今よりも人間的な暮らしと社会を実現する会は、任意団体である。
建前としては宗教法人どころか宗教団体ですらないが、この団体を見聞きする者は、
人間主義を標榜する過激な運動員による狂信的宗教団体と何ら違わないことを知っている。
狂信的な脱退者がたびたび暴力事件を起こし、3件の殺人事件(被害者5名)への関与も疑われているが、警察の任意同行しか受けていない。警察はあまりもの盲従ぶりに薬物による洗脳を疑ったが、体内から薬物反応が検出されなかったこともあり、脱退者を狂わせる手口が判明しなかった。なお、いずれも自爆テロ的な手口である。
とは言え、狂信的な脱退者による暴力はあくまでも「副業」に過ぎず、「本業」は派手な
人間主義活動を行ってみせることによる寄付金集め、主な収入源は魔法に反感を持つ金持ちからの寄付である。
通称「小西教団」。
団体の代表は
小西蘭。
小西蘭は、元「
無頭竜」の現地協力員で日本人。
小西蘭本人は自分の力で日本でのシェアが拡大したと思っている。
「今よりも人間的な暮らしと社会を実現する会」には前身となる団体があり、2096年5月時点で
小西蘭が代表になって(乗っ取って)6ヶ月と少ししか経っていない。
小西教団は
顧傑の指示を受けた
人間主義団体として活動しており、元「
無頭竜」が使っており警察が把握していない施設をいくつか拠点として流用している。
青山から渋谷に向かう途中、青山通りを少し入った所にコンクリート打ちっぱなしの窓が少ない中層ビルの教団本部が、池袋の繁華街の外れに隠し金庫として使用される事務所がある。
他にも武器庫などがある模様。武器は、「国内で
USNAドルや
大亜細亜連合ビィが流通している国」の密輸業者から、現金ないしは無記名式
マネーカードで購入している。
政府方針に逆らった活動を行っているため、個人情報漏洩防止の為に、教団内ではフルネームを使わない。
2096年5月頃、中堅電力会社社員である
岩切来人の仲介者として接触してきた
周公瑾からの
司波達也暗殺計画依頼を引き受ける。
2096年5月14日、洗脳した男性8名による
司波達也暗殺計画を実行する。
2096年5月20日、国会議事堂前デモを利用して
榛有希が教団に潜入を果たしたその夜、
黒羽家部隊による襲撃を受け、代表の
小西蘭が死亡。教団は壊滅状態となった。
警察省は「代表が変死し、5名の行方不明者が出た事件」として捜査した。
関係者
- 教団本部
- 小西蘭
- 秘書(年配の女性)
- 窓口の女性(30歳代前半)
- 窓口の男性(30歳代前半)
- 会員、ないしは信奉者
登場巻数
司波達也暗殺計画(
魔法科高校の劣等生 司波達也暗殺計画 2)
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無頭竜 組織・団体
最終更新:2024年05月30日 18:35