
災害によって滅びたと思われていた中つ国の人々の遥か遠い故郷
高天原(たかまがはら)
―― “愚カナル人間共ヨ。等シク灰ニ還ルガ良イ” ――
―― “愚カナル人間共ヨ。等シク灰ニ還ルガ良イ” ――
- 「高天原」
『遥かな昔、災害によって住む国を奪われた人々が船に乗り辿り着いた大地があった。
人々はそれぞれの思惑のままに、大陸に散ってそれぞれの新たな国を作り上げた。』
人々はそれぞれの思惑のままに、大陸に散ってそれぞれの新たな国を作り上げた。』
6つの国からなる「葦原の中つ国」とは、過去にある災害によって移住してきた人々によって作られた国である。
そして「高天原」とは、かつて彼らが住んでいた国、失われた故郷である。
そして「高天原」とは、かつて彼らが住んでいた国、失われた故郷である。
災害により滅びたと思われていた、遥か遠い、哀しくも懐かしい故郷の地。
今はもうその場所には、災害の爪痕と、姿を変えられたかつての同胞と。
かつての面影のない、取り残された古城が1つ、あるだけ。
今はもうその場所には、災害の爪痕と、姿を変えられたかつての同胞と。
かつての面影のない、取り残された古城が1つ、あるだけ。
【地理】
暗く分厚い雲に覆われた空、草花が枯れ朽ちて色の無い、罅割れた大地。
霧が深く視界の不明瞭な空気は、纏わりつくように重く、死の匂いを感じさせる。
破壊神の住まう荒涼とした大地は何も生み出すことが出来ず、かつての『幸福』とは程遠い景色ばかりが続く。
暗く分厚い雲に覆われた空、草花が枯れ朽ちて色の無い、罅割れた大地。
霧が深く視界の不明瞭な空気は、纏わりつくように重く、死の匂いを感じさせる。
破壊神の住まう荒涼とした大地は何も生み出すことが出来ず、かつての『幸福』とは程遠い景色ばかりが続く。
風が運ぶのは砂埃と、とぐろを巻いた負の感情の断片。
―― 変わり果てた同胞の声は、さて、何を語るのだろうか。
―― 変わり果てた同胞の声は、さて、何を語るのだろうか。
答えを知っているのは、高天原の地を舞い遊ぶ、紫黒の翅を持った蝶達だけなのかもしれない。
【気候】
時の止まった高天原に、変わり行く気候と言うものは存在しない。
常に雲に覆われた空から太陽の光が窺えることもなく、禍々しい紅月の光だけが、夜の時を告げる。
空気中の塵が多いためか、高天原にて見える月は常に紅い色に染まっているようだ。
時の止まった高天原に、変わり行く気候と言うものは存在しない。
常に雲に覆われた空から太陽の光が窺えることもなく、禍々しい紅月の光だけが、夜の時を告げる。
空気中の塵が多いためか、高天原にて見える月は常に紅い色に染まっているようだ。
また、神々の感情に呼応し、天候がくるくると変わって行く。
雷を伴う雨が降ったと思えば、数時間後には季節外れの雪へと変わる。
朝と昼がなく、気付けば紅の月が空に在る。気付けば時計の針も止まり、怨嗟の声ばかりが木霊する。
長い時間を過ごせば過ごすほどに、正常な思考は理解の範疇を超えて、狂い始める。
雷を伴う雨が降ったと思えば、数時間後には季節外れの雪へと変わる。
朝と昼がなく、気付けば紅の月が空に在る。気付けば時計の針も止まり、怨嗟の声ばかりが木霊する。
長い時間を過ごせば過ごすほどに、正常な思考は理解の範疇を超えて、狂い始める。
- 中つ国と高天原の関係
| “召還者”と“呪” |
召還者とは、高天原の使者により呪いを受けて召還された者達である。
呪いを受ける経緯は人それぞれであるが、全ての呪いは、破壊神の封印(暗黒期の終了)と共に解ける。
呪いを受ける経緯は人それぞれであるが、全ての呪いは、破壊神の封印(暗黒期の終了)と共に解ける。
中つ国に住まう者達は、「和を尊ぶべし」という誓いを立てている。
――同胞の血を流したもの、この地より放逐されるべし、と。
そんな彼等が、高天原の使者として中つ国を侵略しようとするのは、『呪い』をかけられているためだ。
――同胞の血を流したもの、この地より放逐されるべし、と。
そんな彼等が、高天原の使者として中つ国を侵略しようとするのは、『呪い』をかけられているためだ。
そのため、召還者達の集う城=防衛軍が迎え撃つ城は、高天原にある古城ではない。
瘴気の塊と化した高天原に踏み入れることは、正常な生命にとって死を意味する。
召還者が集う城は、高天原の破壊神が侵略するために作り上げた幻、高天原のレプリカであり、
召還者が連れる軍勢は、破壊神が作り上げた影の軍勢である。
模造品の「高天原」の君主もまた、破壊神の命を受けて動く、召還者の1人にすぎない。
全ては高天原の破壊神達が見せる幻影。暗黒期の終わりと共に醒める、悪夢ともいえる。
瘴気の塊と化した高天原に踏み入れることは、正常な生命にとって死を意味する。
召還者が集う城は、高天原の破壊神が侵略するために作り上げた幻、高天原のレプリカであり、
召還者が連れる軍勢は、破壊神が作り上げた影の軍勢である。
模造品の「高天原」の君主もまた、破壊神の命を受けて動く、召還者の1人にすぎない。
全ては高天原の破壊神達が見せる幻影。暗黒期の終わりと共に醒める、悪夢ともいえる。
ゆえに、けして忘れてはならない。武器を手に取り、対峙し合うとしても。
防衛軍も召還者も、互いに帰る場所は「葦原の中つ国」であり、共に時を過ごした仲間であることを。
「暗黒期」とは、大陸を侵略の手から守り、『呪い』により召還された同胞達を取り戻す戦いである。
防衛軍も召還者も、互いに帰る場所は「葦原の中つ国」であり、共に時を過ごした仲間であることを。
「暗黒期」とは、大陸を侵略の手から守り、『呪い』により召還された同胞達を取り戻す戦いである。
- 紫黒蝶 -シコクチョウ-
高天原をひらひらと舞う紫黒色の蝶は、召還者達が集う城の周りを飛び交っている。
瞳のような模様を持つ蝶達は、暗黒期が近付く頃に、大陸へと訪れ召還する者を探すとも言われている。
瞳のような模様を持つ蝶達は、暗黒期が近付く頃に、大陸へと訪れ召還する者を探すとも言われている。
――死告の蝶の瞳に魅入られた時、“召還の呪い”がかけられるのではないか。
そんな推測の答えは、召還者だけが見る胡蝶の夢の中に、あるのかもしれない。
歴代君主
| 6期 | ガロン・ツェンタウゼント・シァウムヴァイン | |
| 16期 | ガロン・ツェンタウゼント・シァウムヴァイン | |
| 26期 | 1代目君主 | 十六夜かぐや |
| 36期 | 2代目君主 | 芽維・アンジェロ |
| 46期 | 3代目君主 | ガロン・ツェンタウゼント・シァウムヴァイン |
| 56期 | 4代目君主 | アレ |
| 66期 | 5代目君主 | リヤ |
| 76期 | 6代目君主 | 戸波宗一郎 |
| 86期 | 7代目君主 | イヴァン |
| 96期 | 8代目君主 | 戸波宗一郎 |
※6期・16期は単独のため君主こそたつことは構造上不可能であるが、先達者へ敬意を表し歴代君主の中にその名を載せる。
( 改稿 2011/07/30 花雲かぐや )
( 歴代君主追加 2013/07/02,2013/07/06,2014/03/19 アレ )
( 歴代君主追加 2013/07/02,2013/07/06,2014/03/19 アレ )
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