和辻哲郎はハイデッガー『存在と時間』における道具的連関を拡張し、「風土」概念を提起する。風土理論においてはある風土が健全か不健全かの基準について言及がないため、価値中立的な理論とも見なされるが、そもそも私たちの対面する問題には常に一般解があるというわけではない。むしろ、一般解がない状況で、どのようにふるまうことができるのか、という問いかけを、ハイデガーと和辻は「道具」として「もの」と接することにより、行っていると考える。
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