夏祭りより
黒服D「あぁ、帰り道、お気をつけて。なるべく、明るい道を通るのですよ」
少女「わかってるわよ」
この忠告をちゃんと聞かなかったのが、私の敗因だった
少女「わかってるわよ」
この忠告をちゃんと聞かなかったのが、私の敗因だった
多分、何だかんだ言って久しぶりに見たお祭だったから少し気が抜けていたのかもしれない
祭からの帰り道、私は黒服の忠告を無視して、近道に人気の無い公園を通ってしまった
そして、奴と遭遇した
祭からの帰り道、私は黒服の忠告を無視して、近道に人気の無い公園を通ってしまった
そして、奴と遭遇した
女「こんばんは」
公園のベンチに座っていたのは一人の女の人
少女「・・・貴女、何?」
何となく、何となくだけど、この女が普通じゃない・・・そして、敵対しちゃいけない相手だと感じた
女「何だろう?」
首をかしげてとぼけるソレを無視して、振り返って逃げようと「何処に行くのかな?」
さっきまで後ろのベンチにいた女が、目の前に居た
女「知ってる? 王様は一人しか居ないけどね、世界中のどこにでも居るんだよ」
少女「な・・・?」
一人しか居ないけど、何処にでもいる?
瞬間異動の類の能力?
女「あなたも、夢の国で一緒に楽しく過ごしましょ?」
少女「夢の国・・・!?」
公園のベンチに座っていたのは一人の女の人
少女「・・・貴女、何?」
何となく、何となくだけど、この女が普通じゃない・・・そして、敵対しちゃいけない相手だと感じた
女「何だろう?」
首をかしげてとぼけるソレを無視して、振り返って逃げようと「何処に行くのかな?」
さっきまで後ろのベンチにいた女が、目の前に居た
女「知ってる? 王様は一人しか居ないけどね、世界中のどこにでも居るんだよ」
少女「な・・・?」
一人しか居ないけど、何処にでもいる?
瞬間異動の類の能力?
女「あなたも、夢の国で一緒に楽しく過ごしましょ?」
少女「夢の国・・・!?」
「…あぁ。そうだ。夢の国といえば…それに関連した都市伝説で、危険とされている者がいますよ」
「その都市伝説は、子供を攫い…都市伝説の一部として、使役できるそうです」
「他人事ではないでしょう。あなたとて、取り込まれかねない対象年齢なのですよ」
「その都市伝説は、子供を攫い…都市伝説の一部として、使役できるそうです」
「他人事ではないでしょう。あなたとて、取り込まれかねない対象年齢なのですよ」
黒服が言ってたアレか・・・まさか本当に遭遇するなんてっ
辺りを見ると影や、遊具の中かに無数の何かが居る
さしずめあれが取り込まれた子供たちの成れの果てか・・・
女「さぁ、一緒に「死んでもお断りねっ」きゃ!?」
女に向けてずっと手に握っていたソレを投げつける
女「何?・・・お金?」
訳がわからないとぶつけられた小銭を見る女、かかった!
少女「買って 嬉しい はないちもんめ♪」
その歌を引き金に、黒い影が女を取り囲んだ
女「え?」
辺りを見ると影や、遊具の中かに無数の何かが居る
さしずめあれが取り込まれた子供たちの成れの果てか・・・
女「さぁ、一緒に「死んでもお断りねっ」きゃ!?」
女に向けてずっと手に握っていたソレを投げつける
女「何?・・・お金?」
訳がわからないとぶつけられた小銭を見る女、かかった!
少女「買って 嬉しい はないちもんめ♪」
その歌を引き金に、黒い影が女を取り囲んだ
女「え?」
少女「知ってる?どんな夢に溢れた言葉で飾っても、どんなに華やかに見えても、所詮『夢の国』なんて大人がお金を儲ける為に作った遊園地に過ぎないの」
訳がわからないと言う顔をする女
少女「だから、わかりやすく言うとね、例え『夢の国』でも、お金の力には敵わないのよ」
女「嘘・・・」
少女「ふふ、 さ よ な ら 紛い物の王様?」
そして、女は黒い影に飲み込まれた
訳がわからないと言う顔をする女
少女「だから、わかりやすく言うとね、例え『夢の国』でも、お金の力には敵わないのよ」
女「嘘・・・」
少女「ふふ、 さ よ な ら 紛い物の王様?」
そして、女は黒い影に飲み込まれた
少女「・・・やったわよね?」
既に黒い影は消え、その後には何も残ってない
少女「はは、『夢の国』なんて言っても案外大したこと無い「知ってる?」・・・え?」
後ろに、奴が居た
そうか、瞬間移動能力・・・!
既に黒い影は消え、その後には何も残ってない
少女「はは、『夢の国』なんて言っても案外大したこと無い「知ってる?」・・・え?」
後ろに、奴が居た
そうか、瞬間移動能力・・・!
女「『夢の国』では人は死なないんだよ?」
何ソレ・・・反則じゃない
「悪い子にはオシオキが必要だよね?」
女がナイフを振り上げて――――――ザシュッ
何ソレ・・・反則じゃない
「悪い子にはオシオキが必要だよね?」
女がナイフを振り上げて――――――ザシュッ
??「間一髪でしたね」
少女「あっ・・・」
目を開けると、目の前に居たのは・・・黒服?
黒服D「大丈夫ですか?」
少女「うん、危なかったけ痛っ!」
見ると浴衣の肩の辺りが赤くなってる
黒服D「切れてますね、丁度治療用の『蝦蟇の油』がありますからそれで・・・」
少女「何で・・・助けたの?」
黒服D「あなたの様な子供が犠牲になるのが嫌だからです」
少女「前々から思ってたけど・・・やっぱりあなた変わってるわ」
その言葉に少し顔をしかめる黒服
黒服D「自覚はしています・・・よし、これで傷は塞がりましたよ」
見ると確かに傷跡すらない
少女「ありがとう・・・」
黒服D「いえ・・・ところでどうします?」
少女「?」
黒服D「ここは私の都市伝説『夢の国の地下トンネル』の中なのですが、一度入ると出口はどこかの夢の国なんです」
少女「・・・私、お金ないわよ?」
黒服D「いえ、入るのはタダなんですが・・・それに遊びたければ奢りますよ?」
貴女がああいう物に興味があるかはわかりませんが、と言う黒服に次は私が顔をしかめる番だった
少女「勘違いしてる、私は確かに捻くれてるけど・・・それでも、楽しい物は楽しめるのよ?」
だから奢ってもらうわ、と続けて、私は黒服の手をとって夢の国に向けて駆け出した
少女「あっ・・・」
目を開けると、目の前に居たのは・・・黒服?
黒服D「大丈夫ですか?」
少女「うん、危なかったけ痛っ!」
見ると浴衣の肩の辺りが赤くなってる
黒服D「切れてますね、丁度治療用の『蝦蟇の油』がありますからそれで・・・」
少女「何で・・・助けたの?」
黒服D「あなたの様な子供が犠牲になるのが嫌だからです」
少女「前々から思ってたけど・・・やっぱりあなた変わってるわ」
その言葉に少し顔をしかめる黒服
黒服D「自覚はしています・・・よし、これで傷は塞がりましたよ」
見ると確かに傷跡すらない
少女「ありがとう・・・」
黒服D「いえ・・・ところでどうします?」
少女「?」
黒服D「ここは私の都市伝説『夢の国の地下トンネル』の中なのですが、一度入ると出口はどこかの夢の国なんです」
少女「・・・私、お金ないわよ?」
黒服D「いえ、入るのはタダなんですが・・・それに遊びたければ奢りますよ?」
貴女がああいう物に興味があるかはわかりませんが、と言う黒服に次は私が顔をしかめる番だった
少女「勘違いしてる、私は確かに捻くれてるけど・・・それでも、楽しい物は楽しめるのよ?」
だから奢ってもらうわ、と続けて、私は黒服の手をとって夢の国に向けて駆け出した