ヴァーツラフ・ガイダル
登場作品:天結いキャッスルマイスター
解説
新進気鋭の裏商会であるガイダル商会の主。
商人として利益を重視する冷静な顔と採算を度外視した無邪気な野心家としての顔を合わせ持つ。
手練れの
魔術師でもあり、目的を達成する為にはあるゆる手段を講じる得体のしれない男。
常に飄々とした態度で嘘くさい笑みを顔に貼り付けており、相手を煽ってわざと逆上させる事で反応を見たり、一方的に試練を与える事で値踏みをしている。
フィアの覚醒と共に動きだした
グアラクーナ城砦に強い興味を持っており、自身の野望実現の為に
城砦を利用しようと暗躍した。
当初は
イオルに
アヴァロ暗殺を依頼するなど
城砦を直接手に入れる事を企んでいたようだが、
アヴァロに利用価値があると判断してからは表向きは協力的な素振りを見せつつ、彼等を利用する方針に転換した。
竜族との戦いにおいては
カルメルグ達の
城砦への奇襲を妨害する事で
アヴァロ達を窮地から救い、
同時に彼等に対して同盟を提案したが、これまでの行動の裏に見える悪意や真意を語らない胡散臭さから
アヴァロに拒絶された。
その正体はかつて
現神に反旗を翻した一族の末裔である
魔シキ封錬ノ匠の一員。
神響の霞廊に封印されている
封錬技術にまつわる遺産の力で
人間族を
現神の支配から解放し、真の自由を手に入れる事を目的としており、
聖地に侵入する手段として
グアラクーナ城砦を利用しようとしていた。
またその野望の為に
フィアスピア地方で長く暗躍していたようであり、
竜族の先代族長である
シウケトルの暗殺にも関わっていた。
後に
アヴァロ達の前に再度現れた時には禁忌の兵器である
城砦から
フィアを解放する術を求める彼等に対し、
自分達の一族が
城砦を生み出した事や
フィアを解放する術を持っている事を手土産に再度同盟を結ぼうとしたが、
アヴァロに再び拒絶されて敵対する事となり、
毒腐の盆地に存在する
魔シキ封錬ノ匠の本拠地にて彼等を待ち構えたが敗北した。
この戦いで自身の手足として利用してきたガイダル商会が壊滅的な損害を受けた事もあり、その後しばらくは行動を起こさなかったが、
アヴァロ達が
神響の霞廊の封印を解放した事で再び行動を開始し、
聖地に封じられていた
パライアを取り込んだ
封錬機を手に入れようとした。
しかしそれを阻止する為に立ち塞がった
アヴァロ達に再度敗れ、最期は執念で
パライアを暴走させて
現神が支配する世界の破壊を望みつつ命を落とした。
雑感・考察
最終更新:2019年10月26日 14:04