
葦原の中つ国の西の端、日々の多くを船上で過ごし、海を渡る事を生業とした人たちの国

唐橘一文字(からたちばないちもんじ)国紋-葦原の中つ国暦65年選定
―― “一つを自らの手と目で確かめ、一つの歩みを進める。” ――
- 国の在り方
【地理】
北に月下香、南東に枝庭七竃が隣接した、大陸の西端に位置する国。
日の出から黄昏の時まで。様々な情報と豊かな物資、人々の夢を運ぶ船が途絶えない、貿易国家である。
白海、蒼海に面するため、海の深い蒼海を交易の港とし、波も穏やかで危険の少ない白海にて、漁業を営んでいる。
しかし、荒い気性の蒼海で獲れる貴重な魚介類も多く、唐橘一文字には両海を渡る漁師を生業とする者も多い。
国内や交易相手は勿論、この地にたどり着いた他大陸からの漂流者とも、共存、共栄の道を歩んでいる。
北に月下香、南東に枝庭七竃が隣接した、大陸の西端に位置する国。
日の出から黄昏の時まで。様々な情報と豊かな物資、人々の夢を運ぶ船が途絶えない、貿易国家である。
白海、蒼海に面するため、海の深い蒼海を交易の港とし、波も穏やかで危険の少ない白海にて、漁業を営んでいる。
しかし、荒い気性の蒼海で獲れる貴重な魚介類も多く、唐橘一文字には両海を渡る漁師を生業とする者も多い。
国内や交易相手は勿論、この地にたどり着いた他大陸からの漂流者とも、共存、共栄の道を歩んでいる。
澄んだ青の空に、点々と並ぶ柔い雲。渡り鳥は船の帆先で翼をやすめ、街では輸入された商品を並べた店が賑わう。
その一方で、暖かな気候に育てられた植物達が繁り、色鮮やかな花々が花開く、豊かな自然に囲まれている国でもある。
澄んだ空気に混じるのは、晴れの日であれば海から香る潮の匂い。雨の日であれば濡れた植物たちの匂い。
そのため、他国から唐橘一文字へ訪れたものは、「空気の味が、毎日違う」と驚くことも多い。
その一方で、暖かな気候に育てられた植物達が繁り、色鮮やかな花々が花開く、豊かな自然に囲まれている国でもある。
澄んだ空気に混じるのは、晴れの日であれば海から香る潮の匂い。雨の日であれば濡れた植物たちの匂い。
そのため、他国から唐橘一文字へ訪れたものは、「空気の味が、毎日違う」と驚くことも多い。
また、天気の良い日には、船上から、海上を飛ぶ蝶の姿を見ることが出来る。
幼虫の頃に枳殻を食べて育った蝶達は、時期によっては鳥の群れのように大陸間を旅し、帰って来るようだ。
幼虫の頃に枳殻を食べて育った蝶達は、時期によっては鳥の群れのように大陸間を旅し、帰って来るようだ。
【気候】
唐橘一文字は、他国の者にとっても、概ね暖かく過ごしやすい気候である。
5~6月は大雨と快晴を繰り返す雨季であり、7月が最も花の咲き乱れる真夏。
8~9月は小雨季とも呼ばれ、穏やかな雨が多い、暖かな秋の訪れとなる。
10月から4月にかけても春のように過ごしやすい温度が続くが、1月のみ肌寒さを感じる。
冬と言えるほどに寒さが増す訳ではないが、唐橘一文字にとっての冬は、この1月だけである。
唐橘一文字は、他国の者にとっても、概ね暖かく過ごしやすい気候である。
5~6月は大雨と快晴を繰り返す雨季であり、7月が最も花の咲き乱れる真夏。
8~9月は小雨季とも呼ばれ、穏やかな雨が多い、暖かな秋の訪れとなる。
10月から4月にかけても春のように過ごしやすい温度が続くが、1月のみ肌寒さを感じる。
冬と言えるほどに寒さが増す訳ではないが、唐橘一文字にとっての冬は、この1月だけである。
【政治・経済・宗教】
国の特性柄、造船や交易から財を成し、新しい文化を常に伝える人々(一族)も居るが、
寺院建築など美的な財産を増やすこと、由緒ある歴史を護る事が徳であるとされている。
小さな頃から船を操り、船乗りとして身を立てる人も多く。唐橘一文字の者はバランス感覚に優れていることが多い。
これは船上で培われた身体的なものと、商人である経験により培われた精神的なものの、両者に言えることである。
国の特性柄、造船や交易から財を成し、新しい文化を常に伝える人々(一族)も居るが、
寺院建築など美的な財産を増やすこと、由緒ある歴史を護る事が徳であるとされている。
小さな頃から船を操り、船乗りとして身を立てる人も多く。唐橘一文字の者はバランス感覚に優れていることが多い。
これは船上で培われた身体的なものと、商人である経験により培われた精神的なものの、両者に言えることである。
また、常に「恵み深き海の恩恵」に預かる彼等は、穏やかで信仰深い民でもある。
そのため、治水や港湾整備など国としての課題が多い中にあっても、政治的な動乱はあまり起きることがない。
街の至る所に残る、建造物へ描かれた絵は、彼等が古くから神々を祀り、祈り、感謝する民の証として保存されている。
人の流れが激しく、他国からの移住者なども多い多国籍国家ではあるが、争う事もなく、支え合って生活している。
そのため、治水や港湾整備など国としての課題が多い中にあっても、政治的な動乱はあまり起きることがない。
街の至る所に残る、建造物へ描かれた絵は、彼等が古くから神々を祀り、祈り、感謝する民の証として保存されている。
人の流れが激しく、他国からの移住者なども多い多国籍国家ではあるが、争う事もなく、支え合って生活している。
唐橘一文字は二つの海に育てられた国として有名であり、新鮮な魚介類を主とした漁業が盛んである。
しかしその一方で、豊かな自然を利用し、農業を専業とするものもいる。
水牛や象を用いた農耕方法による麦や米、大豆、カカオ。鷲が見張る果樹園で育てられる柑橘類。
農園で育てられる紅茶やハーブ、菜種。全国各地より鉱山技師を募り、開発を進めている金。
それらを加工した品々を多く輸出し、唐橘一文字では獲れる事の少ない鉱山物資を輸入して補う傾向が強い。
(近年、出身国を問わず鉱山技師を募集した結果。金の生産が可能となった)
3代目君主戸波の意向により、現在金鉱山の開発にはストップがかけられている。
しかしその一方で、豊かな自然を利用し、農業を専業とするものもいる。
水牛や象を用いた農耕方法による麦や米、大豆、カカオ。鷲が見張る果樹園で育てられる柑橘類。
農園で育てられる紅茶やハーブ、菜種。全国各地より鉱山技師を募り、開発を進めている金。
それらを加工した品々を多く輸出し、唐橘一文字では獲れる事の少ない鉱山物資を輸入して補う傾向が強い。
3代目君主戸波の意向により、現在金鉱山の開発にはストップがかけられている。
漁師を目指すものもいれば、商人として窓口となるものも、国の豊かさを育むものも居る。
安定した地盤による経済が人々を支え、人々が国を支え経済を回す仕組みは、住まう者に豊かな生活を産み出している。
安定した地盤による経済が人々を支え、人々が国を支え経済を回す仕組みは、住まう者に豊かな生活を産み出している。
【特徴】
唐橘一文字の民の特徴は、家族思いであり、古くより育てられた習慣を大切にし、
且つ外から来たあらゆるものを受け入れる柔軟性、容認する懐の広さなどがあげられる。
人当たりがよく朗らかな者が多いが、一つ一つを自分の手と目で確かめていくような、良い意味での堅実さや軽い緊張感を持っている。
「己の生活全てが海からの頂き物であり、海へと返す事で日々が成り立つ為。けして利己的にならず、自他共に謙虚で堅実であれ」
唐橘一文字の民は、親から子へ、船上では必ずこのように教えられるためではないか、と言われている。
唐橘一文字の民の特徴は、家族思いであり、古くより育てられた習慣を大切にし、
且つ外から来たあらゆるものを受け入れる柔軟性、容認する懐の広さなどがあげられる。
人当たりがよく朗らかな者が多いが、一つ一つを自分の手と目で確かめていくような、良い意味での堅実さや軽い緊張感を持っている。
「己の生活全てが海からの頂き物であり、海へと返す事で日々が成り立つ為。けして利己的にならず、自他共に謙虚で堅実であれ」
唐橘一文字の民は、親から子へ、船上では必ずこのように教えられるためではないか、と言われている。
- 特産品
第一に、蒼海と白海より獲れる魚介類や、それらを加工した食品。塩も唐橘一文字の誇る特産品として輸出される。
第二に、オレンジ、マンゴー、パパイヤ、ライチ、ココナッツなど、暖かな気候に育まれるトロピカルフルーツ。
第三に、絹織物。唐橘一文字は、養蚕によるシルクを花々の色彩で染め上げた、上質の絹織物の特産地として広く知られている。
他。水牛の角を加工した工芸品(角笛、印鑑、釦等)、羅針盤から発祥した盤を使う占術。色鮮やかな花や植物を利用した染色産業。
もちろん、操舵の技術に水上での生活術など、海における様々な技術力も有名である。
第二に、オレンジ、マンゴー、パパイヤ、ライチ、ココナッツなど、暖かな気候に育まれるトロピカルフルーツ。
第三に、絹織物。唐橘一文字は、養蚕によるシルクを花々の色彩で染め上げた、上質の絹織物の特産地として広く知られている。
他。水牛の角を加工した工芸品(角笛、印鑑、釦等)、羅針盤から発祥した盤を使う占術。色鮮やかな花や植物を利用した染色産業。
もちろん、操舵の技術に水上での生活術など、海における様々な技術力も有名である。
- 国の名所
・繁華街「枳殻 -カラタチ-」
唐橘一文字の中央に位置する、最大規模の繁華街。主に輸入品の店が立ち並んでいる。
東門『青龍』の通りは食品店。西門『白虎』の通りは生活用品。
南門『朱雀』の通りは工芸類。北門『玄武』の通りは輸出品。
各門の傍らには、各々のシンボルである神獣の姿が象られた像が、四方を守護するように建っている。
唐橘一文字の中央に位置する、最大規模の繁華街。主に輸入品の店が立ち並んでいる。
東門『青龍』の通りは食品店。西門『白虎』の通りは生活用品。
南門『朱雀』の通りは工芸類。北門『玄武』の通りは輸出品。
各門の傍らには、各々のシンボルである神獣の姿が象られた像が、四方を守護するように建っている。
・建築美術
唐橘一文字の街並みは、歴史を感じさせる建築物と、新しい技術により開発された建造物の二つが、上手く交じり合っている。
船上に家を為すものも居れば、陸にて家を構えた者も居る。遍く龍のように街の中を流れる運河には、渡るためのゴンドラがある。
古き時代と新しき時代。街並みを歩けば感じられる時の流れは、これからも留まることなく、重ねられて行く。
唐橘一文字の街並みは、歴史を感じさせる建築物と、新しい技術により開発された建造物の二つが、上手く交じり合っている。
船上に家を為すものも居れば、陸にて家を構えた者も居る。遍く龍のように街の中を流れる運河には、渡るためのゴンドラがある。
古き時代と新しき時代。街並みを歩けば感じられる時の流れは、これからも留まることなく、重ねられて行く。
・蒼海の港 - 商工港湾「蛟竜 -コウリュウ-」 / 白海の港 - 漁港「蛟 -ミズチ-」
蒼海に構えられた港「蛟竜」は貿易用として、商業・工業を支える窓口となる。
白海に構えられた港「蛟」は漁港として栄え、国を支える柱の一つである。
両者共に港湾局が管理・運営し、警備、税関、検疫所、出入国管理などが整えられている。
蒼海に構えられた港「蛟竜」は貿易用として、商業・工業を支える窓口となる。
白海に構えられた港「蛟」は漁港として栄え、国を支える柱の一つである。
両者共に港湾局が管理・運営し、警備、税関、検疫所、出入国管理などが整えられている。
ちなみに漁港「蛟」は「蛟竜」との区別もかねて「猫の港」と呼ばれることが多い。
これは、かの港に猫がよく集まることから、親しみを込めてつけられた名前である。
これは、かの港に猫がよく集まることから、親しみを込めてつけられた名前である。
- 歴代君主
| ~23期 | 君主不在 |
「全ての者が各々の判断で、国のために動く」理念に基づいたためである。
| 24期 | 1代君主 | ジン |
シンボル・国の指標を掲げる。
| 25期~--期 | 2代君主 | 由布雪下 |
| 50期~82期 | 3代君主 | 戸波宗一郎 |
| 82期~84期 | 4代君主 | アレ |
( 初稿 2011/12/06 フェン)
( 追稿 2012/01/08 フェン・花雲輝夜 )
( 改稿 2012/01/16 花雲輝夜 - 誤字修正)
( 追稿 2012/06/17 花雲輝夜 - 君主項目を加筆)
( 改稿 2013/06/23 アレ - 誤字修正)
( 追稿 2013/06/30 アレ - 君主項目一部修正加筆)
( 追稿 2013/10/21 戸波 - 国紋追加)
( 改稿 2014/05/23 アレ - 誤字修正)
( 追稿 2014/08/10 戸波 - 君主項目一部加筆)
( 追稿 2012/01/08 フェン・花雲輝夜 )
( 改稿 2012/01/16 花雲輝夜 - 誤字修正)
( 追稿 2012/06/17 花雲輝夜 - 君主項目を加筆)
( 改稿 2013/06/23 アレ - 誤字修正)
( 追稿 2013/06/30 アレ - 君主項目一部修正加筆)
( 追稿 2013/10/21 戸波 - 国紋追加)
( 改稿 2014/05/23 アレ - 誤字修正)
( 追稿 2014/08/10 戸波 - 君主項目一部加筆)
添付ファイル
