちょっと魔理沙!?どういう事よ!?」


突然の死刑宣告。たじろぐ徐倫。なのに――

魔理沙は不敵に、ただ笑うのみ。



そして兇器は爆発した。





単刀直入にもう一度言おう。

S&W M500は爆発した。


元々この銃は、使用弾薬量の多さとリボルバーの構造上発生するシリンダーギャップのせいで、大量の発射ガス漏れが起こる。
その銃に、魔理沙はハーヴェストを1体詰めた。スタンドはスタンドでしか傷付ける事は出来ない。
例え発射されてもハーヴェストが銃弾を防ぐ。それを狙ったのだ。
結果、ハーヴェストは図らずして発射ガスすらも防いだ。
行き場の無くなった空気の勢いで銃身は破裂。

先程の紙だって、ブレイジングスター使用時に青娥からこっそり盗んだエニグマの紙だ。
魔理沙は予め10匹程度放っておいて、青娥達が光線に必死になっている間に気付かれずに奪取していた。

この様に色々と応用力が効くのだ。
それ故最初こそタネ明かしをしようと思っていたが考え直し、多くを語らまいとして拳銃を受けても敢えて喋らずにいた。
まさか銃身を破壊するとは思ってもみなかったが。


「あ、貴女ねぇ…!」


それに対し、青娥は怒りを露わにした。
簡単にいなせると思った相手からの手痛い一撃。
少し怒りを感じるも、感情の変化は負けに繋がり易いと思い直す。
いざ後退して中距離からの攻撃に入ろうと行動。

だがそれに対する魔理沙の対応は冷静そのもの。


「そう動かない方が良いと思うぜ。血管の膨張は悪影響を及ぼすからな。」

「な、何を…」



思えば段々と力が抜けていく感覚がある。
心なしか眠気も感じてきていた。




「大分血管に回ってる様だな…
 知ってるか?…まぁ今日この説明をするのは2度目なんだが。
 酒ってのは血管から摂取すると何十倍も効くんだぜ。鬼でも酔わせる事は可能だろうな。
 しかもこの酒は説明は省くが所謂『云われのある品』だ。
 仙人でも余裕で効くんじゃないか?」


「そんなのいつの間に…」

「私が1回通り過ぎた時に足の辺りに痛みを感じなかったか?
 その時に既にお前のスカートの下に私のスタンドを潜ませておいたんだよ。
 まぁ1体だけで1合の半分いかない位を注入させるんだからな、時間稼ぎさせて貰えて本当に助かったぜ。」


青娥は連戦による疲れが溜まっていた。
その為、魔理沙が喋り終わった時には既に悔しそうな表情らしき顔を浮かべて夢の中。

瞬間的に疲れが魔理沙の体にどっと押し寄せる。
敵を全て倒したと思い、緊張がほぐれて疲れが戻ってきたのだろうか。
少し体がフラつく。雨を吸った服のせいか体がかなり重い。


「だ、大丈夫か!?本当心配させないでよ…」

「あぁ、悪い悪い。取り敢えずここから早く霊夢達を見付けねぇとな…。
 お前さんが言う曰く『トカゲになってた』って奴らからも話を聞きたいし、それに青娥とかがいつ起きるか分からない。
 ここは早急にバッくれなきゃな」

「話が早いわよ…まぁ私も親父を早く見付けたいし。そうするのが吉かしらね。」





2人は箒に乗るまでもなく、すぐ近くでトカゲになっていたと思しき者を2人発見した。
両方が金髪。二人共紫基調で袖が白い服を着ているが、1人は右手足が無かった。
それを見た魔理沙が驚嘆の声を上げる。


「紫!?それに諏訪子か!?
 と言うか諏訪子、コイツ手足が片方ずつ無いじゃねぇか…!
 出血も酷い…どうなってやがる…」

「知り合い…?」

「あぁ、そうなんだが…。まさかこんな事になってるとはな…」


実際の所、魔理沙達がディエゴ達に圧勝したのは不意打ちによる功績が大きい。
もし何かのピースが欠けていれば何にせよ配下恐竜の増加は避けられなかっただろう。
だから正面切って戦った諏訪子は負けてしまったのだ。
オアシスの能力も解除され、そこに血溜りを作っていた。


この状態も十中八九青娥かさっきの男の仕業だろう。
だから代価としてこの紙は死ぬまで借りてやる事にした。


中には色々な物が入っていた。
ハーヴェストとはまた別のスタンドDISC。大量の基本支給品。
恐らく外来品だろう物も大量にあった。
そして、洩矢諏訪子の右腕と右脚も。

確か鈴仙から貰ったゾンビ馬とかいう訳の分からない奴もあったな…
それはもう無いが糸でも最悪どうにかなって欲しいぜ…
魔理沙は考えを巡らす。


「クソッ…仕方が無い…
 私のハーヴェストを使えば諏訪子1人位なら運べそうだな…
 徐倫、お前のスタンドで箒に乗りながら紫を運ぶって事は可能か?」


「やってみなくちゃ分からないけど…多分出来ると思うわ…!」

「それは頼もしいぜ…!
 恐らくこのタイヤ痕を辿れば霊夢達に追いつけそうだな…
 追い付くまでの間に私は諏訪子の手足を縫う!
 頼むからそこまで持ってくれよ…霊夢…!」




▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽

【昼】C-3 霧の湖の畔(南西部)



【ディエゴ・ブランドー@第7部 スティール・ボール・ラン】
[状態]:気絶中、体力消費(大)、右目に切り傷、霊撃による外傷、
    全身に打撲、左上腕骨・肋骨・仙骨を骨折、首筋に裂傷(微小)、右肩に銃創、
    全身の正面に小さな刺し傷(外傷は『オアシス』の能力で止血済み)
[装備]:なし
[道具]:幻想郷縁起@東方求聞史紀、通信機能付き陰陽玉@東方地霊殿、ミツバチの巣箱@現実(ミツバチ残り40%)、
    基本支給品×2
 [思考・状況]
基本行動方針:生き残る。過程や方法などどうでもいい。
1:気絶中…
2:霊夢を殺す。ついでに青娥と共に承太郎を優先的に始末。
3:ディオ・ブランドー及びその一派を利用。手を組み、最終的に天国への力を奪いたい。
4:恐竜化した八雲紫&諏訪子は傍に置く。諏訪子はDIOへの捧げ物とするため、死ぬような無理はさせない。
5:同盟者である大統領を利用する。利用価値が無くなれば隙を突いて殺害。
6:主催者達の価値を見定める。場合によっては大統領を出し抜いて優勝するのもアリかもしれない。
7:紅魔館で篭城しながら恐竜を使い、会場中の情報を入手する。大統領にも随時伝えていく。
8:レミリア・スカーレットは警戒。
9:ジャイロ・ツェペリは始末する。
[備考]
※参戦時期はヴァレンタインと共に車両から落下し、線路と車輪の間に挟まれた瞬間です。
※気絶中です。いつ頃起きるかは後の書き手さんにお任せします。
※主催者は幻想郷と何らかの関わりがあるのではないかと推測しています。
※幻想郷縁起を読み、幻想郷及び妖怪の情報を知りました。参加者であろう妖怪らについてどこまで詳細に認識しているかは未定です。
※恐竜の情報網により、参加者の『8時まで』の行動をおおよそ把握しました。
※FFは『多分』死んだと思っています。
※首長竜・プレシオサウルスへの変身能力を得ました。
※紫と諏訪子が元に戻った事に気付いていません。


【霍青娥@東方神霊廟】
[状態]:睡眠中、疲労(大)、霊力消費(小)、全身に唾液での溶解痕あり(傷は深くは無い)、衣装ボロボロ、
    右太腿に小さい刺し傷、両掌に切り傷(外傷は『オアシス』の能力で止血済み)、
    胴体に打撲、右腕を宮古芳香のものに交換
[装備]:スタンドDISC『オアシス』@ジョジョ第5部
[道具]:オートバイ、 河童の光学迷彩スーツ(バッテリー100%)@東方風神録
 [思考・状況]
基本行動方針:気の赴くままに行動する。
1:睡眠中…
2:DIOの王者の風格に魅了。彼の計画を手伝う。
3:ディエゴが気絶しちゃったけどどうしましょう…
4:小傘のDISC、ゲットだぜ♪  会場内のスタンドDISCの収集。ある程度集まったらDIO様にプレゼント♪
5:八雲紫とメリーの関係に興味。
6:あの『相手を本にするスタンド使い』に会うのはもうコリゴリだわ。
7:芳香殺した奴はブッ殺してさしあげます。
[備考]
※参戦時期は神霊廟以降です。
※睡眠中です。いつ頃起きるかは後の書き手さんにお任せします。
※制限の度合いは後の書き手さんにお任せします。
※光学迷彩スーツのバッテリーは30分前後で切れてしまいます。充電切れになった際は1時間後に再び使用可能になるようです。
※DIOに魅入ってしまいましたが、ジョルノのことは(一応)興味を持っています。
※エニグマの紙が盗まれた事に未だに気付いていません。




「うーん…」

目覚め。
地面が揺れている。視界に見えるは一面の森。
先程まで水底に居たのでは無かっただろうか。
それに、振動ごしに伝わってくる感触。
霍青娥にやられて、薄れゆく意識の中でもう味わう事が出来ないと思っていた右腕がある。
だが思う様に体が動かない。
その時、聞き覚えのある声が聞こえる。


「おっと、漸く起きたか。
 まだ手術中だ。動かずにじっとしてな。」


それは顔を何度か合わせた事のある金髪の少女。
後ろにはもう一人、外来人らしき少女も居る。

手術中とは何事と顔を下半身の方に向けると、今度は右脚がある。
更にその右脚に、何やら小さくて変な造形をした生物がうじゃうじゃと蠢いていた。
しかもそれらは針と糸で器用に縫合をしている。
針は病院にある様な、奇妙な形をしていた。


「よし、終わったぜ。
 まぁ治るかどうかは分からないがな…。」

「ん、ありがと。でなんだけどここは何処なんだい?」

「魔法の森だ。安心しな、青娥とトカゲ男は気絶中だ。
 あ、私と後ろに居る徐倫は霊夢達を助けに来ただけで別に敵意は無いぜ。」

「アイツらを倒してくれたのか…
 それじゃぁ礼を言っても言い切れるか分からないね。
 でもこりゃなんだい…?結構揺れてるのは心許ないなぁ…」


諏訪子は今辛うじて動く左腕で、ウジャウジャしているハーヴェストたちを指差す。


「あぁ…それは私がさっき身に付いたばっかの能力でな。色々と出来るんだぜ?
 徐倫もこれとはまた違った感じの能力を持ってるんだが…説明が難しいな…」

「まぁ言葉足らずなら無理強いはしないさ。
 で、そういえばなんだけど…FFと小傘を見てない?」

「今FFっつったなアンタ!」




箒の上でぼーっとしていたかのように見えた徐倫だが、知り合いの名前を聞いてすぐさま反応した。
魔理沙からの回答が来ると思っていた諏訪子は一瞬面食らう。


「うん…。そうだけど…貴女はFFの知り合い?」

「良いからFFがどうした!?アイツはどこに居るんだ!?」

「あーうー…そんないっぺんに言わないでよ…。
 さっきFFと小傘とで殿を努めてたんだけどね…」

「ん?天狗の新聞によりゃ咲夜と小傘とお前で殿してたって書いてあったが…」

「あぁ、そこからかぁ…。
 咲夜って子の体って言うか遺体と言うか…それを使って動いてるんだってさ。
 実態はプランクトンの集合体とかなんとかって言ってたよ?」

「ふーん…分からんが…兎も角あの場にはお前と紫しか居なかったぜ?
 私達が見逃してた可能性も否定できないが…」

「FF…大丈夫かしら…」


落胆。彼女達は今どうしているのだろうか。
徐倫と呼ばれた少女は心配しているが、FFは恐らく大丈夫だろう。
だが、小傘は腰が引けている。もしかしたら川縁で重傷を負っているかもしれない。
だがここで引き返してしまえば、霊夢達を守る事は出来ない。
神なのに付喪神1人すら助けられないだなんてね…
諏訪子は歯痒さを感じながらハーヴェストに揺られる。


結局早苗とだって、神奈子とだって、ここに来てから一度も会えていない。
しかも早苗は霍青娥からもう死んでいるだろう、なんて。
と言うか自分が早苗を殺した様な物、とまでも言われたのだ。


それでも神か。

救いたい時に救えない。
傍に居てやりたい時に居てやれない。
信仰が無ければどうする事も出来ず、ただ手を拱くだけの存在の何が神か。


泣く様な事じゃないと言いたいけど。
この気持ちを癒す術を知らない。

これは、子供騙しの、夢だ、と断ずるような。
そんな思いを無視できないのが。

途端に早苗の占星術が脳裏に浮かぶ。
あの星の弾幕の、なんと綺麗だった事か――


そう…私は、今、、、悔しいんだ。




魔理沙は箒を走らす。
ハーヴェストとの同時進行で、彼女の霊力消費はかなりの物になっていた。
ここまでの経緯で彼女は多くの知り合いを失った。
第1回放送で名前が読み上げられた者達。
そして、霊夢の命も尽きかけているのかもしれないと否応なしに感じてしまった。

諏訪子を見て思い出したが、早苗はどうだろうか。
まさかもう死んでないよな?
アイツは案外生き抜いていそうな感じがある。
さっきの諏訪子みたく片手片足が無くなったとしても奇跡とかそんなんで簡単に治してしまいそうだ。


…だが、そんな考えを抱いたのは間違いだった。
諏訪子に早苗はまだ生きてるだろうな、なんて気持ちを和らげる為に話しかけたのは愚行だった。

既に青娥の毒牙に掛かっていた、だなんて。


『死』を眼前に広げたこのゲームで、私は未だに『死』を見ていない。
だから悲しむ事なんてない、なんて思えども思考はそれを否定する。

神社にちょくちょく顔を出していたり、異変解決に共に向かったりしたり。
でもそんな経験はもう2度と戻ってこないのだ。
死んだ者は生き返らないだなんて寺子屋に通う子供達でも知っている。


果てしなさは夢を反古にして、ずうっと高いところから私を見下す。

その全てに抗おうとして、私はどこまで戦えたのだろうか。





…ならばと、知り合いの『死』を感じたくない為にも。
私は霊夢を絶対に助けなければならないんだろうな。
見返せないまま私を置き去りにするだなんて、絶対に許さないぜ。


雨空を睨みつけるのは、「星を見る人」たる私。
どれ程、俯いたとしても、捨てられないんだ――!



ずっと高い道でも、ずっと遠い道でも、足を止める事だけは、けしてできない。

諦めたら背を向けた全てに、いつか胸を張る事もできなくなるから。

終わりになどけして手を伸ばすものか。
私にできる全てをやり尽くすまで。


私らしくある為に、星を見つめて、飛んで行こう。


気高き、覚悟となれ。
互い違い願い、かけ離れてすれ違わぬように。



向かうは想い人の所へ。

空を翔ける幻想少女の思いは強く響く。





▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽

【昼】B-3 霧の湖(南東部)



【空条徐倫@ジョジョ第6部 ストーンオーシャン】
[状態]:体力消耗(中)、全身火傷(軽量)、全身に裂傷(縫合済み)、脇腹を少し欠損(縫合済み)、濡れている、
    竹ボウキ騎乗中かつストーン・フリーで八雲紫を抱えている
[装備]:ダブルデリンジャー(0/2)@現実
[道具]:基本支給品(水を少量消費)
[思考・状況]
基本行動方針:プッチ神父とDIOを倒し、主催者も打倒する。
1:魔理沙と同行、信頼が生まれた。彼女を放っておけない。
2:空条承太郎・博麗霊夢の救出。
3:襲ってくる相手は迎え討つ。それ以外の相手への対応はその時次第。
4:FFと会いたい。だが、敵であった時や記憶を取り戻した後だったら……。
5:姫海棠はたて、霍青娥、ワムウを警戒。
6:しかし、どうしてスタンドDISCが支給品になっているんだ…?
7:もし次にウェスと出会ったならば……
[備考]
※参戦時期はプッチ神父を追ってケープ・カナベラルに向かう車中で居眠りしている時です。
※霧雨魔理沙と情報を交換し、彼女の知り合いや幻想郷について知りました。どこまで情報を得たかは後の書き手さんにお任せします。
※ウェス・ブルーマリンを完全に敵と認識しましたが、生命を奪おうとまでは思ってません。
※人間の里の電子掲示板ではたての新聞記事第四誌までを読みました。


【霧雨魔理沙@東方 その他】
[状態]:体力消耗(小)、精神消耗(小)、霊力消費(大)、全身に裂傷と軽度の火傷 、濡れている、
    竹ボウキ騎乗中かつハーヴェストで諏訪子運搬中
[装備]:スタンドDISC「ハーヴェスト」@ジョジョ第4部、ダイナマイト(6/12)@現実、一夜のクシナダ(60cc/180cc)、竹ボウキ@現実
[道具]:基本支給品×8(水を少量消費、2つだけ別の紙に入っています)、双眼鏡@現実、500S&Wマグナム弾(9発)、
    催涙スプレー@現実、音響爆弾(残1/3)@現実、スタンドDISC『キャッチ・ザ・レインボー』@ジョジョ第7部、
    不明支給品@現代×1(洩矢諏訪子に支給されたもの)
[思考・状況]
基本行動方針:異変解決。会場から脱出し主催者をぶっ倒す。
1:死んだ奴らの餞の為にもできる事はやらなくちゃ…な。
2:徐倫と同行。信頼が生まれた。『ホウキ』のことは許しているわけではないが、それ以上に思い詰めている。
3:博麗霊夢・空条承太郎の救出。後もう少しで着く…!
4:出会った参加者には臨機応変に対処する。
5:出来ればミニ八卦炉が欲しい。
6:何故か解らないけど、太田順也に奇妙な懐かしさを感じる。
7:姫海棠はたて、霍青娥、エンリコ・プッチ、DIO、ワムウ、ウェスを警戒。
8:早苗…死んじゃったのか…
[備考]
※参戦時期は神霊廟以降です。
※徐倫と情報交換をし、彼女の知り合いやスタンドの概念について知りました。どこまで情報を得たかは後の書き手さんにお任せします。
※C-4 アリスの家の「竹ボウキ@現実」を回収しました。愛用の箒ほどではありませんがタンデム程度なら可能。やっぱり魔理沙の箒ではないことに気付いていません。
※人間の里の電子掲示板ではたての新聞記事第四誌までを読みました。
※二人は参加者と主催者の能力に関して、仮説を立てました。
内容は
  • 荒木と太田は世界を自在に行き来し、時間を自由に操作できる何らかの力を持っているのではないか
  • 参加者たちは全く別の世界、時間軸から拉致されているのではないか
  • 自分の知っている人物が自分の知る人物ではないかもしれない
  • 自分を知っているはずの人物が自分を知らないかもしれない
  • 過去に敵対していて後に和解した人物が居たとして、その人物が和解した後じゃないかもしれない
です。


【八雲紫@東方妖々夢】
[状態]:全身火傷(やや中度)、全身に打ち身、右肩脱臼、左手溶解液により負傷、
    背中部・内臓へのダメージ、全身の正面に小さな刺し傷(外傷は『オアシス』の能力で止血済み)
    徐倫のストーン・フリーに抱えられている
[装備]:なし(左手手袋がボロボロ)
[道具]:なし
[思考・状況]
基本行動方針:幻想郷を奪った主催者を倒す。
1:気絶中…
2:幻想郷の賢者として、あの主催者に『制裁』を下す。
3:DIOの天国計画を阻止したい。
4:大妖怪としての威厳も誇りも、地に堕ちた…。
5:多々良小傘は、無事だろうか……。
6:霊夢…咲夜…
[備考]
※参戦時期は後続の書き手の方に任せます。
※放送のメモは取れていませんが、内容は全て記憶しています。
※太田順也の『正体』に気付いている可能性があります。


【洩矢諏訪子@東方風神録】
[状態]:霊力消費(小)、右腕・右脚を糸で縫合(神力で完全に回復するかもしれません。現状含め後続の書き手さんにお任せします。)
    魔理沙のハーヴェストが箒と並列で運搬中
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考・状況]
基本行動方針:荒木と太田に祟りを。
1:神なのに何もできない自分が悔しい…
2:早苗、本当は死んでないよね…?
3:守矢神社へ向かいたいが、今は保留とする。
4:神奈子、早苗をはじめとした知り合いとの合流。この状況ならいくらあの二人でも危ないかもしれない……。
5:信仰と戦力集めのついでに、リサリサのことは気にかけてやる。
6:プッチを警戒。
[備考]
※参戦時期は少なくとも非想天則以降。
※制限についてはお任せしますが、少なくとも長時間の間地中に隠れ潜むようなことはできないようです。
聖白蓮、プッチと情報交換をしました。プッチが話した情報は、事実以外の可能性もあります。



152:ある者は、泥を見た 投下順 154:強者たちの舞台裏
152:ある者は、泥を見た 時系列順 154:強者たちの舞台裏
142:神を喰らう顎[アギト] 八雲紫 155:この子に流れる血の色も
142:神を喰らう顎[アギト] 洩矢諏訪子 155:この子に流れる血の色も
142:神を喰らう顎[アギト] 霍青娥 175:mother complex
142:神を喰らう顎[アギト] ディエゴ・ブランドー 175:mother complex
144:愛する貴方/貴女と、そよ風の中で 霧雨魔理沙 155:この子に流れる血の色も
144:愛する貴方/貴女と、そよ風の中で 空条徐倫 155:この子に流れる血の色も

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最終更新:2017年12月16日 18:58