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連載 - ぼくの物語-07

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《隙間女》

 夏が終わり、秋を迎える。
 今年の夏も特に何もなかった。
 とびっきりに怖い事件に巻き込まれることも、胸ときめく恋物語になることも。
 去年も一昨年も。きっとこれから先も。
 だけどぼくは今を大事にしていきたい。
 そうでなければ、勿体無い。折角の「今」だ。

 変わらない生活なんてのはありえない。
 簡単なところでは昨夜と今日の夕餉は違うメニューだし、起きた時間も若干違う。
 本当に些細なことだけど、異なる毎日を生きている。
 傍から見れば同じ毎日。だけど違う毎日。
 少なくともぼくは今を生きている。
 決して退屈なんか感じていない。

 だから『隙間女』、きみはそこでずっと見ていてほしい。

 紅葉の赤い山が雪山へと変わり、雪が溶け花が咲き、暖かな日差しが強く大地を照らし、そして夏が終わる。
 これから先、ぼくは何回季節の変わりを感じるかわからないけれど。

 だからこそ、きみはぼくを見続けて欲しい。
 同じ一室で。
 死がふたりを分かつまで。

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