飛行魔法(ひこうまほう)は、加速・加重系の
系統魔法である。
重力制御により継続して任意に飛行(空中移動)することができる汎用的飛行魔法。
古式魔法には既に飛行魔法を使える術者が存在できたが、
BS魔法師の固有スキルに近いものとして技術化できていなかった。
また
現代魔法学初期から提唱されていたが長きにわたり実現されず、
加重系魔法の技術的三大難問の一つとして扱われていた。
トーラス・シルバーが現代魔法として開発し2095年7月に公開した。市販の
CAD,平均的な魔法師でも十分可能とされる。
トーラス・シルバーが開発した飛行魔法は、重力制御が極短時間(デフォルト0.5秒間)作用する魔法を連続で発動する仕組みになっている。
従来の
重力制御魔法で任意の飛行をしようとしても、発動中の魔法が終了することで落下するのを防止する為や方向転換及び加減速の為に、発動中魔法の終了を待たずに次の魔法を重ね掛けしてしまうと必要干渉力のインフレーションを起こしてしまい、継続的に飛行することが不可能だった。魔法発動のタイミングを緻密に制御するのことが人間には難しいという理由があった。
これをタイムレコーダー機能と
ループ・キャスト・システムを併用することで一定時間で終了する魔法を重ならないように連続発動させ、必要干渉力のインフレーションが起こらないようにした
常駐型重力制御魔法を開発することで、継続的に任意の飛行をすることを可能にした。
魔法を起動する間隔は、一回の魔法を起動するのに必要な時間と自由に飛行するための自由度との兼ね合いで決められている。間隔が短すぎると魔法が起動しきれなくなるし消費する
魔法力による負担も馬鹿にならなくなる。逆に、間隔が長すぎると滑らかに曲線を描いて飛行するようなことが難しくなり使い勝手が悪くなる。
水平移動は重力ベクトルを水平方向に改変している
ループ・キャストとは対をなすシステムであり、
起動式の他に魔法発動時に必要なイメージである
変数も(飛行状態変更時以外は)コピーしている
FLTによる専用CADは2095年9月に製品化された。
飛行魔法で出せる速度は、魔法師がこの魔法に何処まで習熟しているかによって決まる。
使用者
登場巻数
3巻、
4巻、
5巻、
6巻、
7巻、
9巻、
SS
コメント
加速 加重 用語 系統魔法 魔法
最終更新:2016年12月24日 13:23