メティサーナ
登場作品:天秤のLa DEA。、封緘のグラセスタ(ゲスト出演)、百千の定にかわたれし剋(ゲスト出演?)
解説
イルザーブの配下の一人である、
第八位天使の上位種
アプサエル。
はぐれ
天使であったところを
イルザーブに拾われており、その事から彼女に絶対の忠誠を誓っている。
カドラ廃坑の封印の一つを守護していたが、封印の間に現れた
セリカに敗れ、守っていた封印を破壊されてしまった。
主である
イルザーブに死守を命じられていた封印を壊されただけではなく、
性魔術で精気まで奪われた失態から
セリカを敵視し、幾度か襲撃するもことごとく返り討ちとなってしまい、
正面からの戦いでは勝ち目が薄い事を自覚、情報を集める為に
人間に化けて
ミルフェの街に侵入した。
イルザーブの考えに影響を受けていた為、当初は
人間族は利己的で下等な種族であり、自分達
天使が導かなくてはならない存在という認識であったが、
ミルフェでの生活の中で
人間族にも心正しい者達が存在しているという事を知り、また任務遂行の為ならば住人に犠牲が出ても構わないと言う
イルザーブの言葉にも疑問を感じるようになった。
その結果、今まで信じていた
天使の在り方や
人間族に対する認識との矛盾から
天使としての自我が崩壊しかかり暴走を起こしてしまったが、
街で友人となった
ヴァレフォルに呼ばれた
セリカの
性魔術で仮契約を結ぶ事で正気を取り戻し、救われた恩を返す為にそのまま彼の
使い魔となった。
カドラ廃坑最奥で再会した
イルザーブに一度は見捨てられてしまったが、戦いの後に自分と同じく
セリカの
使い魔となった彼女と和解し、
人間族は
イルザーブが考えている程には愚かな存在では無いと感じた事や
人間族を今一度信じて欲しいという自分の考えを彼女に伝えた。
またこの時に
イルザーブとの契約からは解放され、
セリカとの間に本契約を結んでいる。
雑感・考察
クリアする上では倒す必要が無く、倒した場合でもイベントを進めず仲間にしない事も可能。
原作である戦女神Ⅰには登場しないが
カドラ廃坑地下三階には固定敵として
アプサエルが存在しており、リメイクにあたってその固定敵をキャラとして昇格させたのかもしれない。
百千ではアペンドで追加されるシナリオに登場。
セテトリ地方にいる天使の様子の確認、場合によっては戦力とする為に
マーズテリア神殿から派遣されてきた。
この時点で既にはぐれ天使の状態では無く、「あの方」(普通に考えて
イルザーブだと思われる)と契約していると語っている。
イベントの発生タイミングからすると来訪する時期は
ルーデンステルグがユイドラ鉱脈の最奥の遺跡に結界を張り、実家の後ろ盾を得て職人主導の組織を立ち上げた頃。
ちなみに
ユイドラには任務遂行の為に意図して訪れた訳ではなく、たまたま辿りついただけであるらしい。
情報を集めるだけでなく自分で見つけたほうが手柄が大きくなる(汚名を返上できる)と飛び出すも土地勘が無い為、
マルク達に協力をしてもらい目的を果たそうとする。
道中ではその黒い片翼から
ルーデンステルグに元は
はぐれ天使で堕天しかけていた名残だと推測されるという描写もあったりする。
結果的には
ユーエル連峰の
絶壁の教会跡で天使達の存在を確認はできたものの、彼女達との交流や
神殿の戦力として勧誘する事は果たせなかった。
次の任務(おそらくは天秤における
カドラ廃坑の封印の守護)までしばらく猶予があるらしく、それまではこの地方での調査を続ける事にしており、以降も
マルク達に同行する。
百千は時系列上、天秤の二十年以上前である為、メティサーナがこの時代この場所に存在する事自体に矛盾は存在しない。
しかし百千でのメティサーナは
人間族に対してあまり悪感情を持っていない様に見えるのに対し、天秤では当初あまり
人間族を好意的に見ていない事に違和感はある。
ただし二十年の間に
イルザーブの影響を受けたとか、
カドラ廃坑で私利私欲の為に邪神の封印を解こうとする者達を見て
人間族自体に失望していたと解釈する事はできる。
最終更新:2025年04月28日 09:58