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ムルル(Mururu)
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ムルル(Mururu)

ムルル(Mururu)**
ムルルとは、クリエイター「くろむ(kuroneko_tsuki)」氏が制作した、VRChat向けオリジナル3Dアバターである。
BOOTHのショップ「Lethal Cats」にて2023年4月9日から販売されている。
公式設定では「音の精霊」とされており、音の種類や生息域によって多様な姿のムルルが目撃されているという設定を持つ。
丸みの強い身体、大きな耳、巨大な尻尾、常に浮遊している独特な姿が特徴。
人間型の美少女・美少年アバターとは大きく異なるマスコット・人外系デザインであり、VRChatを遊んでいると見かけることのある代表的なアバターのひとつとなっている。
2026年にはVRChat公式の「Avatars for Everyone」に選出され、公式Publicアバターとして無料で使用できるようになった。
ムルルの基本情報
| 項目 | 内容 |
| 名前 | ムルル(Mururu) |
| 作者 | くろむ(kuroneko_tsuki) |
| ショップ | Lethal Cats |
| 販売場所 | BOOTH |
| 販売開始 | 2023年4月9日 |
| 価格 | 3,000円 |
| 設定 | 音の精霊 |
| 対応 | PC / Mobile(Android・iOS) |
| VRChat | Avatars 3.0対応 |
| リグ | Humanoid |
| デフォルト身長 | 約168cm |
| 子ムルル | 約69cm |
| シェーダー | lilToon / Mobile版 ToonStandard |
| 公式Publicアバター | あり |
ムルルの設定
ムルルは「音の精霊」とされている。
公式の商品説明では、
「音の種類や生息域によって多様な姿が目撃されている」
という設定が紹介されている。
そのため、ムルルは特定の動物をそのまま擬人化したキャラクターではなく、音をモチーフにしたファンタジー系の人外キャラクターとしてデザインされている。
VRChatではユーザーによるテクスチャ改変も多いため、同じムルルでも色や模様、アクセサリーなどが大きく異なる場合がある。
外見の特徴
ムルルは非常に特徴的なシルエットを持っている。
主な特徴として、
- 丸みのある胴体
- 非常に大きな耳
- 胴体と同じくらい巨大な尻尾
- 短い脚
- 大きな目
- 小さな口
- シンプルな顔
- 身体側面の模様
- 浮遊するような姿
などが挙げられる。
特に巨大な耳と尻尾はムルルを見分ける重要な特徴である。
耳にはPhysBoneが設定されており、PC版では耳がゆっくり羽ばたくアニメーションも実装されている。
VR空間では常に浮遊しているため、一般的な二足歩行型アバターとはシルエットだけでもかなり印象が異なる。
ムルルは何の動物?
ムルルは公式には「音の精霊」である。
見た目には動物的な特徴が多く、人外・ケモノ・マスコット系アバターとして扱われる場合がある。
VRChat関連データベースではBeastカテゴリーに分類されている例も存在する。
一方で、特定の実在動物そのものをモチーフにしたキャラクターとして公式設定されているわけではない。
そのため「○○という動物」と断定するより、「音の精霊」「人外・マスコット系アバター」と説明すると分かりやすい。
ケモミミアバターとの違い
ムルルは一般的な「ケモミミアバター」とはデザイン構造が大きく異なる。
ケモミミは基本的に、
人間型キャラクター
+
動物の耳
+
尻尾
+
動物の耳
+
尻尾
という構造を持つ。
ムルルの場合は顔、頭部、胴体、手足、尻尾、シルエットそのものが人間とは異なる。
そのためVRChatにおける人外・マスコット・ケモノ系アバターを探しているユーザーにも知られている。
VRChatでよく見かけるアバターのひとつ
ムルルはVRChatで比較的よく見かけるアバターのひとつである。
その背景には、販売開始から時間が経過していることに加えて、対応アイテムや改変文化が発達していることがある。
BOOTHでは「ムルル」の検索結果だけでも多数の商品が存在し、
- 衣装
- テクスチャ
- アクセサリー
- アバターギミック
- 改変素材
などが販売・配布されている。
1体のアバターに対して多数のサードパーティー商品が作られる現象は、日本のVRChatとBOOTH文化を象徴する特徴でもある。
BOOTHで販売開始
ムルルは2023年4月9日にBOOTHで販売開始された。
販売価格は3,000円。
VRChat向けにセットアップされたUnityPackageだけでなく、
- FBX
- 改変用PSD
- 複数のテクスチャ差分
- Mobile向けデータ
なども収録されている。
販売開始後もアップデートが続けられている。
長期間アップデートされている
ムルルは発売後も継続的にアップデートされている。
2023年
販売開始、手の切り替え機能などを追加
販売開始、手の切り替え機能などを追加
2024年
PhysBoneや法線などを調整
大型アップデートVer.2.0を公開
PhysBoneや法線などを調整
大型アップデートVer.2.0を公開
2025年
「子ムルル」を追加
猫耳化などのシェイプキーを追加
「子ムルル」を追加
猫耳化などのシェイプキーを追加
2026年
Mobile版シェーダーをToonStandardへ変更
Mobile版シェーダーをToonStandardへ変更
というように、数年間にわたってVRChat側の環境変化やユーザー需要に合わせた更新が行われている。
PC・Mobileの両方に対応
現在のムルルはPC版だけでなくMobile版にも対応している。
PC版ではlilToon、Mobile版ではVRChatのToonStandardを使用する。
そのためPCVRユーザーだけでなく、Android・iOSなどVRChatのMobile環境からも利用できる。
表情が非常に多い
ムルルには多数のシェイプキーが収録されている。
顔と身体だけで139個のシェイプキーがあり、リップシンクや感情表現、アクセサリーなどに利用される。
ハンドサインによる表情変更にも対応。
左右それぞれの手による表情を組み合わせることもできる。
Expressions Menuからは8種類の表情変更などを利用できる。
手そのものを変更できる
ムルルには特徴的な手の切り替え機能も存在する。
過去のアップデートでは、
- 肉球
- 指揮棒
- マレット
- マラカス
などを切り替える機能が追加された。
「音の精霊」という設定を活かしたアクセサリーになっている。
豊富なカラーリング
ムルルには改変用のPSDだけでなく、多数の公式テクスチャ差分も付属している。
例として、
- Spring
- Summer
- Autumn
- Winter
- Siamese
- Raven
- Twilight
- Unicorn
- Murmur
などが存在する。
そのため同じムルルでもカラーリングによって印象を大きく変更できる。
子ムルル
2025年5月のアップデートでは「子ムルル」が追加された。
通常ムルルのデフォルト身長が約168cmなのに対し、子ムルルは約69cm。
さらに後には「赤ちゃんムルル」として現実のぬいぐるみにも商品化されている。
ぬいぐるみにもなったムルル
ムルルはVRChat内だけに留まらず、株式会社diVRseのVRアバターグッズブランド「フレンドぷらっしゅ」から大型ぬいぐるみとして商品化された。
大型版は耳から足先まで約40cm、巨大な尻尾まで含めると全長約75cm。
ムルルの特徴である浮遊状態を再現するため、吊り下げて飾ることもできる仕様になっている。
白色版だけでなく、ライトグリーン版なども展開されている。
ぬいぐるみが再びVRChatアバターになる
さらに面白い展開として、現実世界の商品になったムルルのぬいぐるみがフォトグラメトリによって再び3Dモデル化されている。
つまり、
VRChat向け3Dアバター
↓
現実のぬいぐるみ
↓
ぬいぐるみを3Dスキャン
↓
再びVRChatアバター化
↓
現実のぬいぐるみ
↓
ぬいぐるみを3Dスキャン
↓
再びVRChatアバター化
という循環が発生した。
フォトグラメトリ版は無料配布され、VRChatアバターとして使用できるようセットアップされている。
VRChatのアバター文化がバーチャル空間だけで完結していないことを示す面白い事例でもある。
2026年 VRChat公式Publicアバターへ
ムルルにとって大きな出来事となったのが、VRChat公式Publicアバターへの採用である。
VRChatが実施した「Avatars for Everyone」の採用アバターのひとつとして「Mururu by kuroneko_tsuki」が選ばれた。
これにより現在はBOOTHでモデルを購入していないユーザーでも、VRChat内のPublicアバターとしてムルルを使用できる。
販売版は、
- テクスチャを変更したい
- 表情を改変したい
- 自分用にカスタマイズしたい
- 別のアバターへ要素を組み込みたい
といったユーザー向けという位置付けになっている。
なぜVRChatで見かけやすいのか
ムルルがVRChatで見かけやすい理由はいくつか考えられる。
まず特徴的なデザイン。
巨大な耳と尻尾、丸い身体、浮遊するシルエットは遠くからでも判別しやすい。
次に改変の豊富さ。
BOOTHにはムルル対応商品が多数存在するため、ユーザーごとに異なるムルルを作ることができる。
さらに2026年からはVRChat公式Publicアバターになった。
現在では購入やUnityによるアップロードをしなくてもVRChat内から直接使用できるため、以前よりさらに目にする機会が増える可能性がある。
ムルルとBOOTH文化
ムルルは日本のVRChatとBOOTHの関係を見るうえでも興味深いアバターである。
BOOTHでアバター本体が販売される
↓
ユーザーがVRChatで使用する
↓
人気が広がる
↓
別のクリエイターが対応衣装やテクスチャを制作する
↓
BOOTHの商品がさらに増える
↓
ぬいぐるみなど現実の商品にも展開する
↓
公式Publicアバターになる
↓
ユーザーがVRChatで使用する
↓
人気が広がる
↓
別のクリエイターが対応衣装やテクスチャを制作する
↓
BOOTHの商品がさらに増える
↓
ぬいぐるみなど現実の商品にも展開する
↓
公式Publicアバターになる
という流れが成立している。
VRChatの人気アバターは、単なる「ゲーム内スキン」ではない。
アバターを中心として衣装、アクセサリー、改変素材、グッズ、コミュニティなどが形成されることがある。
VRChat初心者でも使える?
現在は公式Publicアバター版が存在するため、VRChat初心者でも比較的簡単に試すことができる。
Public版を気に入り、
「自分だけの色にしたい」
「表情を変更したい」
「衣装を着せたい」
「表情を変更したい」
「衣装を着せたい」
と思った場合にBOOTH販売版を購入し、本格的な改変へ進むこともできる。
この点では、Publicアバターが有料アバター文化への入口として機能する例でもある。
VRChatにおけるマスコット系アバター
VRChatというとアニメ調の人型アバターを連想する人も多いが、実際には非常に多くのデザインが存在する。
ムルルのような、
- マスコット
- ケモノ
- 人外
- ドラゴン
- ロボット
- 動物
- クリーチャー
などのアバターも利用されている。
VRChatではユーザー自身が「どのような姿で存在するか」を選択できる。
ムルルは、その自由度の高さが分かりやすく表れたアバターのひとつである。









