極・魔導物語 @ ウィキ

休題巨編

最終更新:

匿名ユーザー

- view
だれでも歓迎! 編集
休題巨編」(きゅうだいきょへん)は『秘封霖倶楽部』のエピソードの一つ。2017年5月25日公開。

- 目次

概要

主人公の森近霖之助が様々な平行世界の間を移動し、それぞれの世界の宇佐見蓮子やマエリベリー・ハーンと会う話。同じ名前の登場人物が多重に現れるという点で、かなり読者の頭を混乱させる内容なので慎重に読み進める必要がある。

一度目に移動した後の世界のメリーには何かを達観したような雰囲気があり、最後には紫になる一方、二度目に現れたほうのメリーは異常に凶暴であり、無意味なトラブルを何度も起こそうとする(ただ、駒田が拘束してくれるのでさほど邪魔にはならない)。このメリーの性格が特別な意味を持つのかは分からないが、その狂犬っぷりは『極・魔導物語』の主人公勢を連想させる。

少なくとも、骨董品店の店主が本筋におけるキーパーソンであることを匂わせる回であることは間違いない。

あらすじ

霖之助は曰く付きの品物を探し求める蓮子とメリーを連れ、行きつけの骨董品店を訪れる。店主は彼女らの要望に応じ、 博麗神社 の神木から作られた無価値な御神籤(おみくじ)を見せるが、棚に戻そうとしたときにそれは崩壊する。霖之助はおみくじだった木屑を片付ける最中、その中から光る玉を三つ見つけ、店主から譲り受ける。すると、就寝のたびに光る玉が一つ減り、日ごとに蓮子とメリーの性格が変化するのを見て、霖之助は光る玉の効果で自分が異なる世界の間を行き来していることを知る。そして、最後の一つの玉の効果で彼はよく見慣れた性格の蓮子とメリーに再会するが、そこにはそれまで彼が会ってきた別の世界の蓮子とメリーも集結する。世界線の移動を引き起こした光の玉は神木から出たものであるがゆえ、神力や信者の信仰心という気の塊、チャクラであるというので、どこかの神社でまた神木を削れば事態を収拾できるという仮説を彼らは打ち出す。

その後どういう脈絡か、薫子はバスに彼らを乗せて地元を観光させ、異世界の蓮子たちは口々に自分のいた世界との違いを指摘する。そんな中、小綺麗な神社を見つけると、異世界の蓮子はそれが自分の世界には存在しなかったと話すが、彼女と同じ世界から来たメリーはなぜか涙を流す。それを見た霖之助は薫子に頼んでバスをその神社に乗り入れさせると、それは「八雲神社」というありふれた名前で、境内を見ても特に変わったところは見受けられない。すると、坂下に神木が見えてきたところで窓際の席に座っていたメンバーはバスから排出され、異世界の蓮子とメリーたちと霖之助だけが乗っている状態になったバスは、加速して神木に衝突する。その間際、神社を見たときに涙を流したメリーは霖之助に話しかけ、元の世界ではいろいろなものを失ったが、代わりにたくさんのかけがえのないものと出会ったと言い、別れを告げる。霖之助が彼女を見ると、それはメリーではなく紫だった。

その後、元の世界に戻った霖之助は再び蓮子とメリーを連れて店主を訪ねる。霖之助は、異世界でも店主だけが元の世界と同じ記憶を持っていた点を疑問に思い、店主に話しかけるが、彼は異世界のことを知らないかのように振る舞う。やがて霖之助は店を去ろうとするが、窓の反射を通して店主の冷たい表情を見る。

外部リンク


関連項目

タグ:

秘封霖倶楽部
+ タグ編集
  • タグ:
  • 秘封霖倶楽部
ウィキ募集バナー