E231系の導入と大転配の開始


E231系電車開発前の状況

 JR東日本では、国鉄分割民営化時に国鉄から継承した大量の103系電車を、老朽化に伴う置き換え時期が迫ったため、会社発足当初から置き換えていた。国鉄から継承した205系電車は1991(平成3)年度まで量産し、1992(平成4)年度からは新系列電車の209系電車を導入してきたが、それでもなお、多くの線区で103系電車は残存し続けていた。このため、209系電車の次の世代の通勤型電車を導入し、103系電車の完全淘汰を目指すことになった。また、103系以外にも、南武支線に残存していた101系電車、地下鉄東西線直通用専用車両の301系電車も置き換えられることになった。
  • E231系電車開発開始直前の時点で、各路線に残存していた103系電車の数(訓練車除く)
電車区 主な使用線区 配置数
習志野電車区 中央・総武線 10両編成37本、8両
松戸電車区 常磐・成田線 10両編成19本、5両編成19本
京葉電車区 京葉線 10両編成14本(うち6+4分割編成7本)
三鷹電車区 地下鉄東西線直通 10両編成3本、5両編成1本
豊田電車区 武蔵野線 8両編成33本
青梅・五日市線 6両編成14本、4両編成10本
中原電車区 南武線 6両編成15本
鶴見線 3両編成10本
宮城野電車区 仙石線 4両編成18本
川越電車区 八高・川越線 4両編成6本
  • 103系電車以外の置き換え対象車両
電車区 主な使用線区 配置数
三鷹電車区 地下鉄東西線直通 301系 10両編成5本
中原電車区 南武支線 101系 2両編成3本
 これら旧型車両の完全淘汰を目的として、E231系電車通勤タイプは導入されることになった。このうち三鷹電車区、習志野電車区、松戸電車区は直接置き換えるが、これ以外の線区については、E231系電車により103系電車より新しい形式を置き換える玉突き転配が行われることになった。205系電車についてはその数が特に多いため、大転配が行われることになった。
  • 103系電車置き換えを目的とした転配の原資となる車両
電車区 主な使用線区 配置数
三鷹電車区 中央・総武線 201系 10両編成19本、バラ1両
205系 10両編成3本
山手電車区 山手線 205系 11両編成52本、バラ1両
 このうち、三鷹電車区から転出した205系電車10両編成1本については、大転配と無関係とする資料も存在するが、当サイトにおいては、転用時期が重なることから大転配に含めることにする。

【参考】209系500番台・E231系の導入

中央・総武線、地下鉄東西線直通用

 103系電車淘汰用として導入されるE231系電車の試作車は、209系950番台(現・E231系900番台)として中央・総武線(三鷹電車区)へ配置された。この時期には、習志野電車区から三鷹電車区へ10両編成1本が貸し出されていたが、209系950番台が安定して運用されると習志野電車区へ復帰した。当初予定では、E231系電車によって103系電車は置き換える予定だったが、103系電車の老朽化が進んでいるためE231系電車の量産開始を待つことが出来ず、209系電車とE231系電車の狭間に製造された過渡期の車両として、209系500番台が登場した。車体はE231系電車以降で採用される拡幅車体であるが、機器類は209系電車のものを採用した車両であり、10両編成17本が習志野電車区へ投入され、103系電車を置き換えた。なお、このうちの2本はATS線区の中央・総武線へ投入されながらATC準備車として製造されていた。
 1999年度後半にE231系電車は量産体制に入り、まずは東急車輛製造で10両編成3本を習志野電車区へ投入、次いで4編成目以降は新津車両製作所で製造して10両編成16本が習志野電車区向けに製造された。しかし、このうちの4本(ラシ106からラシ109)については三鷹電車区に暫定的に配置した。これは、後述する京葉線への転用で、4編成用意する4+6分割編成の導入を急ぐため、習志野電車区向けの車両を三鷹電車区へ配置して置き換えたものである。
 2000年の年末からは、習志野電車区向けの製造が終わったため、三鷹電車区向けの製造が開始された。0番台は10両編成21本を導入し、201系10両編成15本、205系10両編成2本、E231系(暫定配置車)10両編成4本を置き換えた。暫定配置車は2000年度中に習志野電車区へ転属したが、209系500番台のうち10両編成2本が京浜東北・根岸線(浦和電車区)へ転用されることになったため、穴埋めとして同数のE231系が東急車輛製造で製造され、習志野電車区へ投入された。
 これにより、中央・総武線では、地上運用についてはE231系0・900番台と209系500番台に統一されたが、地下鉄東西線直通用はいまだに103系1000・1200番台と301系電車が合わせて10両編成8本と、予備車として5両編成1本残存していた。地下鉄直通用ということで特別な装備を必要とすることから、これらはE231系800番台で置き換えることになったが、この置き換えに先立って2002年12月1日ダイヤ改正で、地下鉄直通運用が1運用削減され、地上運用が1運用増加したことから、地下鉄直通用である301系10両の置き換え用という名目で地上用のE231系0番台10両(ミツB57)が製造され、代わりにE231系800番台の導入数が1本削減された。E231系800番台は2003年1月から5月にかけて10両編成7本が製造されて順次103系と301系を置き換えた。なお、検査体系の変化があったため、予備車の5両編成に相当する分の置き換え用は投入されていない。

常磐・成田線

 常磐線(松戸電車区)は、取手駅以南が直流電化、同駅以北が交流電化区間という特殊な路線事情が故に、取手駅以北へ乗り入れる列車については、交直流電車を導入する必要があった。1990年代には交直流通勤電車としてE501系電車が開発されるも、ニーズにうまく合致しなかったため少数の導入に留まり、103系電車を置き換えるには至らなかった。そのため2000年代に入っても10両編成19本、5両編成19本の103系電車が残存していたが、ついにE231系電車によってこれを置き換えることが決定した。E231系電車の導入数は、予備車削減5両と、交直流電車への置き換え分15両を削減し、10両編成17本、5両編成19本となり、2001年度から2004年度の、毎年冬から春にかけて製造を行ってダイヤ改正ごとに置き換えを行い、予備車削減や交直流電車(E531系)への置き換えを想定して残された103系10両編成1本、5両編成2本についても、2006年3月18日ダイヤ改正を最後に運用から撤退した。これが首都圏に残る最後の103系電車でもあった。

山手線

 山手線(山手電車区→東京総合車両センター)は1988年度に205系電車に統一されていたが、東京の顔になる路線であることや、E231系電車は拡幅車体を採用して乗車定員が増加していることを理由に導入路線に選ばれた。山手線の特殊な路線事情に対応するため、特別仕様の500番台となり、11両編成52本所属していた205系電車と同数を投入して全て置き換えた。2002年度と2003年度は、常磐・成田線向けの0番台が、運用の都合でダイヤ改正のタイミングでないと103系電車を置き換えられないことから、次のダイヤ改正まで遠い年度前半に投入していた。2004年度以降は常磐・成田線向けの製造が終了したため冬季にも投入が行われて置き換えペースが加速し、2005年度に最後の1本が投入されて205系電車を全て置き換えた。

【参考】201系の転配

 中央・総武線の201系電車は、全ての編成が4両編成と6両編成への分割が可能な組成だった。そのため、6両編成と4両編成による分割・併合運用がある青梅・五日市線(豊田電車区)と京葉線(京葉電車区)へ配置することになった。バラ1両のクハ201-3号は、東中野事故で唯一生き残った201系電車であるが、これについては転用されることなく、2005年12月22日付で廃車となっている。

青梅・五日市線

 青梅・五日市線は6両編成14本、4両編成10本の103系電車が配置されていたが、201系電車に統一されている中央線快速電車との直通列車が存在することや、中央線快速電車と同じ豊田電車区に配置される都合から、201系電車を投入するほうが好都合という事情があったと考えられる。中央・総武線からの転用に際しては、4両+6両という組成を6両+4両という組成に変更するため、編成中央に組み込まれていた電動車の組成位置を変更した上で、10両編成12本を転用した。これを分割することで6両編成12本と4両編成12本が組成可能となったが、4両編成は多すぎ、逆に6両編成は不足する状況だった。そのため、4両編成のクハ201-153以下4連に、クハ201-84以下4連の電動車を組み込んで、13本目の6両編成を組成した。電動車を失ったクハ201/クハ200-84は、クハ201-76以下4連の電動車を新たに組み込んで4両編成を組成し、クハ201-76号とクハ200-76号は豊田電車区所属の保留車となった。これにより6両編成13本、4両編成10本とバラ2両という構成になり、青梅・五日市線の103系電車を全て置き換えた。なお、この時点でJR東日本に継承された「軽装車」は、全て青梅・五日市線に集結した。編成番号は、6両編成が青60から青72、4両編成が青1から青10となった。

京葉線

 京葉線では、103系電車10両編成14本と、205系電車(110km/h対応車)10両編成12本が運用されていた。このうち103系電車については、4両と6両に分割できる編成が7本と、非分割及び貫通編成が計7本という構成だった。このうち、分割編成の運用については、最低限まで削減した結果、必要数は4本となった。この4本については、中央・総武線からの転用車でそのまま置き換えることになった。また、青梅・五日市線にも京葉線分割運用にも転用されなかった編成が10両編成3本残ったため、この3本については分割非対応として投入し、同数の103系電車を置き換えた。なお、この分割非対応編成には10両の試作車(900番台)全てを含んでおり、運転台付きの車両も含めて、全てが0番台編成の中間に組み込まれた。

205系電車転用先の選定

 205系電車は、原資となる数が膨大であることから、多くの路線への転用が検討された。103系電車運用線区だけでなく、101系電車の運用されていた南武支線(中原電車区)、113系電車の運用されていた房総各線(幕張電車区)への導入も検討された。最終的に、幕張電車区向けには投入できる数が少なくなるため転用されないことになり(この時期には東海道線(国府津電車区→国府津車両センター)から状態の良い113系を転用した上で高崎線(新前橋電車区→高崎車両センター)から211系の転用も行った)、房総各線向けに決まりかけていた車両は首都圏の各路線へ再分配が行われた。この時、大転配とは無縁になる予定だった横浜線(鎌倉総合車両所)が新たに転用先へ加えられるなどした。結果的に、多くの路線で置き換えられる車両より多くの205系電車が投入され、増発が行われるなどした。
 中央・総武線からは10両編成3本、山手線からは11両編成52両とバラ1両が転出することになったが、このうち山手線から転出する車両にはサハ204形(6扉車)が53両含まれていた。6扉車は特殊な仕様を持つ性質上活用できる路線が限られているため、埼京・川越線(川越電車区)へ配置して同線で運用されているサハ205形(4扉車)と入れ替えてから各路線へ転配するという方式が採用された。しかし、前述のように横浜線(6扉車既運用線区)が転用先に加えられたため、横浜線転用分は埼京・川越線へ配置されないことになった。

横浜線

 横浜線(鎌倉総合車両所)は205系電車8両編成26本で統一されており、当初は205系大転配の対象からも外れていたが、房総各線用の再分配で8両編成1本が増発用として転入することになった。横浜線で運用されている全編成は2号車に6扉車のサハ204形100番台を組み込んでいたため、転入してくる編成についても2号車に6扉車のサハ204形0番台を組み込んだ。
 転入する車両は山手線の11両編成を8両編成へ短縮して組成される。

埼京・川越線

 埼京・川越線(川越電車区)は205系電車10両編成30本で統一されていた。そのため、大転配には深く関与はしなかったが、混雑の激しい路線であるため6扉車(サハ204形)を受け入れて、代わりに同数の4扉車(サハ205形)を他線区へ転用する玉突き転配を行うことになった。サハ204形は0番台51両と900番台2両があるが、このうち0番台1両は横浜線へ転用されたため、埼京・川越線には52両が転用されることになった。また、房総各線用の再分配で山手線から10両編成1本が増発用として転入することになった。このため、サハ204形の組み込み先は、既存編成のうちハエ1からハエ25と、山手線から転入する編成に決定した。また、組み込み位置は2号車と3号車に決まったため、これに伴って6扉車組込編成では他の中間車の連結位置変更も行われた。

京葉線

 京葉線(京葉電車区)は103系電車10両編成14本と205系電車(110km/h対応車)10両編成12本が運用されていた。このうち103系電車については中央・総武線から転用される201系電車による置き換えが行われるため、201系電車の導入が終わった時点では10両編成7本に減少していた。これを、中央・総武線から転入する10両編成1本と、山手線から転入する10両編成6本で置き換えることになった。中央・総武線から転入する1本については、編成組み換えは無くそのまま転用される。一連の転配で唯一、編成組み換えを伴わない転用であるため、大転配とは無関係な転用であるとする資料も存在する。山手線から転入する6本については、山手線で1番目と2番目に置き換えられる205系電車から6扉車を抜いて転用し、残る4本については49番目から52番目(一番最後)に置き換えられる205系電車量産先行車で置き換えられることになった。結果的に、205系電車の量産先行車は全て京葉線に集結することになった。

武蔵野線

 武蔵野線(豊田電車区)は103系電車8両編成33本と205系電車(6M2T)8両編成5本が運用されていた。103系電車置き換え用として、中央・総武線と山手線から205系電車を転用することになったが、路線事情の問題で電動車比率の高い6M2Tでの投入が求められたため、付随車に大量の余剰車が発生するなどの問題があった。このため、武蔵野線へ転入する分についてはVVVFインバータ制御への改造を行い、モーターの出力を高めることで4M4Tでの運用を可能とした。VVVFインバータ制御へ改造された電動車は205系5000番台へと改番され、山手線初期導入分から改造された車両については、鶴見線へ導入された山手線後期導入分と台車の交換を実施した。205系5000番台の導入数は、房総各線用の再分配による増配置も含めて8両編成34本となり、すべて205系5000番台となる。また、生え抜きの5編成については5000番台化は行われず、引き続き界磁添加励磁制御の6M2Tを組成することになった。
 転入する車両については、中央・総武線からの2編成は、電動発電機(MG)を搭載していない電動車ユニットを外して組成した。山手線からの転用車は、主に山手線後期導入分を中心に電動車1ユニットと6扉車を外した8両編成へ短縮する分と、この過程で外された電動車ユニットと、山手線初期導入分の先頭車と埼京・川越線から捻出されたサハ205形2両を組み込んだ寄せ集めタイプの2形態となった。なお、山手線からの転用車の中には電動発電機(MG)のないモハ204形も含まれていたが、これらには静止型インバータ(SIV)を搭載した。車番では区別されていないが、SIV搭載車は全て7号車に組み込まれた。全ての編成の3号車にはMG搭載車が組み込まれるため、SIV搭載車は必ずMG搭載車と同じ編成に組み込まれていることになる。

南武線

 南武線(中原電車区)は103系電車6両編成15本、205系電車6両編成15本、209系電車6両編成2本が運用されていたが、このうちの103系電車を置き換えることになった。また、房総各線用の再分配で6両編成2本が増配置になるため、全部で6両編成17本が転入することになった。
 南武線には生え抜き車が存在するため原型先頭車を配置することになり、当初計画では15組の先頭車全てが原型先頭車になる予定だった(クハ205/204-17~31)。ところが、房総各線用の再分配が行われた結果、クハ205/204-17が埼京・川越線、クハ205/204-30が横浜線といずれも編成単位での転入予定が無かった路線へ配置するよう計画が変更され、またクハ205/204-31は武蔵野線へ配置されることになった上、さらに南武線自身も2本の増配置が行われることになった結果、5組の先頭車が不足した。このため、サハ205形から改造の205系1200番台が導入されることになった。なお、中間車は特に改造されないため、205系0番台のままとなった。
 転入する車両については、全て山手線から転入することになり、原型先頭車12組を組み込む編成は東ヤテ18編成から東ヤテ29編成を付随車と電動発電機(MG)のない電動車ユニットを外して6両編成に短縮した上で転用した。改造先頭車5組を組み込む編成についても、中間車は同じ編成からやはり電動発電機(MG)のついていないユニットを除いた電動車ユニット2組ずつを転用した。改造先頭車に組み込まれる電動車は、先頭車が計画変更で武蔵野線へ転用された東ヤテ31編成(横ナハ46編成)と、房総各線用になるはずだった東ヤテ5編成・東ヤテ6編成・東ヤテ7編成・東ヤテ10編成(横ナハ47編成~横ナハ50編成)という2パターンがあった。

南武支線

 南武支線(中原電車区)は101系電車2両編成3本が運用されていた。205系電車にはクモハが存在しないため、中間電動車を先頭車化改造して2両編成を用意することになり、南武支線への導入分は205系1000番台に区分された。
 転入する車両については、中央・総武線から武蔵野線への転用の過程で編成から外された電動発電機(MG)のない電動車ユニット2組を、静止型インバータ(SIV)を搭載した上で改造した上で2両編成2本を用意し、不足する分については山手線から電動発電機(MG)のない電動車ユニット1組を、静止型インバータ(SIV)を搭載した上で改造し、2両編成1本を仕立てた。

鶴見線

 鶴見線(中原電車区)は103系電車3両編成10本が運用されていた。205系電車にはクモハが存在しないため、モハ204形を先頭車化改造してクモハ204形として導入し、また相方となるクハ205形もサハ205形からの改造車が導入された。このグループは205系1100番台に区分されたが、モハ205形は改造を行わないため改番を行わなかった。
 転入する車両については、クハ205形1100番台は全て埼京・川越線から捻出された車両を使用し、モハ205形0番台・クモハ204形1100番台は山手線から転出の電動車ユニット9組を使用した。この電動車ユニットは電動発電機(MG)の無い車両になるため、静止型インバータ(SIV)を搭載した。
 導入数については、3両編成9本とバラ1両に決まった。バラ1両は、サハ205-208号から改造のクハ205-1110号で、南武支線用の車両と連結して鶴見線で運用できることにすることで、鶴見線と南武支線の予備車を共通化するために導入される予定だった。

八高・川越線

 八高・川越線(川越電車区)は103系電車4両編成6本と209系電車4両編成5本が運用されていた。このうち103系電車6本を同数の205系電車で置き換えることになり、房総各線用の再分配で4両編成1本が増発用として配置されることになったため、合わせて4両編成7本が転入することになった。
 転入する車両は、先頭車化改造工事と半自動ドアボタンの設置が行われるため、205系3000番台に区分された。種車は全て山手線から転出する車両とされた。

仙石線

 仙石線(宮城野電車区)は103系電車4両編成18本が運用されていたが、これと同数の205系電車が導入されて、全て置き換えられることになった。
 転入する車両は、先頭車化改造工事と半自動同ボタンの設置、さらにトイレの設置も行われるため、205系3100番台に区分された。種車は、山手線からの転出車と埼京・川越線から捻出された車両が混在していた。4両編成のため両先頭車がサハ205形を種車としていたが、改造元となるサハ205形は必ずしも同じ編成から転用されているわけではなく、埼京・川越線から捻出された改造先頭車と山手線から転用の改造先頭車が混在している編成もある。

余剰車

 この転配計画では、極力多くの車両を転用するため、VVVFインバータ制御への改造や、中間車への先頭車化改造も施工するが、それでもなお付随車7両は余剰となる。具体的には、山手線(山手電車区)のサハ205-45・60、埼京・川越線(川越電車区)のサハ205-146~149・153であり、これらは余剰廃車とはならず、当面は保留車として残すことになった。

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最終更新:2022年07月03日 12:01