注意:最新作品に関連する記述があります |
スターテイカー計画
概要
グラムハート大統領の中で計画の構想が生まれた時期は不明だが、彼の妻ソフィー・グラムハート(旧姓クローデル)の祖父である導力革命の父クロード・エプスタイン博士が遺した導力器《オクト=ゲネシス》に関するある程度の情報を把握していることから、大統領就任前から計画していたと考えられ、彼が共和国大統領を目指したのはこの計画を実現する為だった予想される。
その為、大統領就任から間もない七耀暦1207年3月《クロスベル再事変》直後、計画を実行するに当たって最大の競合相手になると想定した結社《身喰らう蛇》の《盟主》とお互いの計画(結社側の計画は《オルフェウス最終計画》の第三段階《永劫回帰計画》)への不干渉を提案し、これを了承させた。
また、この時点でグラムハート大統領と協力関係にあった、オレド自治州の民間軍事会社《マルドゥック総合警備保障》も本計画に関与していると考えられる。
大統領就任後にカルバード共和国軍に宇宙軍が非公開の軍種として設立され、その拠点の建設と宇宙飛行を実現する導力ロケットの開発が開始された。
また、この時点でグラムハート大統領と協力関係にあった、オレド自治州の民間軍事会社《マルドゥック総合警備保障》も本計画に関与していると考えられる。
大統領就任後にカルバード共和国軍に宇宙軍が非公開の軍種として設立され、その拠点の建設と宇宙飛行を実現する導力ロケットの開発が開始された。
同年秋頃、温泉郷・龍萊を訪れていたトールズ士官学院・VII組担任教官にして《灰の剣聖》リィン・シュバルツァーはその近郊でシズナ・レム・ミスルギと交戦している。彼女は共和国政府との契約に基づいてイシュガル山脈に建設中であったゼクー宇宙軍基地の警備に当たっていた侍衆《班鳩》の責任者であり、少なくともこの時点で計画の拠点の建設が進んでいたことが伺える。
七耀暦1208年秋、バーゼル理科大学のヤン・クロンカイト教授を大統領自ら面会する形で計画に招聘。
七耀暦1209年、スターテイカー計画が公表され、全世界に配信される形で導力ロケットが打ち上げられる。搭乗員は共和国宇宙軍に所属すると考えられるエルメス少佐と考えられる。
名称
その名の通り、スター(Star:星)をテイカー(Taker:掴む者)と考えられ、人類初の宇宙飛行計画らしい計画名である。