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| 名前 | チーフテン |
| 世代 | 第2世代戦車 |
| 全長 | 10.8m |
| 車体長 | 7.48m |
| 全幅 | 3.50m |
| 最高速度 | 時速48km |
| 移動可能距離 | 500km |
| エンジン | L60多種燃料エンジン750馬力 |
| 主砲 | 120mmOBL L11A2施条砲 |
| 武装 | 同軸12.7mm機関銃 |
| FN MAG×2 | |
| 開発 | レイランド社 |
| 製造数 | 1,896台 |
| 装甲 |
| 砲塔前面 | 145mm |
| 砲塔側面 | 196mm |
| 車体前面下部 | 127mm |
| 車体前面上部 | 76mm |
| 車体側面 | 50mm |
概要
歴史
第二次大戦期の1943年、イギリス陸軍は今後の戦車開発にあたって次のように定めた。
第一に重視すべきは装甲であり、第二が火力、第三が機動力とする
この大方針は今なお受け継がれ、この点こそがイギリス独自の戦車開発方針となっているわけである。
しかし、この基本方針は当時の軍内部において大きな対立を呼び、こじれにこじれた結果、この三か条に沿った戦車が登場する頃には世界大戦は終幕を迎えていた。
そうして遅れながらも誕生したのがコンカラー重戦車とセンチュリオン戦車である。この二両は大戦にこそ参加できなかったものの、朝鮮戦争においてソ連製のT-34/85戦車に対して互角以上の性能を示し、その優秀な性能を存分に発揮した。
しかし、戦ったT-34戦車は大戦期の設計であり、ソ連はすでにこれを凌駕する新型戦車を開発しているだろうと見込んだイギリス陸軍は、こうした新たな脅威に対処するため、1951年に新型戦車に関する仕様書を策定した。これこそが、今後予想されるあらゆる脅威に対して対処することのできる性能と威力を兼ね備えた新型戦車、「チーフテン」が産声をあげた瞬間である。
第一に重視すべきは装甲であり、第二が火力、第三が機動力とする
この大方針は今なお受け継がれ、この点こそがイギリス独自の戦車開発方針となっているわけである。
しかし、この基本方針は当時の軍内部において大きな対立を呼び、こじれにこじれた結果、この三か条に沿った戦車が登場する頃には世界大戦は終幕を迎えていた。
そうして遅れながらも誕生したのがコンカラー重戦車とセンチュリオン戦車である。この二両は大戦にこそ参加できなかったものの、朝鮮戦争においてソ連製のT-34/85戦車に対して互角以上の性能を示し、その優秀な性能を存分に発揮した。
しかし、戦ったT-34戦車は大戦期の設計であり、ソ連はすでにこれを凌駕する新型戦車を開発しているだろうと見込んだイギリス陸軍は、こうした新たな脅威に対処するため、1951年に新型戦車に関する仕様書を策定した。これこそが、今後予想されるあらゆる脅威に対して対処することのできる性能と威力を兼ね備えた新型戦車、「チーフテン」が産声をあげた瞬間である。
性能
- 主砲
さて、こうして開発が始まったチーフテン戦車は、当時の諸外国に強く影響を受けていた。
特に、どこかの赤い国が新型の重戦車、JS‐3を開発し、さらにその配備数を伸ばしている事実をイギリス陸軍は重大な脅威としてみなしていた。そのため、開発中のチーフテンにはこのJS‐3の重装甲を破壊することのできる火力が求められた。
そこで採用されたのが新型120㎜OBL L11A7施条砲であった。この120mm砲では、弾頭と炸薬が分離した薬のう式を採用したことにより、120mmという当時としては大口径の主砲であっても、人力装填を可能とした。また、分散する事で小さいスペースにも弾薬を置けるようになり、結果として64発の搭載数を獲得した。なお、分割式な上に車高を落とした弊害として車内が狭く、装填には少々時間がかかってしまう(毎分6発)
特に、どこかの赤い国が新型の重戦車、JS‐3を開発し、さらにその配備数を伸ばしている事実をイギリス陸軍は重大な脅威としてみなしていた。そのため、開発中のチーフテンにはこのJS‐3の重装甲を破壊することのできる火力が求められた。
そこで採用されたのが新型120㎜OBL L11A7施条砲であった。この120mm砲では、弾頭と炸薬が分離した薬のう式を採用したことにより、120mmという当時としては大口径の主砲であっても、人力装填を可能とした。また、分散する事で小さいスペースにも弾薬を置けるようになり、結果として64発の搭載数を獲得した。なお、分割式な上に車高を落とした弊害として車内が狭く、装填には少々時間がかかってしまう(毎分6発)
- 操縦席
また、操縦席においても独自の特徴がみられる。なんと、操縦席の椅子がリクライニングシートなのである。これは操縦手がリラックスして...ではなく、リクライニングを利用してより仰向けに近い姿勢にすることで、ハッチ後部に搭載された視察プログラムが利用でき、前方地形の把握ができるとかいうワクワクギミックが搭載されているのである。このシステムは後にも先にもチーフテンのみに搭載された機能であり、かなり時代を先取りしたシステムと言える。男の子はこういうの大好き
- 装甲
さて、先代の重戦車センチュリオンとコンカラーの血を脈々と継ぐこのチーフテン戦車は、例にもれず高い装甲能力を有していた。特に、イラン向けにMk.5から改良された形になる通称:「シャー・イラン」は高い装甲性能を示した。一種のサンドイッチ構造をとるチョーバム装甲を採用した結果、APDS以外のあらゆる砲弾、ミサイルに耐えることのできる性能を持った。なお、この重戦車の系統は現代までも続いていて、イギリス陸軍最新戦車であるチャレンジャー2戦車にも受け継がれており、本車も同様に高い装甲能力を持つ。
- 例のアレ
チーフテンもイギリス戦車。イギリス戦車といえばおなじみの「あの装備」も当然搭載されている。それこそが...
湯沸し器である。

↑湯沸し器の例
ここで湯沸し器について簡単に説明しておこう。イギリス陸軍は元々紅茶が大好き!当然、第二次大戦期にも飲まれていたわけだが、当時戦車部隊に配備されていた湯沸し器は火を使うもの。車内では使えないので休憩のたびに車外に出て紅茶をたしなんでいた...
しかし、当然のことながら車外にいる乗員は無防備。休憩中に攻撃される事例が後を絶たなかった。なんてこった!となりさすがに危機感を覚えたイギリス陸軍省は車内でも安全に紅茶をたしなめる装置の開発を指示。そうしてできたのがこの湯沸し器というわけである。
なお、紅茶は乗員のストレス軽減につながるほか、湯沸し器を使って温食も楽しむことができ、乗員の士気向上に大いに貢献したとさ。めでたしめでたし
湯沸し器である。

↑湯沸し器の例
ここで湯沸し器について簡単に説明しておこう。イギリス陸軍は元々紅茶が大好き!当然、第二次大戦期にも飲まれていたわけだが、当時戦車部隊に配備されていた湯沸し器は火を使うもの。車内では使えないので休憩のたびに車外に出て紅茶をたしなんでいた...
しかし、当然のことながら車外にいる乗員は無防備。休憩中に攻撃される事例が後を絶たなかった。なんてこった!となりさすがに危機感を覚えたイギリス陸軍省は車内でも安全に紅茶をたしなめる装置の開発を指示。そうしてできたのがこの湯沸し器というわけである。
なお、紅茶は乗員のストレス軽減につながるほか、湯沸し器を使って温食も楽しむことができ、乗員の士気向上に大いに貢献したとさ。めでたしめでたし
バリエーション
チーフテンはその長い運用期間の中で様々な進化を遂げてきた。ここでは、どのように進化したかを簡単にまとめる。
- Mk.2
レイランドL60液冷エンジンを搭載
- Mk.3
1.補器発電機の改良
2.L60エンジンの信頼性の大幅改良
3.改良型ベアリングと光学機器を搭載したNO.15Mk.2キューポラを搭載
4.車内の収納箱を改良
5.L37機関銃をキューポラに搭載
6.砲塔に乗員用把手を取り付け
7.注油装置を改良
8.新型ラシオ駐車ブレーキ装置を搭載
2.L60エンジンの信頼性の大幅改良
3.改良型ベアリングと光学機器を搭載したNO.15Mk.2キューポラを搭載
4.車内の収納箱を改良
5.L37機関銃をキューポラに搭載
6.砲塔に乗員用把手を取り付け
7.注油装置を改良
8.新型ラシオ駐車ブレーキ装置を搭載
- Mk.4
搭載燃料増大型。増産ならず。
- Mk.5
1.出力向上型(720馬力)と強化ギアボックスを搭載
2.砲手用準望遠鏡を改良
3.新型排煙装置搭載
4.発電機用新型フィルター
5.新型発射薬容器
6.改良型Mk.43砲手用望遠照準器へ換装
7.No.14クォドラント射撃統制装置搭載
2.砲手用準望遠鏡を改良
3.新型排煙装置搭載
4.発電機用新型フィルター
5.新型発射薬容器
6.改良型Mk.43砲手用望遠照準器へ換装
7.No.14クォドラント射撃統制装置搭載
小ネタ
- チーフテンの意味
チーフテンとは英語で族長などをあらわし、一般にイギリスでは大英帝国隷下の族長などを指す。
- 逆張りイギリス君
チーフテン開発当時、世界では対戦車ミサイルの発達などにより「装甲強化するより機動力上げたほうが強くね?」理論が主流となっていたが、イギリスはかつての巡航戦車の失敗からこの方針には懐疑的であり、結果として主論派に逆張りする形でチーフテンは重戦車となった
- ビビったソ連くん
当時の流れに逆行してチーフテンが重戦車となったことは前述の通りだが、この逆行した戦車は世界中から注目を集め、特にソ連はこれを重大な脅威とみなした。そのため、本車が西ドイツに配備された際には大いに抑止力になったという。
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