天尾翔

天尾 翔(あまお かける)

声優:石川 静
名前は「天を翔ける」からと思われる。

本作の主人公
小学5年生の11才。「天を翔ける」なのに使用カードは大地系統
モンスター大好きっ子の愛すべきバカ。

ライブバトルで使うカードはほぼモンスターカード。ドロー!モンスターカード! 
強力なワザカードをあっさり交換するなど異常な程にモンスターに徹底している。
新木優に「知らない人から物をもらっちゃいけない」と言っていたが、三内英世からは警戒することなく怒涛ムスタングをもらっていた。
アニメ版ワザカード紅蓮の咆哮」を一度使用したのみ、マンガ版では無く、少なくともデッキには入れていなかったが…。

マウント編まで「カードはもらうモノ」と思っていた。このことから、所持しているカードのほとんどはもらったカードと思われる。
マウント編までワザカードは持ってすらいなかった模様。
そのせいか、ケンタに「(地区予選の景品でもらった)スターターのワザカードでかなりデッキが強化されるはず」と言われ、新木優には「突撃単細胞」と言われるほどワザが足りないデッキである。
ちなみに物語開始時点でライブオン歴はそう長くない。大体一年未満と思われる。

ケモノ耳の様に尖った形の青い髪と赤いマフラーが特徴。マンガでは瞳の中に二重丸が描かれる。
見た目は熱血主人公だが、主人公について回る「弟分キャラ」のような性格をしており、明るく素直で裏表がない。
敵であろうと、強いモンスターには感心する。
逆に、結構に地味な主人公であり、チームメンバーのアイの方が目立つ事も多く、アニメではしばしば空気と化す。「誰が主人公か分からない」とネタにされるのはザラである。
ただしペダルが傷つけられたときなど、いざと言う時には主人公らしい正義感を見せる。
モンスターが大好きでモンスターと信頼し合う事を大事にしており、嫌がられるならマウントはしない。
調子にのりやすい面もあり、タイガードラゴを受け取ったときやペダルに「スゴいヤツ」と言われたとき(アニメ10話)等にはやたら喜んでいた。

自分が弱いことを認めてはいるが、バトルではいつも自信満々。
「絶対勝ーーつ!!」が口癖(アニメ。マンガでも18話で逆輸入。更にチームやミルに伝染。)であるが、ライブオンを勝ち負けを気にせず純粋に楽しみ、勝利にあまり執着しない。
その一方で実力は物語開始時から未熟、特に知識面に欠ける。
よくある「未熟だが○○をきっかけに才能が開花する」や「設定だけ未熟で実際には勝利し続ける」等でなく本当に未熟。相手のAラインに隙があれば、たとえトドメをさせる状況でなくても、トルク要員のサルサルサですらも動員して総攻撃をしかける。
この点は物語進行につれ、ペダルや周りの仲間の力も借りてちまちまと実力を上げてはいる。
ライブチェンジカード入手→リアクション等相手の戦術への警戒→モンスターの能力を有効活用⇒ワザカード使用⇒2色トルク使用)
ここぞという時の運は強く、チームの誰かが負けていると強運を身にまとう。
どうでもいいが中部大会までの殆どのバトルで一手目にサルサルサ突撃ムスタングを引いている。ライブオンにはマリガンがあるとはいえあまりに出来過ぎなのでチートではないかとネタにされることがある。更にアニメでは怒涛ムスタングを堂々と【ラッシュ】させた。
アニメ版ではトルクとジュニア21ルールにおける知識も不十分だった(9話)。また、ワザカードの導入について全く考慮していなかったが、ジョージとの戦闘後に検討する描写が追加された(10話)。

現在では運とレアカードが味方したとはいえ大空兄他、中部大会選手に勝利しているので、41枚のデッキを使う通常ルールでなら多少は強くなっているはず。

切り札はからもらったタイガードラゴ
ライブチェンジカードはタテガミウルフとオンソクファルコン
手札は円盤のようにぐるっと並べる。

マンガとアニメの差異

アニメでは上記のとおりモンスターカードへのこだわりや、ライブオンのバトルの成長過程(それに伴う勝利・敗北)などの描写が追加されている。
特にこの二つは翔の性格を表す面として強く描かれ、ワザカードへの知識がない故にピンチになる、初心者の妹であるミルに敗北するなど、小さい段階ごとに少しずつ強くなる丁寧な描写の一方、「この主人公弱い」の印象をより強くさせてしまった。(しかしモンスターは生きているという設定を考えれば翔がモンスターカードを大事にする理由も分からなくはない。)
ある意味、アニメ化して一番被害を受けているキャラである。
ちなみに大地系統モンスターで構成されたデッキはワザなしでもそれなりに戦える性能である(無論ワザありの方が安定する)。
また、一枚目のタテガミウルフの能力が違う。
戦うスタンスにも微妙に違うように描かれる。マンガ版では「モンスターと協力して」「モンスターを信頼して」と答えるのに対してアニメでは「モンスターをバンバン出してバンバンバーストして…」と脳筋を主張される。
マンガではよく腕をブンブングルグル回している。

備考

上に散々書いたが、主人公にもかかわらず物語開始からしばらくは勝率も勝ち数もかなり低かった。他作品と比較した場合、さらにその弱さが際立つ。
少年向け作品の中ではもちろん、同ジャンルの主人公たちは物語開始時から才能あふれるインフレイヤーがひしめく中、こいつは等身大以下のレベル。その分、今後の成長によるカタルシスが期待される。むしろ成長しなくてもいいかもしれない。⇒中部大会でライブオンの実力も精神的にもかなり成長。タイマンではまだ微妙だが…。
ブラックリストの攻撃をかわすなど、意外に身体能力がある。サッカーもドリブルは上手そうだがシュートは下手。
アニメでの朝食風景ではサンドイッチやホットドッグ、ハンバーガーなどをよく食べている。朝はパン派のようだ。
夜遅くまでライブオンのことを考え、休みの日はいつも昼まで寝ている。ただし大会の日は珍しくかなり早起き。
カレー、ラーメン、卵焼きの三つが世界で一番を争う食べ物だと豪語(アニメ12話)。ペダルが「犬が食べたら普通は死ぬ」と言い、アイが火を噴くほどの激辛カレーも美味しがって食べた。
アニメ1話から、クラスは5-1だと思われる。
アニメ4話では意外なスルー力を見せる。
自分の部屋があり、エアコンまで付いている。マンガではよくあることだが、それなりに裕福な家庭らしい。
語彙力に乏しい。他人に説明する時はたまに長嶋テイストになる。特に横文字に弱く、「クリエイト」を「栗8」、「アンヴァンシブル」を「アンパンシンバル」と聞き間違えたりする。
意味をよく理解せずに「颯爽」や「醍醐味」といった、子供にはちょっとばかり難しめな言葉を使ってみたりもする(アニメ版
「任意」の意味を最初理解してたのに後で「任意って何」みたいなノリで言ったりしたことも・・・。
聞き間違え表
クリエイト 栗8
バイリンガル バイオリンガール
グランドチャンピオンシップ グランドチャンポンヒップ
アンヴァンシブル アンパンシンバル
プリンセス・プライマリー プリンセス・プライバシー
ミーティング ミー天狗?(翔のイメージが出来上がる前にアイが流した)
エクスクルード X来るど
あまつさえ 天津冴
八面六臂 蜂が六匹
インプリンティング インク・リフティング/プリティーリング
一宿一飯 一食一パン
洋館 羊羹(発音のアクセントが違う)
幽霊の正体見たり枯れ尾花 幽霊の正体がカレーおばさん
人跡未踏 親戚みたい
トレンド フレンド
考古学者 孝行学者
エキシビジョン えきびじん(漢字は不明)
ポリシー ポリス
ロマン マロン

対戦成績

よくよく戦績について話題になるのでまとめてみた。
比較的詳しく描写されたもののみ記載。
太字はアニメのみ
対戦相手 結果 備考
小芹アイ 敗北 物語開始時のあれ
部下A 中断 実質勝利。バトルの途中でペダルタテガミウルフをクリエイトしてもらう
黒星一 勝利 ペダルの手助けあり、アニメで翔本人いわく「初めて勝った」
間狩徹 敗北 普通に実力負け
園田大勢 敗北 グランドチャンピオンシップ地区大会一回戦
大空ツバメ 勝利 地区大会決勝。運が味方し最高のタイミングでリアクション発動、1枚差という僅差で辛勝。マンガで翔本人いわく「初めて勝った」
天尾ミル 敗北 初めて21デッキで対戦。
ジョージ加藤 中断 実質敗北(完敗レベル)。ペダルに言われてワザカード初使用。
三内光代 勝利 中部大会一回戦。途中で怒涛が口出し。アニメでは相手の引きが悪いものの2回程タイダルリアクションで受け、殆ど実力で勝利。
山賀裂 勝利 中部大会二回戦。相手がアースブレイカー四連リアクションするという強運で勝利
黒星、ケンタ 敗北 アイと組んでの初のタッグバトル
二葉最二葉強 勝利 中部大会三回戦。徹とのタッグバトル。ワザカードを初めて自発的に使用。
ジョージ加藤部下A 勝利 中部大会決勝。アイとのタッグバトル。アニメによるとジョージが手加減した可能性あり
おばけ 中断 特に手助けや不調もなく、優勢に見えた所での中断
赤丸力 勝利 一対一のバトルで初めて実力だけで勝利
大場ヒイト 敗北 とらドラ等の使い方に判断ミスがあったようにも見える。ただ相手が相当な実力者で厳しい勝負だった
美知場麗 敗北 州大会一回戦。初めて白トルク使用。勝てる試合だったが自分の凡ミスで敗北。
大場エイジ 敗北 ぶっちゃけ過去最強の相手だったからしょうがない
赤丸力 勝利 タテコモール天空ムスタングが途中で口出し。バーストしたカードを考えると翔にやや運が傾いたか

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最終更新:2025年05月05日 04:37