山野ハナ

山野 ハナ(やまの はな)は女子大生。

2096年5月時点で21歳、「青山近くの大学」の3年生である。

日本人の父親とフィリピン人の母親とのハーフ。発音は「ハナ」ではなく「ファナ」が正しいが、面倒くさいので「ハナ」で通している。

小西蘭が代表を務める組織「今よりも人間的な暮らしと社会を実現する会(別名:小西教団)」の会員、ないしは信奉者で、教団本部に出入りしている人物である。

2096年5月20日、国会議事堂前で行われたデモ行進の現場で、小西教団への潜入を試みようとする榛有希と出会い、青山の喫茶店で勧誘を行う。その後、榛有希を教団本部に連れて行った。

榛有希は彼女を「能天気とも思える警戒心欠如。それが彼女の個性。」と評した。

榛有希小西蘭に紹介した後にセミナー室に向かうよう指示され、そこで小西蘭の異能によって洗脳、司波達也暗殺計画の実行部隊の一人にされてしまう。

同日夜、小西教団本部に突入した黒羽家部隊のうち、黒羽文弥黒川白羽榛有希のチームを襲撃するものの、黒羽文弥ダイレクト・ペインによって即座に無力化される。

小西蘭の下に向かった黒羽文弥黒川白羽を見送り、山野ハナを含む襲撃部隊の監視を行っていた榛有希をナイフで襲撃、自らの半生と魔法師がいる世界への恨みと絶望を赤裸々に語った後、自分を殺すように頼んだ榛有希によって刺殺され、その生涯を閉じた。

生涯

フィリピン・ミンダナオ島のマラウィにあるスラムの出身。

フィリピン国籍で非イスラム教徒。

日本人の父は国防軍の非合法工作員で、大亜細亜連合の支援を受ける共産ゲリラの対抗組織に武器を売っていたが殺される。

2092年頃に、スラムがますます物騒になってきたため、近所の人たちと一緒に日本に密航してきた。

難民として認められ、亡くなった父が遺した日本円の遺産があったため生活には困らなかったが、父が日本人のハーフであったにもかかわらず、父が非合法工作員であったがゆえに父の存在の事実がないと帰化が認められず、その一方で、同時に密航した仲間杏奈は、先祖に日本人がいただけにもかかわらず魔法因子があったために日本国籍が認められたことで、魔法師への恨みが生じる。

さらに2095年10月の横浜事変で母が戦闘の巻き添えで死亡したことで天涯孤独の身の上となり、非魔法師を蹂躙する魔法師への恨みが決定的となった。

なお、横浜事変で母が犠牲になった代償として、事変後に日本への帰化が認められている。

小西教団に出入りするようになったのは、「何もしていないよりも、同じように魔法を嫌っている人といると安心できるから」。

それでも今の日常には満足していたが、当日、小西蘭に洗脳されて操り人形にされて人を殺そうとしたこと、「ここにも魔法使いがいた」ことに絶望して、「魔法使い」の榛有希に自分を殺すように頼んだ。

登場巻数

司波達也暗殺計画魔法科高校の劣等生 司波達也暗殺計画 2

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最終更新:2024年08月09日 10:23