フッサールの下で学び、1927年『存在と時間』(前半部)刊行。
レーヴィット、アーレント、サルトル、レヴィナス、マルクーゼ、和辻哲郎をはじめ、多くの学者に影響を与えた。ナチズムへの加担が問題とされることがよくある。
レーヴィット、アーレント、サルトル、レヴィナス、マルクーゼ、和辻哲郎をはじめ、多くの学者に影響を与えた。ナチズムへの加担が問題とされることがよくある。
彼の思想の始まりは、あるとは何か
存在というのは、「現存在Daseinが存在するかぎりでのみ」ある、と彼は言う。
現存在(=人間)が存在するときにのみ、そのうちに存在作用は起こり、そのような働きは「存在了解」や「存在企投」と呼ばれる。
つまり、存在を問うには、現存在や存在了解に問いかける必要がある。
存在というのは、「現存在Daseinが存在するかぎりでのみ」ある、と彼は言う。
現存在(=人間)が存在するときにのみ、そのうちに存在作用は起こり、そのような働きは「存在了解」や「存在企投」と呼ばれる。
つまり、存在を問うには、現存在や存在了解に問いかける必要がある。
次に彼は、現存在の基礎構造を「世界内存在 In der Welt sein」という。ちなみに、この考え方はフッサール、シェーラー、ユクスキュル、カッシーラーなどから影響を受けたものだといわれる。
(続く)